mieki256's diary



2005/02/06() [n年前の日記]

#9 [anime] ライダーヒビキ、2話目

カット(?)の繋ぎ方が面白い。車の『ガクン』と場所移動を一致させてるところとか。電話中に画がパカパカ変わるところとか。ああいう繋ぎ方、好きだなぁ。

朝日のシーン。おじさんと少年をシルエットだけで捉えてるあたり、キマリ過ぎ。

ヒビキおじさんの演技、上手いねぇ。今までの平成ライダーは、役者になって日が浅い人が多かったせいか、最初の頃はハラハラしながら見てたもんだけど。今回そのへん安心して見れそう。…と思ったが、変身後のかけ声は、ちと不安。 *1

森の中でCGと合成って、なんとなくだけど、大変そう。土ぼこりとか1枚ずつ合成していくのだろうし。クラクラする。

必殺技に笑った。いやー、イイ。変だ。変過ぎる。そこがイイ。こんなにバカっぽい和風ライダー、見たことない。<褒めてます。 *2

細かい気配り・工夫が各所で見えたように思えた。石田監督担当回で、しかも1,2話なら凝りまくりだろうとは思ってたけど。予想以上だったかも。 *3 しかも、なんかデカイのも出てきたし。石田監督の回は、細かいハッタリには凝るけど、大きいハッタリは特に出てこない印象があったので、ちょっと意外。

「石ノ森先生に捧ぐ」と言っただけのことはあるかも :

設定に関しても、今までにないヒーロー像を作ろうと奮起してるのが手に取るように判る。開拓精神豊かな石ノ森先生に負けじと、若い(?)世代が物怖じせずに冒険してるこの姿。先生も、雲の上から、 きっと見守ってるはず ―― と、そんな気がしたり。…微笑みながら見てるか、眉間に皺よせて見てるか、それは判らんけど。<オイ。つーかあっちでも〆切に追われてて、下界の様子なんか見てる暇なかったりして。

低い評価を下している人達の気持ちもなんとなく判るのでした :

自分も、シャンゼリオンが辛くて、ガイファードを見てた時期があったりするので。なんとなく、判る。 *4

各人、幼少時に鑑賞した特撮番組の数々によって、ガチガチに固まってしまったヒーロー像が、脳内にできてしまってる。それとかけ離れたものが出てくると、拒否反応を示してしまいがち。更に、冒険=各所の熟成具合が足りないわけで。映像や演出にはアラが目立つ場合も多い。故に、評価が低いのも仕方ないところもあるよな、と想像するわけで。

…まあ、痛いのは最初だけだから。そのうち彼の太くて荒々しいスティックさばきが病みつきになりますよ。しかも彼ってば2本も使って同時に攻め<何を口走ってますかコイツは。

真面目な話、その固定してしまったヒーロー像がどのような過程を得て生まれてきたのか、想像を巡らせてほしい気もしたり。最初からそれらヒーロー像はこの世に存在していただろうか。…なわけない。先人達も、当時、様々な模索を繰り返した結果、それらヒーローを生み出してきたはずで。

そして今、若い世代が、今までにない新ヒーローを生み出そうと、必死にもがいてる。…それを考えれば、せめてその姿勢には声援を送りたいと思うのでした。出来はさておき。<オイ。 *5 *6

でもまあ、自分は「変なモノ」が出てくるだけで絶賛しちゃう人なので。何せEVAの最終回も大喜びで見てたぐらいだし。こういう人間が褒めてる時点で、商業作品としてはヤバイことを証明してるのかもしれん… (;´Д`)

ま、1,2話は特別だから。そのうち“フツー”な作品になっちゃうかも。<オイ。

海外市場を狙ってたりするのかしら :

海外では忍者や侍が人気あるみたいだし。それを考えると、和風ヒーローって意外にイケるのかしら。…でも、あくまで人気があるのって、忍者と侍だけのような気も。鬼はどうなんだろう。…アジア圏なら、比較的似通った鬼のイメージを持ってる地域が多かったりするのかな。であれば、そちらには売れるのかもなぁ…。

本当に乗り物を運転できないライダーなのだな :

前代未聞。イイヨイイヨー。つーか、そこからどうやって『ライダー』に仕立てあげるのか興味津々お手並み拝見。

誰かが言ってたけど、バイクの代わりに馬に乗ってほしいなぁ。オシャレな都会の○○通りの雑踏の中を、あの姿で馬に乗ってパカラパカラパカラ。周囲は大パニック。…ウヒョー! カッコイイ! (゚∀゚)! で、戦いが終わると、ロングショットの画で、腰を落とし背中を丸めながらアスファルトの上に粗相した馬の糞をゴミ袋に片付けるライダーの後姿。ちょっぴり異質な哀愁漂うその背中。特撮史上、最もクサイ新ヒーロー誕生。「少年。ペットの落し物はちゃんと片付けないとダメだぞー (´ー`)」「ヒビキさん…その馬…ペットなんですか…? (;´Д`)」とか。礼儀正しくて子供達の模範になりそうなヒーローだ。うむ。<「うむ」じゃねえだろ。

こんなに感想を書くということは :

かなり気に入ってしまったみたいです。>自分。

*1: 表情が見えないから声をアテるのが難しいのかしら。
*2: でも、なんとなく、もう一歩足りない感も。バカの谷を飛び越えてはいないような。いや、そういう方向で作ってるつもりはないのかもしれんけど。…太鼓を叩くってのは、勇ましくてカッコイイ行為に見えるはずなんだけど。何が違うんだろう…? 体全体がスピード感を出して移動しないところがアレなのかな。腕しか動いてないしなぁ。うーん。
*3: もちろん監督の力だけではなく、スタッフ一人一人が自分の持ち分で創意工夫してるのであろうと想像するのですが。
*4: 後になって、シャンゼリオンの最終回あらすじを知って大後悔。先見の明がないというか、視野が狭かったな… >自分。
*5: ジャンルは違えど『モノ作り』の大変さは知ってるつもりの自分でもあるので。果敢にも新境地にチャレンジしていく『作り手』には賞賛の声を送りたいし、できれば成功してほしいとも願うのでした。
*6: それに、アニメと違って本数がめっきり少なくなってるジャンルでもあるし。ちと判官びいきも入ってたりするんだけど。

以上です。

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