2006/02/15(水) [n年前の日記]
#4 [web] 「電車男」や「妹がガンダム」ってのはテーブルトークRPGの一種なんだろうか
_妹がガンダムのDVDを貸してと言って来た。 その1
_妹がガンダムまとめ
「妹がガンダム」を眺めながらぼんやり思ったのだけど。ゲームマスターが基本となるストーリーを用意して、それをプレイヤーに提示しながらゲームを進めていくあたり、テーブルトークRPGみたいだなと。…既出ネタかしら。そんな気もする。どこかのblogで、既に誰かがそういう考察をしてた記憶も。
いや。プレイヤーに着目すると、プレイヤー自身がストーリーに組み込まれるわけではなく、アドバイスという形でしかゲームに参加できないから…。テーブルトークRPGというよりは、インタラクティブ性を持ったTVドラマ・トレンディドラマ、みたいなものになるのであらうか。プレイヤーのアドバイス次第では、画面の中のキムタクは幸せにも不幸にもなりますよ、みたいな。
プレイヤー側は、基本的には「どうせネタだろ」と思ってはいるのだろうけど。しかし、「ひょっとすると、本当のことかも…」と思ってしまう部分もどこかにあったりするわけで。それ故、フィクションを提示されてることが最初から明らかになってるテーブルトークRPGよりも、ちょっとは身を乗り出して参加してしまうことになると。
こういう手法は、新しい商売になり得るよな。「ひょっとすると…」という幻想・錯覚を、プレイヤーに抱かせることが可能である限りは、おそらく商売になりそうな予感。受け手以外の道は用意されてない、娯楽作品の鑑賞行為でもなく。積極的に働きかけないとストーリーが成立しない、テーブルトークRPGでもなく。ほどよい受動性と、ほどよいインタラクティブ(?)性。
_妹がガンダムまとめ
「妹がガンダム」を眺めながらぼんやり思ったのだけど。ゲームマスターが基本となるストーリーを用意して、それをプレイヤーに提示しながらゲームを進めていくあたり、テーブルトークRPGみたいだなと。…既出ネタかしら。そんな気もする。どこかのblogで、既に誰かがそういう考察をしてた記憶も。
いや。プレイヤーに着目すると、プレイヤー自身がストーリーに組み込まれるわけではなく、アドバイスという形でしかゲームに参加できないから…。テーブルトークRPGというよりは、インタラクティブ性を持ったTVドラマ・トレンディドラマ、みたいなものになるのであらうか。プレイヤーのアドバイス次第では、画面の中のキムタクは幸せにも不幸にもなりますよ、みたいな。
プレイヤー側は、基本的には「どうせネタだろ」と思ってはいるのだろうけど。しかし、「ひょっとすると、本当のことかも…」と思ってしまう部分もどこかにあったりするわけで。それ故、フィクションを提示されてることが最初から明らかになってるテーブルトークRPGよりも、ちょっとは身を乗り出して参加してしまうことになると。
こういう手法は、新しい商売になり得るよな。「ひょっとすると…」という幻想・錯覚を、プレイヤーに抱かせることが可能である限りは、おそらく商売になりそうな予感。受け手以外の道は用意されてない、娯楽作品の鑑賞行為でもなく。積極的に働きかけないとストーリーが成立しない、テーブルトークRPGでもなく。ほどよい受動性と、ほどよいインタラクティブ(?)性。
◎ 完全にフィクションなストーリーの提示であってもこういう楽しみ方ができるなら、更に商売の幅は広がりそうだけどなぁ。 :
たとえば、「ショッカーなる組織に拉致されて腹にベルトを埋め込まれました。どうしましょう?」とか。ってそういうのはやっぱり難しいか。
そういえば、ライダー龍騎のTVSPって、そういう作りになってたっけ。視聴者からの電話・ネット投票で結末が変わる、みたいな。アレは、Mac関係の雑誌にコラムを持つほどパソコン関係に詳しく、また、東映のWeb関係の初代管理人も務めたらしい白倉Pだからこそ考え付いた手法、なのだろうか。Webの持つ双方向性という特質には当然気づいていただろうし、それを商売に利用できないかと試行していた可能性もありそうな。
ビデオゲームが出始めた頃、何が一番面白かったかといえば。自分が絶対に介入することができないはずの「TVの中」に、自分の意思を反映させられる、ということではなかっただろうかと。
それを考えると、自分が絶対に介入することができないはずの「ドラマの中」に、自分の意思を反映させられることができれば、それは新たな娯楽産業の誕生にも繋がる…ってソレはエロゲと何が違うのか。やはりそこで必要になってくるのは、「ひょっとすると、これって本当の話なのかも…」的な幻想、なのかもしれんなぁ。
そういえば、ライダー龍騎のTVSPって、そういう作りになってたっけ。視聴者からの電話・ネット投票で結末が変わる、みたいな。アレは、Mac関係の雑誌にコラムを持つほどパソコン関係に詳しく、また、東映のWeb関係の初代管理人も務めたらしい白倉Pだからこそ考え付いた手法、なのだろうか。Webの持つ双方向性という特質には当然気づいていただろうし、それを商売に利用できないかと試行していた可能性もありそうな。
ビデオゲームが出始めた頃、何が一番面白かったかといえば。自分が絶対に介入することができないはずの「TVの中」に、自分の意思を反映させられる、ということではなかっただろうかと。
それを考えると、自分が絶対に介入することができないはずの「ドラマの中」に、自分の意思を反映させられることができれば、それは新たな娯楽産業の誕生にも繋がる…ってソレはエロゲと何が違うのか。やはりそこで必要になってくるのは、「ひょっとすると、これって本当の話なのかも…」的な幻想、なのかもしれんなぁ。
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以上です。