mieki256's diary



2020/05/28(木) [n年前の日記]

#1 [synfig][cg_tools][anime] Synfig Studioで試しにアニメを作成

せっかく Synfig Studio を触っていたことだし、何か作ってみようかなと。Windows10 x64 1909 + Synfig Studio 1.3.14 開発版で、試しにアニメっぽい動画を作成してみたり。

こんな感じになった。




顔パーツの位置や拡大縮小率を変更してるだけだったりするのだけど、それだけでも結構それっぽく見えるような気もしてきたり。

利用したsvgは以下。CC0 / Public Domain ってことで。

_face_test_trace.svg

一応、Synfig Studio のプロジェクトファイルも置いときます。

_svg_import_test2_anime_20200528.zip (3.2MByte)

作業手順をメモ。 :

  1. CLIP STUDIO PAINT 1.9.11 で下絵を作成。pngで保存。
  2. Inkscape 1.0 x64 に下絵のpngをインポートして、ペンツールでトレース。作業を始める前にドキュメントのプロパティで拡大縮小を1.0にしておく。
  3. Synfig Studio 1.3.14 で svg をインポート。
  4. アニメをつけやすいように、各パーツをグループ分け。
  5. アニメをつけて、連番pngとしてエクスポート。
  6. ffmpeg で、連番pngを mp4 に変換。

ffmpeg で連番pngをmp4に変換する指定は以下。
ffmpeg -framerate 24 -i output.%04d.png -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p output.mp4
  • -framerate 24 で、24FPSを指定。
  • -i output.%04d.png で、output.0000.png、output.0001.png 等の連番pngを読み込む。
  • -vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p で、yuv420p の mp4 を出力。
  • 一番最後の output.mp4 で、出力ファイル名を指定。

Synfig Studio はとにかく不安定だなと。 :

Synfig Studio で連番pngをレンダリングすると、最後のフレームを出力したタイミングで Synfig Studio が落ちてしまって悩んだ…。たまたま、ぼかしレイヤーを追加したら落ちなくなって、ますます首を捻ったり。もしかすると、レイヤー構成が変わるだけでも動作の安定性に変化が出てくるのかもしれない。

レイヤーのプロパティを変更しようとしたら落ちたり、パスの制御点位置を変更しようとしたら落ちたりで、とにかく不安定…。

ファイルを開き直して同じ操作をしても落ちなかったりするあたりが困る。再現性が無い…。こういう種類のバグが一番困る…。

髪の毛の動かし方で悩む。 :

今回、髪の毛は、房(?)毎にパーツ分けしてみたけれど。こういうやり方はどうなんだろうと悩んだりもして。もしかすると、パスの変形で動かしたほうがよかったりしないか…。

一枚の静止画を相手にしてどうにか動かそうとするから、こういうところで悩むのかもしれない。事前に数枚の原画があれば、原画と原画の間をどう中割するか、そのためにはどんなパーツ分けをすればいいのか、等々が読めてきたりもするのかな…。

#2 [zatta][pc] Seriaでダンボール箱を購入

CPUとCPUクーラーがついたままのM/Bを箱に収めたかったので、犬の散歩のついでにSeriaに寄って、ダンボール箱を買ってきた。「PAPER BOX フタ付きペーパーボックス フラット1/2サイズ」「カラーボックスを縦置きにした際1段に2個収納できるサイズ」と書いてある。38 x 26 x 12.5cm。

MicroATX M/Bは、244 x 244mmのサイズと決まってる。また、薄型のPCケースはえてして側面に8cmファンがついてるから、CPUクーラーがついていても、8cmほどあれば入るはず。つまり、25 x 25 x 8cm ほどのサイズの箱があれば、標準CPUクーラーをつけたままのM/Bもすっぽり入ってくれるはず。実際、今回購入したダンボール箱には余裕で入ってくれた。

念のために、箱に入れたM/BやCPUをメモ。

ダイソーでUSB接続ミニ扇風機を買ったことをメモ。 :

昨日、ダイソーでUSB接続のミニ扇風機を見つけて購入したことを一応メモ。300円の商品。300円扇風機、No.12、と書いてある。色は白。

土台がクリップになっていて、どこかに固定することもできるっぽい。クリップの底面は、四隅にゴムが貼ってあって、そのまま置くこともできる作りになっていた。また、背面のスイッチで、OFF/弱/強を切り替えられる。ファンの周りはプラスチックでガードされてるので比較的安全かもしれず。

USB電源アダプターの類に繋いで回してみたけど…。かなり豪快な音がする…。ここまで轟音とは…。その代わり、かなりの風量。

PCパーツ類の冷却用に使えないかと買ってはみたものの、そういう用途には使えないなと。かなりウルサイから…。まあ、ミニ扇風機としては全然使えるだろうけど。風量スゴイし。

#3 [comic][neta] Web連載作品には地雷がありそうだなと思えてきたりもして

「神之塔 -Tower of God-」なるTVアニメを眺めていたりするのだけど。個人的には、その内容に首を捻っていたりするのです。どうしてこういう展開にするんだろう、原作者の意図がよく分からんなあ、みたいな部分がチラホラと。

なんでも、原作は韓国のWeb連載漫画で、LINE漫画なるサービスだかアプリだかで連載されていたそうで。…ググってみたら、LINE漫画じゃなくて「NAVER WEBTOON」なるサービスで連載されてたらしい。

そこからふと、Web連載漫画について色々と妄想してしまったり。

以下は妄想メモです。何の根拠もない、完全な妄想。全て妄想です。

韓国は日本よりインターネットが発達してる国と聞いた記憶があるのだけど、であれば当然、Web漫画サービスも日本より発達してそうだなと。例えばもしかすると、韓国では、ネット上で漫画を連載する際、読者からの反応を調査して、即座に作品に反映させる流れが既に確立されていたりするのかもしれないなと

日本では、少年ジャンプのアンケート至上主義が ―― 読者からのアンケートハガキの結果を重視して、連載続行か打ち切りかが決まってしまう、アンケートシステムなるものが有名だったりするけれど。

韓国のWeb漫画サービスは、ジャンプのアンケートシステムの粒度をさらに細かくした、発展版のようなシステムが用意されていてもおかしくはないよなと。この展開は好きか嫌いか、このキャラは好きか嫌いか等々を、その時々で細かく知ることができたりするのではないか。韓国ならそのくらいのことはやれるだろう。日本よりネットが発達してる国らしいし。

「連載を継続すること」「人気作品を作り上げること」を最優先事項として考えた場合、そういうシステムがあれば便利だろうなと。ネットを利用すれば、即座に読者の反応が得られるから、公開して、反応を見て、すぐさま次回のネームに反映、みたいなこともできそうな。下手すると、漫画の各コマや各キャラに「いいね!」ボタンがくっついていたり。最後のページに「君が主人公なら、どうする? A. 〜 B. 〜」と選択肢が置いてあったり。いや、さすがにそこまではやってないだろうけど…。やってるところもあるのかな…。

ただ、そういうシステムを使って出てきた作品は、問題を抱えているだろうな、とも。

一つは、作家性の消失。作家は、読者の感想を得た直後、脊髄反射的に展開を変えていくことに専念しないといけない。そこで作家に求められる能力は、読者が望む展開やキャラ配置になるように、巧みに辻褄合わせをする能力ぐらいだろう…。そうなると、もはや作家の顔は見えなくなる。作家の嗜好性も滲み出てこない。作家の意図も読み取れない。全体を眺めると、話に一貫性は無く、思想的な芯も無く、その場その場でひたすら読者の顔色を伺ってるだけの、ふらふらし続ける作品が平気で世に出てしまう。

もう一つは、必ず雑味が入ること。まず一旦は、読者が好むか好まないか分からない展開やキャラ配置を出して、そこから読者の反応を見て、読者好みになるように修正していく作業になる。かつてビルゲイツは、Microsoft内で開発中の製品を「ドッグフード」と呼んでたらしいけど、前述のようなシステムで作られたWeb連載漫画も、ドッグフードが頻繁に出現する漫画になってしまうはず。誤答、正答、誤答、正答を繰り返すから、最初から読み直してみると全くすっきりしない作品になるのではなかろうか。

しかし、たとえそのような問題を抱えていたとしても、前述のとおり、「連載を継続すること」「人気作品を作り上げること」という目的は十分に果たせるわけで…。

そして、閲覧数が多い作品だから別メディアでも展開させよう、てな話になったりもするのだろうなと…。企画を通す人は楽だろう。閲覧数という実績データがあるわけだから、その数値を前面に押し出せばいい。お金を出す人達も、実績データがこれだけあるならヒット商品になるのではと、容易に目論むだろうと。

でも、おそらく、そこで一度は、皆で原作を読んでみないといかんのではないか…。自分で読んでみて、面白い原作なのか、そうでもない原作なのかを見極めてから取り掛かる必要があるのでは…。

「これは面白い!」と思ったならそのまま進めればいいけれど、「俺にはさっぱり面白さが分からんけど、閲覧数がこんなにあるのだから、何かウケる要因があるんだろう」程度の浅い考えで思考停止したまま進めちゃったらヤバい気がする。面白くない作品でも閲覧数だけは伸ばせるシステム、閲覧数だけは増やせてしまう特殊な状況がそこにあるのではないか、ぐらいの疑念を持って、カラクリを暴いた上で企画の扱いを決めたほうがいいのではないか…。

まあ、結局は、お金を出す側に目利きが居ないとなあ、という話になっちゃうのだろうけど…。

別に、そういうシステムで生まれた作品が、他のメディアでは全然使えないというわけでもないよなと…。雑味があるなら取り除けばいい。芯が無いなら入れればいい。スタジオジブリのように、「原作は映像作品を作るための叩き台」として扱ってしまえばいい。「漫画としてはこれもアリだけど、どうせ映像作品にするならこうしたほうがいいでしょう」とでも嘯いて再構成してしまえばいい。原作ファンからは叩かれるだろうけど、ちゃんと面白くなれば大体は許されるものだし。そして、面白い内容に再構成するためのデータは、原作サイドが既にたっぷり持ってるはずで。そのデータに基いてパッチを当てまくったから、グチャグチャな漫画になってしまったはずなので。

てなことを妄想してしまったのだけど。でも、そもそも、そんなシステムはこの世に存在していないのかもしれない…。件の作品だって、作家さんが自分一人で悩みながら世に出した作品なのかもしれないし。いやまあ、それにしては、首を捻るところがチラホラ…。なんか日本とは漫画の作り方が違うのかしらん、などとついつい妄想してしまうようなソレで…。

てな感じで、只の妄想メモでした。

以上、1 日分です。

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