mieki256's diary



2020/02/16() [n年前の日記]

#1 [linux][ubuntu][windows] マウスやキーボードを共有できる Barrier を試用

複数のPC間で、ネットワーク経由でマウスやキーボードを共有できる Barrier というソフトがあると知り。

_第575回 Barrierでキーボードとマウスを複数のPCから共用する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社

ネットワーク経由でマウス・キーボードを共有できるソフトと言うと、有償ソフトの Synergy が有名だけど。この Barrier は、古い版の Synergy をフォークしたソフトらしい。

どんな感覚で使えるのか気になったので、手元の Windows機、Ubuntu Linux機上で試用してみたりして。

インストール。 :

Windows版は、github からバイナリを入手できる。

_Releases - debauchee/barrier

BarrierSetup-2.3.2.exe を入手して、Windows10 x64 1909 上でインストールした。Windows機に接続したマウスとキーボードで操作したいので、Windows上では Server を選択。

Ubuntu Linux 18.04 LTS をインストールして動いてるサブPC上に、Barrier の Flatpak 版をインストール。

_Barrier - Linux Apps on Flathub

Flatpak のインストールは…。昔メモってた。

_mieki256's diary - Ubuntu 18.04上でflatpakを試用

Ubuntu に Flatpak をインストールしてあれば、「ソフトウェア」を起動した際、Flatpak (flathub) の選択肢も読み込んでリストアップしてくれる。「ソース: dl.flathub.org」と表示されているものを選ぶ。

起動。 :

Ubuntu側でインストールが終わったら、「ソフトウェア」上で「起動」をクリック。こちらは Client を選ぶ。

Windows側、Ubuntu側の両方で、Enable SSL を無効にしておく。Barrier のウインドウの左上にある「Barrier」を選択。Change Settings を選ぶ。Enable SSL のチェックを外して無効にする。設定したら、Barrier → Save configuration を選んでどこかに設定を保存しておかないと、次回起動時に設定が元に戻ってしまうので注意。

サーバ側で、「サーバーを設定」をクリックして、操作したいPCの画面位置(?)を設定する。右上のPCっぽいアイコンをドラッグして、真ん中にあるPCの右 or 左の位置までドラッグして配置。

サーバ側で「開始」をクリックしてから、クライアント側でサーバ側PCのIPアドレスを入力して、「開始」or「適用」をクリック。

画面端を飛び越えるようにマウスを動かすと、別PC側にマウスカーソルが移動したような感じになる。特に問題無く、マウスとキーボードが共有できるようになった。これはなんとも不思議な感覚…。

サーバ側が起動している状態なら、クライアント側の設定でIPアドレスを指定せずとも、Auto config を有効にするだけで動いてくれる模様。

自動実行。 :

Ubuntu側を再起動をすると、Barrier が起動してない状態になる…。

flatpak でインストールしたアプリは、以下で起動するらしい。
flatpak run アプリID

Barrier の場合は、以下で起動できる。
flatpak run com.github.debauchee.barrier

これを自動実行するように設定しておけば、OS起動後に Barrier が動作している状態になるらしい。ただ、GUIが使える状態で実行しないと、「GUIが使えないよ」と文句を言って終了してしまう模様。まあ、何かしらのデスクトップ環境をインストールして起動する状態になっていれば問題ないはず…。

ちなみに、Flatpak でインストールしたアプリの一覧表示は以下。
flatpak list

Linux Mint機でも試した。 :

別のPCに Linux Mint 19.2 がインストールされているので、そちらでも試してみた。そちらも問題無く共有できた。とメモ。

一部のキー入力がおかしい。 :

マウスの共有はすんなりできたけど、キーボードは一部のキー入力がおかしくなるようだなと。例えば、クライアント側にフォーカスした状態で半角全角キーを叩くと、該当キーが高速に連打されてるかのような状態になる。まあ、IME切替(?)は、Ctrl + Space でしのぐか…。

余談。 :

一応動いたものの、今までも VNC ( _X11vnc ) で遠隔操作してたので、よく考えたら導入する意味はそれほど無かったような…。

今現在、Windows機が動いてる状態でLinuxも使いたい場合は、以下の方法を使っているわけで…。
  • Windows上で仮想PCを立ち上げて、その上で Linux を動かして使う。
  • LinuxをインストールしてあるサブPCを起動して、ssh でアクセスしたり、VNC (X11vnc) でデスクトップ画面を表示して使う。

まあ、今回、上記の2つに加えて以下も選べるようになった、とでも思っておけばいいのかな…。
  • Linux機のデスクトップ画面をサブの液晶ディスプレイ上に表示して、Barrier を使って2台のPC間を行き来する。

ただ、足元で埃を被ってるサブPCは、メインで使ってる液晶ディスプレイに繋ぎっぱなしなので、メインPCとサブPCを行き来する際、液晶の入力を切り替えるのが面倒臭い…。VNC系でデスクトップ画面を操作するほうが、まだ楽だなと…。

以上、1 日分です。

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