mieki256's diary



2012/03/29(木) [n年前の日記]

#2 [anime] TVアニメの最終回を色々視聴

「あの夏で待ってる」「ブラックロックシューター」「ギルティクラウン」の最終回を視聴。

「あの夏」最終回。 :

部屋に集まった若者達。カタカタと動き始める映写機。しんみりした曲調のED曲が流れ始めて。スクリーンには、もう居ない女性の姿が映し出されて。

これは、最終回における勝利の方程式ではあるまいか、と思った。

過去を記録できる何か ―― 映画、フィルム、カメラ、ビデオ、レコード、カセットテープ、写真、手紙、日記、等々を使ったソレは美味しい。そこには、メッセージがある。メッセージを込める側、メッセージを読み取る側が居る。意識的にメッセージを込めている場合もあるし、無意識に入ってしまう場合もあるし、見ている側・聞いている側が秘められたメッセージの存在にようやく気付く場合もあるし。

何にせよ、それらの道具を活用すると、直接的な言葉より、登場人物の想いを鮮やかに、浮き彫りにする効果が得られる。「俺は○○が好きだー!」と大声で分かりやすく叫ぶソレよりも。女性を撮影し続けたフィルム中に垣間見える、相手への憧れ、慈しみ、熱情 ―― 様々な想いがそこに秘められていたのだと伝えたほうが、見ているほうとしてはグッとくるわけで。

黒田脚本は、イイ。こういう話を手掛けると、実にイイ。素晴らしい。いや、もしかすると監督その他の発案なのかもしれないのでアレなのだけど。

「BRS」最終回。 :

話と言うか、設定と言うか、そのへんは今一つよくわからず。丁寧に事細かに台詞で説明してる印象もあるのだけど、どうやら観念的な設定のようで、なんだかピンと来なくて。

でも、今石作画を3DCGで再現しようとするソレだけでお腹一杯というかもう十分じゃないか、という気も。指導を受けた人達が実に羨ましい。

後日談をしんみりした感じのED曲と共に流して、その後、勢いのあるOP曲を流しながら過去のシーンを見せていくという繋げ方に、これもまた、最終回における勝利の方程式な気がしたり。よくある見せ方だろうけど、こういう繋ぎ方をすると、なんだか綺麗に終わった感が強くなるというか…ぶっちゃけこのやり方を使うと何でも誤魔化せる気がする。

ブラタモリのラストで井上陽水の歌が流れるといい番組だったように思えてくる、みたいな。あるいは中島みゆきの曲が流れると何でもプロジェクトXに思えてくる、みたいな。使わない手はないよなと。

「ギルクラ」最終回。 :

勝算、見出せず。

以上です。

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