mieki256's diary



2015/10/09(金) [n年前の日記]

#3 [anime] 「思い出のマーニー」を視聴

TVで放映されてたので見てみたり。

背景、スゴイな…。背景の綺麗さを堪能するためだけに見てもいいぐらい、かもしれず。その綺麗な背景の上で繰り広げられる、ヒロインの真っ黒なアレやコレ。誰かが「綺麗な美術、真っ黒な内容」と称してたけど、たしかにそんな印象もチラリと。あくまでチラリと。

人物の動きも、時々ハッとするような動きが多々あって。作監はもちろん、原画に錚々たるメンバーが集まってるから当然かもしれないけれど…。パッと見は地味なのに、恐ろしい…。

百合アニメとしても評価が高かったらしいけど、これはたしかに…。見ていて時々「これは…」と思うシーンが。米林監督、実はこういうのが得意なのでは…。もっと磨きをかけてこの手のソレの第一人者になってほしい気もしてきたり。絶対そっち方向の才あるやろ、みたいな。

主人公が駆けていくfollowカットで遠景に広がりを持たせるようCGが使われていたり、おそらくは水面の揺らめきもCGのフィルタ処理がかけてあって、要所要所で、「CGやで。ドヤ」ではなく、あくまで手描きの背景をより活かすようにCGが使われている印象を受けたり。さりげなくかすかに使ってるあたりが渋い…。いや、自分の勘違い・見間違いかもしれないのでアレだけど。

原作は海外の児童文学らしいけど、日本を舞台にしたことで設定がちょっと妙かなと思う場面がチラチラと。でもまあ、これだけ綺麗なファンタジーを提示できたのだから、そのへんどうでもいい問題だよな、とも。

アリエッティを視聴した時は途中でちょっと眠くなった記憶があるのだけど、今回は最後まで起きていられたので、もしかすると監督さんの腕が上がったのだろうか、などと若干失礼なことを。まあ、これからジブリの外で武者修行して更にモリモリと腕を上げていくのだろう、先が楽しみな監督さん、と思っていたりするのですが。

それにしても、これがジブリ長編アニメの最後の作品とは…。せっかくここまでブランド確立したのに、もったいない…。けど、仕方ないよな…。こんな作り方してたら持たないよな…。いや、他のスタジオの企画制作作品をジブリブランドで劇場公開とかしてもいいんじゃないかと思ったりもするけど。少し前までのディズニーとピクサーのような、あるいは昔のタツノコプロとIGのような関係で、てなアホな夢想を。例えば京アニ作品をジブリブランドで公開したら、ジブリらしくないけど面白い、などと一般のお客さんから言われそうだよな、みたいなことを。無理か。無理だろうな…。

以上です。

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