mieki256's diary



2013/11/03() [n年前の日記]

#1 [blender][cg_tools] Mitsubaなるレンダラーを少し触ってみているところ

blender 関係の情報を検索してたら、Mitsubaなるレンダラーがあると知り。無料で使える、と説明されてたので、ちょっと触ってみたり。たぶん blender からも利用できるんじゃないかと予想しつつ。

たしかに、blender から利用できなくもないのだけど、使い方がわからん…。初期状態では Direct Illumination なる種類が選ばれてるみたいだけど、レンダリング結果が出てこない…。画面真っ暗…。レンダリング種類で AO(Ambient occlusion)を選べば一応それらしい画面が出てくるけど、全て白黒でマテリアル情報が一切反映されておらず。どうやって使うのだろう…。

色々試してるうちに、なんだか分かってきた。点光源(ポイント)ではダメっぽい。たぶんどこにも光源が無い、という扱いになってるのだと思う。ヘミにしたら光源有りとして扱ってくれるようで。かつ、光源の強度は1.0を基準にしないとダメかも。ポイントからヘミにタイプを変更すると、強度に10.0が入ってるので、画面が真っ白になっちゃう。

ヘミライトには、HDRIの環境マップ画像も指定できるから、リアルっぽい光源が使える。ライトの向きを真下に設定しておけば、背景に表示される環境マップ画像もカメラ角度に合った位置にしてくれるみたい。

レンダリング設定で、Pixel smaples に 64 とか 128 とかを入れると、ノイズがほとんどない状態に。

Rendering mode は、Mitsuba CUI だと blender 内に表示してくれるけど、環境によっては blender 内に表示してくれないので Mitsuba GUI にしたほうがいいかもよ、という記述もどこかで見かけた。Mitsuba GUI (mtsgui.exe) はリアルタイムプレビュー機能もあるように見えるのだけど、blender とどこまで連携できているのかはちょっとよくわからない。レンダリング画面を左ボタンや中ボタンでドラッグすると、リアルタイムに視点が変わるようではあるけれど。

Mitsuba GUI の左上の再生ボタンを押せば、本番レンダリング開始、でいいのかな。それまではプレビュー表示なのかもしれず?

レンダリング結果の品質・傾向は…。 _Cycles vs Mitsuba vs Luxrender ・ round 2 | Sculpting blog という記事で、Mitsuba、Cycles、LuxRender でレンダリングした画像を比較しているから参考になりそうな予感。

上記の記事のソレを見ると、LuxRender はノイズが多いので、たぶんレンダリング速度が遅いのかなと。時間をかければノイズは減っていくのかもしれないけど。

Mitsuba と Cycles は、自分には違いがよく分からず。ただ、拡大表示してみると、Mitsuba のほうがノイズが少ないように見えた。また、レンダリング時間も Cycles より微妙に短い。もっとも、レンダリング時の設定で、速度は色々変わってきそうな予感も。

Mitsuba を blender で使うためのアドオンの導入方法。 :

一応メモ。環境は Windos7 x64 + blender 2.68a。

まずは Mitsuba が無いと始まらないので Mitsuba を入手。 _Mitsuba - physically based renderer の download から、Mitsuba 0.4.4 64bit.zip をDLして解凍。任意のフォルダにコピー。64bitって書いてあるから 64bit版 Windows用だと思うけど。もし、32bit版が使いたければ、Mitsuba 0.4.4 32bit.zip をDLすればいいのかな? 試してないけど。

中には色々ファイルが入っているけれど。mtsgui.exe てのが、Mitsuba GUI だと思う。これは単体で起動できるはず。mitsuba.exe てのもあるけれど、起動したらDOS窓が一瞬開いて終了したように見えたので、こっちはたぶん Mitsuba CUI ―― コマンドラインで使うプログラムっぽい。

Mitsuba 本体はゲットできたので、 blender 向けのアドオンを入手する ―― のだけど、公開場所がよく分からず。とりあえず、以下のページが見つかったけど…。

_Integration plugins | Mitsuba - physically based renderer
_[Addon] Mitsuba Blender Plugin (23-Jan-13)
_Mitsuba exporter 1.0 | Sculpting blog

一番上の、公式サイト経由で公開されてる版が、中のファイルのタイムスタンプは一番新しかった。バージョンは 0.2.1、blender 2.67以降に対応、みたい。

でも、2番目の掲示板では、「このバグを直したファイルをアップしとくぜ」みたいなやり取りがあるようにも見えたので、ファイルを差し替えていけば、一番新しい版になるのだろうか? よく分からん…。__init__.py には、バージョン 0.2.1、blender 2.56 以降対応と書いてあるけど。

3番目のページでは、アドオンの入手先URLが404だった。バージョンは 1.0 なので、一番新しく見えたのだけど…。

英語が分かれば、どの版・どのファイルを導入すべきか分かるのかもしれないけど。自分にはよく分からんです。

ひとまず、公式サイト経由版の exporters_mitsuba-blender-8689e0896cf6.zip をDL。

解凍して中身を覗いていくと、mitsuba というフォルダがあるので、『mitsuba フォルダを含めた状態』の zip を作成。『mitsuba フォルダを含めた状態』の zip を作成。大事なことなので2回言いました。

最初、mitsuba フォルダを含めずに、フォルダ内だけを圧縮した zip を作ってしまって…。blender にインストールした際、中のフォルダやファイルをばらまいてしまって、エラーが続出。『mitsuba フォルダを含めた状態』の zip を作成せねばいかんのですな。

ちなみに、「俺は blender のユーザ設定フォルダの場所を知ってるぜ」という人は、mitsuba.zip なんか作らずに、Mitsuba フォルダをそのままユーザ設定フォルダにコピーしてもいいんじゃないかと思います。自分は試してないけど。

さておき、mitsuba.zip ができたはずだから、後はいつもの通り blender を起動して、ファイル → ユーザ設定 → アドオン → ファイルからインストール → mitsuba.zip を指定。インストールができたら、「Render : Mitsuba」にチェックを入れて有効化。

インストールと有効化ができたら、blender の上のほうにある、レンダリング使用エンジンの切り替えリスト内に「Mitsuba」が増えてるはず。ソレを選べば、blender から Mitsuba を使える。

レンダリング設定ウインドウ?の下のほうに、Mitsuba インストールフォルダを指定する欄があるので設定。

最初は Mitsuba CUI が選ばれてるけど、環境によっては Mitsuba GUI を選んだほうがいい時があるのかもしれず。

後はテキトーに箱だのスザンヌ(猿頭のオブジェクト)を配置して、レンダーボタンを押すか、F12キーを押せば、Mitsuba でレンダリングできるはず。

以下の解説記事を参考にしました。ありがたや。

_Getting started with Blender and Mitsuba Render - Blender 3D Architect : Blender 3D Architect

一応、blender からも使えてるという証拠画像を。
ScreenShot

以上です。

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