2003/05/20(火) [n年前の日記]
#2 [anime] ただじっとしてるのもなんなので昔の少女漫画を本棚から引っ張り出して
横になったまま眺めてみたり。
◎ 田淵由美子の「こさあじゅ」を読んで驚いた :
口数が少なくてオドオドしててドジっ娘で、なのに時々思いがけない行動を取ったりするそばかすでメガネっ娘の委員長、とか、ドジっ娘なのに世話焼きで鈍感で幼なじみで年上のお姉さんぶってる娘、とか、そんなんばっか。この作家は私を萌え死させる気か。
◎ 太刀掛秀子の「花ぶらんこゆれて」を読んでまた驚いた :
公開当時であればごく一般的だったであろうその高濃度性故に今ではギャグ漫画にしか見えない可能性大だが、各エッセンスを分解、希釈して捉え直してみれば、昨今話題になった各種「泣きゲー」における要素のほとんどをこの一作品で網羅してしまっている事に気づいた。恐るべし、昔の少女漫画。道理で、この作品における主人公の可愛さ・けなげさが犯罪レベルにまで達してるわけだ。
◎ とはいえどちらも現代では通用しない絵柄ではある :
絵柄もそうだが、これら作品で語れていた人物設定やシチュエーションは、現代の少女漫画作品の中ですらその片鱗を見つけることは難しく。若い読者なら確実に拒否反応を示しそう。だが、これら作品の雰囲気は意外なところで生き続けてるような気がする。いわゆる、ゲームシナリオの世界において、とでもいうか。例えば、田淵由美子の作品に登場するドジっ娘少女像なんてToHeartのマルチそのものだし。それらシナリオを書いている世代が、ちょうどこのあたりの作品で育った世代、という事なのだろうか。
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以上です。
いや、もう下火になりつつあるのかもしれないけど。
「わかつきめぐみ」の作品雰囲気を持ったゲーム…ってあるんだろうか。
アレは別メディアに取り込みようがないような気もしますね。特異点っぽい。
「佐伯かよの」は読んだことないなぁ。
http://manpara.cool.ne.jp/saeki-kayono.htm
↑を見た感じでは、一昔前の少女漫画的展開に取材力でリアリティを持たせて
現代でも通用するように仕上げてしまう作家、とかそんな感じなのでしょうか。
プロット(?)を見ただけでもかなり読みごたえがありそうな雰囲気…
ゲーム化は難しそう。
わかつきめぐみは、小学生でも安心して読めます。ある種、ジブリ系か
ぬいぐるみとかキャラクター商品には向いててもゲーム化は難しそう。
佐伯かよのは、あの、「松本零士」の直弟子にして、「島本和彦」と「ゆうきまさみ」の師匠、
「新谷かおる」の奥さんですね。故に絵柄が一緒。数年前に「緋の稜線」という
NHKの朝の連ドラみたいな話が、昼の帯番組でドラマ化されたりしてました。
後は、アイドルをヒロインにした芸能界モノが多いな。
例えが古いが、クリーミーマミを取材力でリアリティを持たせたような感じ。
こいつは、シュミレーション系ならゲーム化出来るかも、
プリンセスメーカーみたいな感じで。
自分、名前は聞いた事あるけど読んだ事が無かったような気が。
なので検索してみたけど。
http://angel.chu.jp/page017.html
…いや…コレじゃねーだろ…たぶん…
悪魔というと、角が生えてたりするのかな。
であれば、ビジュアル的にはエロゲでたくさんありそうな気もする…(爆)
>わかつきめぐみ
ゲーム化できそうな気がしてきましたよ。
竹本泉モノが既にゲーム化できてる事を思い出したので。
どっちも雰囲気は似てる気がする。イケる! イケそうだ!
…でも売れない感じもする…固定ファンはつくだろうけどなぁ…
>佐伯かよの
「島本和彦」と「ゆうきまさみ」の師匠?
共通点が見出せない…一体どんな作家なんだ…
シミュレーション系と聞いて、光栄のネオロマンス系かと思ってしまった…
「アンジェリーク」とか「遥かなる〜」とか(爆)
絵柄からすると、そのほうが近い気もしました。
しかしおそらくファン層を考えると、
ゲーム化した場合、新しい市場を開拓できそうな気もするなぁ…