2004/12/31(金) [n年前の日記]
#1 [anime][game] _Re:ネット配信恋愛アドベンチャーゲーム「さくら」アニメ化決定!!
別件で検索してたら目に入った。知らなかった。最近は何でもアニメ化されるのだな。
と本気で納得していたら、どうやらエイプリルフールネタだったらしい。ぎゃふん。目にするのが遅すぎ>自分。とはいえ仮に本当の話であっても、やっぱり不自然さは感じないだろうな。アニメ業界人が作ったゲームがアニメ化されるのは、なんとなくありそうな展開。
と本気で納得していたら、どうやらエイプリルフールネタだったらしい。ぎゃふん。目にするのが遅すぎ>自分。とはいえ仮に本当の話であっても、やっぱり不自然さは感じないだろうな。アニメ業界人が作ったゲームがアニメ化されるのは、なんとなくありそうな展開。
◎ _開発を支えた小物ツールたち :
件のゲームの公式サイトを眺めていて、ツールの紹介記事が気になった。
考えてみると、TVや映画等の娯楽コンテンツを視聴する場合、ユーザ自身は何も身体的アクションを起こさないし。漫画や小説でも、読者の身体的アクションは、せいぜいページをめくるぐらい。後は全て、視線移動のみ。それに比べ、ADVだけが特殊な状態で。昔は、「ユーザのアクションに対応したリアクションが返ってくる」=「ゲーム」だったため、ユーザからのアクションを絶えず要求するのも妥当だったのかもしれないけど。ADVのシナリオが他メディアのレベルに近づくのと同時に、ユーザの立場が受動的なものに変化したにも関わらず、やたらと多い左クリック要求だけは誰も気に留めず残ってしまったという。かといって、左クリックを廃し、自動的に画面やメッセージを流してしまったのでは、「だったら映画でも見たほうがいいではないか」という話にもなってしまうし。漫画・小説と同様、各ユーザが自分に合った速度でシナリオを読めるあたり、ADVに残る利点でもあるわけで。しかし過度にユーザからのアクションを要求してしまうと、漫画・小説よりも面倒くささが際立ってしまいよろしくない。…なるほど。最近のADV開発者は、そういうところまでちゃんと考えているのだなと感心した次第。
とはいえ、ADVの場合は、一度に表示できるメッセージ量の問題もあるから色々と難しそう。絵を見せることが主になると、表示できるメッセージ量も少なくなるので、メッセージ送り=クリック回数も多くなる。ならばとクリック回数を少なくすると、メッセージ量を減らさざるをえず、ユーザに与えられる情報量まで少なくなってしまう。うーむ。とか考えてると、最初からADVなんか作らずに、小説書いたり映画作ったりしたほうがいいんじゃないかという気にもなってくる。ADVを他メディアの代用品として考えてると、たぶんどこかで無理が出てくる。何故、ADVなのか。ADVの面白さって何なのか。…何でしょうな。さて。
てなことをぼんやり考えてしまったり。
テキストファイルを読み込むと、マウスの左クリック操作回数と想定無介入時間(ただ読むしかない時間)を計算してくれるという、プログラム入門書の第一章に載っていそうな超小型のスクリプトプログラムです。当初はこれでクリック数と、それで表現できる情報量を見ながら、大型イベントを除けば、1イベント 30 クリック 〜 50 クリックあたりに押さえよう……ということを話し合いながら、手探りで作業がスタートしました。左クリック回数をカウントして、ユーザのプレイ状況をシミュレーションしながら開発してるらしい。最近のADV開発は、そんなところまで気を配って作ってるのか。感心。…そう。この手のゲームをプレイすると、クリックばかりさせられて鬱陶しくなってきてプレイする気を失うわけで。クリック回数の削減は重要事項。かもしれず。 *1
考えてみると、TVや映画等の娯楽コンテンツを視聴する場合、ユーザ自身は何も身体的アクションを起こさないし。漫画や小説でも、読者の身体的アクションは、せいぜいページをめくるぐらい。後は全て、視線移動のみ。それに比べ、ADVだけが特殊な状態で。昔は、「ユーザのアクションに対応したリアクションが返ってくる」=「ゲーム」だったため、ユーザからのアクションを絶えず要求するのも妥当だったのかもしれないけど。ADVのシナリオが他メディアのレベルに近づくのと同時に、ユーザの立場が受動的なものに変化したにも関わらず、やたらと多い左クリック要求だけは誰も気に留めず残ってしまったという。かといって、左クリックを廃し、自動的に画面やメッセージを流してしまったのでは、「だったら映画でも見たほうがいいではないか」という話にもなってしまうし。漫画・小説と同様、各ユーザが自分に合った速度でシナリオを読めるあたり、ADVに残る利点でもあるわけで。しかし過度にユーザからのアクションを要求してしまうと、漫画・小説よりも面倒くささが際立ってしまいよろしくない。…なるほど。最近のADV開発者は、そういうところまでちゃんと考えているのだなと感心した次第。
とはいえ、ADVの場合は、一度に表示できるメッセージ量の問題もあるから色々と難しそう。絵を見せることが主になると、表示できるメッセージ量も少なくなるので、メッセージ送り=クリック回数も多くなる。ならばとクリック回数を少なくすると、メッセージ量を減らさざるをえず、ユーザに与えられる情報量まで少なくなってしまう。うーむ。とか考えてると、最初からADVなんか作らずに、小説書いたり映画作ったりしたほうがいいんじゃないかという気にもなってくる。ADVを他メディアの代用品として考えてると、たぶんどこかで無理が出てくる。何故、ADVなのか。ADVの面白さって何なのか。…何でしょうな。さて。
てなことをぼんやり考えてしまったり。
*1: 他に気になるのは、長すぎるプレイ時間とか。しかしプレイ時間は、ユーザがコンテンツに対して能動的か否かで印象が変わってくるので、単純に数値化して検討できるものでもないし。
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#2 [web] ネットサーフィンって昔のADVみたいだなとふと思った
_「マンホール」
とか、そういう感じ。
*1
目の前にある画像の中から、クリックできる部分を探して、クリックすると別の情報を閲覧できて、その情報の中からクリックできそうな部分を探して…それの繰り返し。
*2
作業の様子だけを書き出すと、さほど面白そうには見えない。が、皆ハマってる。何故だろう。そこにはどんな面白さがあるのだろう。
*3
そこにページがあるだけでは、面白くないのだろうな。別の情報とリンクするから面白い。リンクを辿ることで、ユーザ自身が、情報を絶えず発見しているような感覚を味わえる。探索者になれるわけで。そこが面白いのだろうか。…そう考えると、リンクというのは重要なのだな。リンクがなければ、そういう面白さは生まれてこない。たぶん。
そこにページがあるだけでは、面白くないのだろうな。別の情報とリンクするから面白い。リンクを辿ることで、ユーザ自身が、情報を絶えず発見しているような感覚を味わえる。探索者になれるわけで。そこが面白いのだろうか。…そう考えると、リンクというのは重要なのだな。リンクがなければ、そういう面白さは生まれてこない。たぶん。
◎ リンクと言えばプラネテス原作版も結局はリンクの重要性を語っていたような :
作品中ではリンクすることを、「愛すること」という言葉でまとめてた気もする。リンクしあうものが『人』だったとき、そこに生まれるものを、私たち人間は、愛と呼んでいる。のか? さてはて。
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#3 [anime] プラネテススペシャルを見た
見てるだけでゾクゾクしてくるなぁ。展開は判ってるのに、脇の下、汗かいてしまった。音楽の入れ方が上手い。堪能させていただきました。
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以上、1 日分です。