2005/02/01(火) [n年前の日記]
#4 [tv] プロジェクトX、ヘリコプターの回を見た
自動制御の紹介で、「あー、やられた。そりゃ、考える人居るわなぁ」と思った。いや、数日前に、ラジコンヘリ+コンピュータによる自動制御でドラマ・映画撮影ができないかな、などと夢想してたので。
*1
◎ ライダー剣の最終回に、林の中で二人のライダーが退治する画があったのだけど :
カメラが固定で、「なんか面白みがないなぁ。…この二人の周りをカメラがグルグルと回りながら撮ったら面白い画にならないかなー」などとぼんやりバカ妄想をしてたわけで。
しかし、実際にそういう撮影をしようとすると、たぶん難しい。レールを引いてカメラを動かして云々では、地面がボコボコしてるあの場所では無理っぽいなとか。手持ちでもカメラを安定させることができる装置を使いつつ云々では、人の歩く速度以上でカメラを動かせないだろうし。ライダー龍騎の2話のように、素材をそれぞれ別に撮って合成して云々では、林の中の視覚情報の多さからして作業量的に無理だろうと。
「カメラがふわりと宙に浮いて、結構な速度で動けばいいんだよな。マリオ64の雲に乗ってるカメラみたいに」と思い始めて…。ワイヤーを張り巡らせてカメラを吊るのはどうか → カメラが二人の周りを回って撮るから、反対側のワイヤーや、ワイヤーを支える土台が映ってしまう → 後でレタッチして消すのは現実的ではない、とか。ラジコンヘリにカメラを積んで飛ばすのはどうか → ベテラン操縦士を連れてきても木に引っ掛かりそうだし、途中で航路(?)がフラフラして厳しそう。手動操縦でどうにかできる場所じゃなさげ。等々夢想していたときに、コンピュータでラジコンを制御できたら正確に木々の間を抜けていくことができるんじゃないのか、と。
ヘリの通過する点を何点かADさんに測量させて、それをノートPCに取り込むと、各点の間をスプラインで補完して滑らかな航路を算出。その航路を元に、ヘリのコントローラに与えるパラメータを求めて。カメラ側も、航路に対する注視点をノートPC上で与えてやれば、瞬間瞬間で取るべき角度を求めることができそう。しかもコンピュータ制御だから、スタート地点の、座標・方向の精度と、飛行中の誤差補正ができれば、何度でも、同じカメラの動きを再現することができる。後に合成作業を行う場合でも楽になるところが出てくるかもしれない。
人物の周りをグルグル回るカメラワークと言えば、Matrixのマシンガン撮影だけど。アレは、静止画撮影用デジカメをコマ数と同じ台数用意してズラリと並べた上にモーフィングで滑らかに繋ぎつつCG背景と合成する力技。でも、ソレが、(ラジコンヘリ+カメラ+ノートPC) x 1 で、そこに在るものをそのままリアルタイムに撮影できるなら、スピードを求められるTVドラマ撮影でも実用になるんじゃないか。…と、そんなバカ妄想をしていたわけで。
などと書いてはみたけど、既にそういうのは絶対にあるだろうな。日本国内はわからないけど、海外ならそういう撮影機材があったりしそう。モーションコントロールカメラを考え出した連中だもの。絶対、既に作ってる。…国内に無くても、プロジェクトXに登場したラジコンヘリ会社+大学の教授さんなら、作れるだけの技術・知識は持ってるだろうし。お金を出す企業があれば、早々に実現するかも…。
まあ、バカ妄想なんですけど。
しかし、実際にそういう撮影をしようとすると、たぶん難しい。レールを引いてカメラを動かして云々では、地面がボコボコしてるあの場所では無理っぽいなとか。手持ちでもカメラを安定させることができる装置を使いつつ云々では、人の歩く速度以上でカメラを動かせないだろうし。ライダー龍騎の2話のように、素材をそれぞれ別に撮って合成して云々では、林の中の視覚情報の多さからして作業量的に無理だろうと。
「カメラがふわりと宙に浮いて、結構な速度で動けばいいんだよな。マリオ64の雲に乗ってるカメラみたいに」と思い始めて…。ワイヤーを張り巡らせてカメラを吊るのはどうか → カメラが二人の周りを回って撮るから、反対側のワイヤーや、ワイヤーを支える土台が映ってしまう → 後でレタッチして消すのは現実的ではない、とか。ラジコンヘリにカメラを積んで飛ばすのはどうか → ベテラン操縦士を連れてきても木に引っ掛かりそうだし、途中で航路(?)がフラフラして厳しそう。手動操縦でどうにかできる場所じゃなさげ。等々夢想していたときに、コンピュータでラジコンを制御できたら正確に木々の間を抜けていくことができるんじゃないのか、と。
ヘリの通過する点を何点かADさんに測量させて、それをノートPCに取り込むと、各点の間をスプラインで補完して滑らかな航路を算出。その航路を元に、ヘリのコントローラに与えるパラメータを求めて。カメラ側も、航路に対する注視点をノートPC上で与えてやれば、瞬間瞬間で取るべき角度を求めることができそう。しかもコンピュータ制御だから、スタート地点の、座標・方向の精度と、飛行中の誤差補正ができれば、何度でも、同じカメラの動きを再現することができる。後に合成作業を行う場合でも楽になるところが出てくるかもしれない。
人物の周りをグルグル回るカメラワークと言えば、Matrixのマシンガン撮影だけど。アレは、静止画撮影用デジカメをコマ数と同じ台数用意してズラリと並べた上にモーフィングで滑らかに繋ぎつつCG背景と合成する力技。でも、ソレが、(ラジコンヘリ+カメラ+ノートPC) x 1 で、そこに在るものをそのままリアルタイムに撮影できるなら、スピードを求められるTVドラマ撮影でも実用になるんじゃないか。…と、そんなバカ妄想をしていたわけで。
などと書いてはみたけど、既にそういうのは絶対にあるだろうな。日本国内はわからないけど、海外ならそういう撮影機材があったりしそう。モーションコントロールカメラを考え出した連中だもの。絶対、既に作ってる。…国内に無くても、プロジェクトXに登場したラジコンヘリ会社+大学の教授さんなら、作れるだけの技術・知識は持ってるだろうし。お金を出す企業があれば、早々に実現するかも…。
まあ、バカ妄想なんですけど。
*1: 説明画像を描いてまとめようかと思ってたので書かなかったんだけど。
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以上です。