2018/09/04(火) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] Drawgraphic 3 Pro を触ってる
Drawgraphic 3 Pro を触ってるところ。
◎ Drawgraphicは旧版と共存できない。 :
Drawgraphic 2 と Drawgraphic 3 Pro の両方をインストールして、出力結果の違いを調べてみようとしたのだけれど。どうやら共存はできないようで…。
Drawgraphic 3 Pro をアンインストール後、Drawgraphic 2 をインストールして、その後、Drawgraphic 3 Pro をインストールしようとしたら、「既に Drawgraphic がインストールされてるぞ。アンインストールしてから作業しろ」と言ってきたわけで。
Drawgraphic 3 Pro が旧版と同様の出力もできるなら、共存させようなんて思わないわけですが…。ちゃんとした製品を作ってないのに、こういうところはちゃんとしちゃうあたり、なんだかちょっとイラッとしたり。
Drawgraphic 2 のインストールフォルダを別の場所にコピーしたら動かないかと試してみたけど、実行したら「正常にインストールされていません」と表示されてしまう。おそらくアンインストールする際に、動作に必要なレジストリ情報も削除しているのだろう…。
もっとも、もはや Drawgraphic 2 は販売されてないので、仮に Drawgraphic 2 のほうがまともな処理をしていると分かったとしても、「Drawgraphic 3 よりも Drawgraphic 2 を使おう」と言うわけにもいかないわけで…。
Drawgraphic 3 Pro をアンインストール後、Drawgraphic 2 をインストールして、その後、Drawgraphic 3 Pro をインストールしようとしたら、「既に Drawgraphic がインストールされてるぞ。アンインストールしてから作業しろ」と言ってきたわけで。
Drawgraphic 3 Pro が旧版と同様の出力もできるなら、共存させようなんて思わないわけですが…。ちゃんとした製品を作ってないのに、こういうところはちゃんとしちゃうあたり、なんだかちょっとイラッとしたり。
Drawgraphic 2 のインストールフォルダを別の場所にコピーしたら動かないかと試してみたけど、実行したら「正常にインストールされていません」と表示されてしまう。おそらくアンインストールする際に、動作に必要なレジストリ情報も削除しているのだろう…。
もっとも、もはや Drawgraphic 2 は販売されてないので、仮に Drawgraphic 2 のほうがまともな処理をしていると分かったとしても、「Drawgraphic 3 よりも Drawgraphic 2 を使おう」と言うわけにもいかないわけで…。
◎ Drawgraphic 3 Proの出力するemfは何か妙。 :
Drawgraphic 3 Pro から出力した emf を、Inkscape で開いて眺めていたのだけど、どうも妙な気配がする…。
Drawgraphic 2 で出力した emf は、D&Dしてもそれっぽく表示されたけど。Drawgraphic 3 で出力したemfをD&Dすると、各図形が、本来表示される範囲の左上のあたりに小さく表示されてしまう。何故。
更に、本来表示される範囲の右下のあたりに、線幅0、サイズが極小の塗りが存在していて。その塗りがあることで、本来の表示範囲がかろうじて分かる状態になってるのだけど。コレ、一体何だろう…。何のために、こんな図形がこんなところに…。いや、そもそもどうして、現行版の出力emfは、旧版と違うサイズになってしまうのだろう。
各図形の線や塗りも、なんだか奇妙。
通常、線が閉じた図形があって、その中が塗られているなら…。面の色、線の色、線幅を持つ図形がそこにある、と想像するのだけど。
Drawgraphic が出力した図形は、太い線があったら、それは線幅0の、線の形のように見える面だったりして。そこ、線じゃないのかよ、面を線のように見せてるのかよ、てな驚きが。また、線の端も、そういう形の端に見えるような面が置いてあったりして。
また、Drawgraphic 3 の出力 emf は、面の輪郭と重なるように、面と同じ色が指定されてる細い線もうっすらと存在していて…。Drawgraphic 2 の出力結果には、そんな線は無いのだけど。
例えば上の画像では…。左側の1つの四角は、面の色、線の色、線幅を持った1つの四角で表現できそうなものだけど。Drawgraphic 3 の出力emf は、赤い面が1つ、黒い面が8つ、非常に細い黒い線が8つ、非常に細い赤い線が1つで構成されてるようで…。どうしてそんなに必要になるのか…。
このあたり、wmf や emf の制限だったりするのかな…。それとも Inkscape が、こういう状態に分解してるだけだろうか…。でも Drawgraphic 2 の出力emfには、こんな細い線は無いわけで。
これは外してるかもしれないけど…。もしかして Drawgraphic 3 は、アンチエイリアスに対応する際、レンダリング処理には手を入れずに…。図形の生成時、アンチエイリアスがかかってるように見える、細くて薄い色の線を各線に別途追加して、対応したように見せかけているのではないか、てな不安が。
ただ、そういうやり方だとすると、環境設定のアンチエイリアス有効無効という項目の存在が謎で。図形を生成する際、既にアンチエイリアスっぽくなってるなら、後から表示設定でアンチエイリアスの有効無効を切り替えることなんてできないだろうと…。
となると、ちゃんとレンダリング処理に手を入れてアンチエイリアスに対応したのかなと。でも、そうだとしたら、このうっすらとした謎の線は、一体何に使っているのか…。謎。
Drawgraphic 2 で出力した emf は、D&Dしてもそれっぽく表示されたけど。Drawgraphic 3 で出力したemfをD&Dすると、各図形が、本来表示される範囲の左上のあたりに小さく表示されてしまう。何故。
更に、本来表示される範囲の右下のあたりに、線幅0、サイズが極小の塗りが存在していて。その塗りがあることで、本来の表示範囲がかろうじて分かる状態になってるのだけど。コレ、一体何だろう…。何のために、こんな図形がこんなところに…。いや、そもそもどうして、現行版の出力emfは、旧版と違うサイズになってしまうのだろう。
各図形の線や塗りも、なんだか奇妙。
通常、線が閉じた図形があって、その中が塗られているなら…。面の色、線の色、線幅を持つ図形がそこにある、と想像するのだけど。
Drawgraphic が出力した図形は、太い線があったら、それは線幅0の、線の形のように見える面だったりして。そこ、線じゃないのかよ、面を線のように見せてるのかよ、てな驚きが。また、線の端も、そういう形の端に見えるような面が置いてあったりして。
また、Drawgraphic 3 の出力 emf は、面の輪郭と重なるように、面と同じ色が指定されてる細い線もうっすらと存在していて…。Drawgraphic 2 の出力結果には、そんな線は無いのだけど。
例えば上の画像では…。左側の1つの四角は、面の色、線の色、線幅を持った1つの四角で表現できそうなものだけど。Drawgraphic 3 の出力emf は、赤い面が1つ、黒い面が8つ、非常に細い黒い線が8つ、非常に細い赤い線が1つで構成されてるようで…。どうしてそんなに必要になるのか…。
このあたり、wmf や emf の制限だったりするのかな…。それとも Inkscape が、こういう状態に分解してるだけだろうか…。でも Drawgraphic 2 の出力emfには、こんな細い線は無いわけで。
これは外してるかもしれないけど…。もしかして Drawgraphic 3 は、アンチエイリアスに対応する際、レンダリング処理には手を入れずに…。図形の生成時、アンチエイリアスがかかってるように見える、細くて薄い色の線を各線に別途追加して、対応したように見せかけているのではないか、てな不安が。
ただ、そういうやり方だとすると、環境設定のアンチエイリアス有効無効という項目の存在が謎で。図形を生成する際、既にアンチエイリアスっぽくなってるなら、後から表示設定でアンチエイリアスの有効無効を切り替えることなんてできないだろうと…。
となると、ちゃんとレンダリング処理に手を入れてアンチエイリアスに対応したのかなと。でも、そうだとしたら、このうっすらとした謎の線は、一体何に使っているのか…。謎。
◎ Apache OpenOfficeで読んでみた。 :
LibreOffice より Apache OpenOffice のほうが wmf や emf への対応状況はマシ、という話を見かけたので、Apache OpenOffice 4.1.5 をインストールして、Drawgraphic 3 の出力emfをD&Dしてみた。
たしかに…。LibreOffice では表示すらされなかった emf も、OpenOffice なら一応表示してくれた。
しかし、曲線を使った emf などは、真っ黒な矩形になってしまった。
つまり LibreOffice のwmf/emf対応は一際よろしくないが、かといって OpenOffice も、Microsoft Office と高い互換性を持ってるわけではない、ということかも。
それはともかく、OpenOffice 上にD&Dしたemfに対して、右クリック → 切り離す、をしてみたところ、Inkscape 上で確認した構成と、ほぼ似た感じの構成になっていた。やはり Drawgraphic 3 の出力emfには、謎の細い線が多々含まれているらしいなと。それが理由で、Drawgraphic 2 の出力emfよりファイルサイズが大きくなるのかもしれない。
ちなみに、角丸矩形を読み込んだら、角丸が、多数の短い直線で構成されていて、なんだかゾッとした…。もしや、wmf や emf は、本来は曲線が存在しないのだろうか…。
たしかに…。LibreOffice では表示すらされなかった emf も、OpenOffice なら一応表示してくれた。
しかし、曲線を使った emf などは、真っ黒な矩形になってしまった。
つまり LibreOffice のwmf/emf対応は一際よろしくないが、かといって OpenOffice も、Microsoft Office と高い互換性を持ってるわけではない、ということかも。
それはともかく、OpenOffice 上にD&Dしたemfに対して、右クリック → 切り離す、をしてみたところ、Inkscape 上で確認した構成と、ほぼ似た感じの構成になっていた。やはり Drawgraphic 3 の出力emfには、謎の細い線が多々含まれているらしいなと。それが理由で、Drawgraphic 2 の出力emfよりファイルサイズが大きくなるのかもしれない。
ちなみに、角丸矩形を読み込んだら、角丸が、多数の短い直線で構成されていて、なんだかゾッとした…。もしや、wmf や emf は、本来は曲線が存在しないのだろうか…。
◎ 他のソフトとの連携は諦めたほうがいいのかも。 :
Drawgraphic 3 だけを使って印刷物データを作る、といった作業であれば、そこそこ使えるソフトなのかもしれないけど。このソフトで作った何かしらを他のソフトに持っていって、とか考え始めると、なんだか面倒臭いことになってくるなと…。
ベクターデータを出力して、とか考えちゃうからいかんのかな。ソリッドな図形が描かれたビットマップデータを、グリッドを利用してキッチリ作って、そのビットマップデータを他のソフトで、みたいな連携ならまだどうにか…。いや、ソレ、ドローソフトなのかな。
Drawgraphic で作成したベクターデータは、Drawgraphic でしか開けない、というのも痛い…。G.CREW の二の舞になりそう。汎用性のあるベクターデータとして出力できないと、そのソフトが開発終了・販売停止になった時にダメージを受けるわけで…。
そうか。最終結果をビットマップデータとして別途保存しておけばいいのか。いや、ソレ、ドローソフトなのかな。
ベクターデータを出力して、とか考えちゃうからいかんのかな。ソリッドな図形が描かれたビットマップデータを、グリッドを利用してキッチリ作って、そのビットマップデータを他のソフトで、みたいな連携ならまだどうにか…。いや、ソレ、ドローソフトなのかな。
Drawgraphic で作成したベクターデータは、Drawgraphic でしか開けない、というのも痛い…。G.CREW の二の舞になりそう。汎用性のあるベクターデータとして出力できないと、そのソフトが開発終了・販売停止になった時にダメージを受けるわけで…。
そうか。最終結果をビットマップデータとして別途保存しておけばいいのか。いや、ソレ、ドローソフトなのかな。
◎ 印刷物作成目的でも微妙。 :
印刷物の作成目的なら、と思っていたけど、巷のレビューで「ロゴ画像の品質が…」と言われているのを見かけて、自分も確認してみたら、ちょっとビミョーな感じになってきた。
印刷物となれば、ロゴの生成機能が重要になりそうだけど、Drawgraphic のソレは輪郭が汚くて…。以下で、Drawgraphic 3 と LibreOffice Draw のpng出力を比較して見たけれど…。
「i」の丸の部分や、「C」の輪郭、「3」の左上のあたりを眺めると、うーん。同じフォントを使っているのに、どうしてこんなにガタガタしているのか…。
もっとも、「このくらいなら印刷しちゃえばわかんねえよ」「等倍で見れば違いなんてわからん」という意見もありそうだけど。
一応、Drawgraphic 3 Pro と LibreOffice Draw のpng出力結果も置いておくので参考になればと。
_texttest01_drawgraphic3pro.png (986KB)
_texttest02_libreoffice.png (431KB)
ちなみに、Drawgraphic 3 Pro は、環境設定 → 一般 → 曲線、で、精度(DPI)を300に、スムージングを6にしてある状態。曲線で図形を描いた際に、そのあたりが絡んでくるようだけど、ロゴ生成には関係がないのかもしれず。ロゴ生成時のダイアログ内に、別途スムージング設定が用意されてるようだし…。
印刷物となれば、ロゴの生成機能が重要になりそうだけど、Drawgraphic のソレは輪郭が汚くて…。以下で、Drawgraphic 3 と LibreOffice Draw のpng出力を比較して見たけれど…。
「i」の丸の部分や、「C」の輪郭、「3」の左上のあたりを眺めると、うーん。同じフォントを使っているのに、どうしてこんなにガタガタしているのか…。
もっとも、「このくらいなら印刷しちゃえばわかんねえよ」「等倍で見れば違いなんてわからん」という意見もありそうだけど。
一応、Drawgraphic 3 Pro と LibreOffice Draw のpng出力結果も置いておくので参考になればと。
_texttest01_drawgraphic3pro.png (986KB)
_texttest02_libreoffice.png (431KB)
ちなみに、Drawgraphic 3 Pro は、環境設定 → 一般 → 曲線、で、精度(DPI)を300に、スムージングを6にしてある状態。曲線で図形を描いた際に、そのあたりが絡んでくるようだけど、ロゴ生成には関係がないのかもしれず。ロゴ生成時のダイアログ内に、別途スムージング設定が用意されてるようだし…。
◎ 余談。 :
G.CREW がお亡くなりになってから、低価格なドローソフトは市場にほとんど存在していないので、個人的には、このソフトを、できれば色々褒めたいし、応援もしたいのだけど…。
時々、ソースネクストのキャンペーンで、安く販売されてたりするようだし。先日見た時は 2,480円で売られてた記憶が。定価の4,980円はちょっとどうかと思うけど、キャンペーン時の価格ならお手頃価格と言えるので、そういうソフトは応援したいのですけど…。したいけど…。なかなか厳しい…。
時々、ソースネクストのキャンペーンで、安く販売されてたりするようだし。先日見た時は 2,480円で売られてた記憶が。定価の4,980円はちょっとどうかと思うけど、キャンペーン時の価格ならお手頃価格と言えるので、そういうソフトは応援したいのですけど…。したいけど…。なかなか厳しい…。
◎ 余談その2。ソースネクストアップデートがウザい。 :
ソースネクスト製品を購入してインストールすると、ソースネクストアップデートというソフトも一緒にインストールされて常駐するのだけど。ウザい…。
「新しい○○が発売されてますよ!」…うん。知ってるから。知ってるけどあえて購入してないんだよ。君、ちょっと黙っててくれないか。
まあ、コントールパネル経由でアンインストールできるから、まだマシだけど。
そういや以前、年配の方から、「ソースネクストの広告がひっきりなしに出てくるのが鬱陶しい。どうにかならないか」と相談された記憶も。もしかして、ソースネクストアップデートは、かつての Microsoft Office のイルカ並みになってないか…。
「新しい○○が発売されてますよ!」…うん。知ってるから。知ってるけどあえて購入してないんだよ。君、ちょっと黙っててくれないか。
まあ、コントールパネル経由でアンインストールできるから、まだマシだけど。
そういや以前、年配の方から、「ソースネクストの広告がひっきりなしに出てくるのが鬱陶しい。どうにかならないか」と相談された記憶も。もしかして、ソースネクストアップデートは、かつての Microsoft Office のイルカ並みになってないか…。
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以上です。