mieki256's diary



2018/04/17(火) [n年前の日記]

#1 [comic] 「ダンジョン飯」6巻を読んだ

妹から借りて読んだけど…。とにかく素晴らしい。この作者さんは、スゴイ。ここまで考証するか…。

#2 [anime][neta] ラノベ原作アニメとSDキャラ

思考メモ。

深夜アニメをいくつか眺めてるうちになんとなく思ったのだけど。ラノベ原作アニメは、SDキャラ風というか、コミカル風というか、漫画っぽく簡略化したキャラデザをまずほとんど利用しない傾向がありそうな気がしてきたり。(※ 感想には個人差があります)

これが漫画を原作にしているアニメだったら、SDキャラっぽい描写が入るのだけど…。その場合、おそらくは原作漫画内にSDキャラっぽい描き方をしているコマがあって、アニメスタッフは、「原作がこういう見せ方をしてるのだから、俺達がやっても許されるだろう」「原作に忠実な作りにするなら、こういう絵柄も挿入しておかないと」と思うから挿入されるのだろうけど。

しかし、ラノベ原作アニメになると、どれもこれも頭身が高く、線はやたらと多く、表情は真面目・シリアスなキャラデザばかり…。

これほど漫画が普及した国で、しかも、コマ毎にシリアス(?)とコミカルを行き来する見せ方に作家も読者も慣れ親しんでいる状況で、しかし、ラノベ原作を目の前にした途端にシリアス風な画しか思い浮かばないのはどうなんだろう。作り手は、ちょっと頭が固くなってないか…。もちろん、企画内容によっては全編シリアス風キャラデザで通したほうが良かったりもするだろうけど、中には漫画的表現を多用して見せたほうがしっくりくるラノベ原作もあるのではないか。

日本のラノベはどれもこれも、眉間にしわ寄せて深刻な表情になる作品ばかりなのか。そういうわけでもないだろう…。でも、この偏りは何なんだろう…。

SDキャラは作画面の保険にならないだろうか。 :

どうして自分が、SDキャラ・コミカル風な絵柄のキャラデザに拘ってしまうかというと、そういう絵柄にすることで作画の負担が少しは減ってくれないかなと期待してしまうからで。あの手の絵柄は、シリアス風キャラデザより線が少なくても受け入れられる場面が多いよなと…。もちろん、積極的に記号化・デフォルメしてあるほうが、キャラの心情を明確に分かりやすく伝えてくれる場面が多い、というメリットも大きいのだけど。

大体にして漫画作品ではその手の絵柄をよく見かけるのだから、つまりはそれだけ、使うに値する理由やメリットが絶対にあるはずで。だったら、ラノベ原作作品でも活用しない手はないだろうと。

最初から終わりまで、全編通して、シリアス風で作画できる自信をスタッフが持ってるなら、いくらでも好きなだけその絵柄でやってくださいなと思うのだけど。実際には、途中で息切れして、下手すると作画崩壊してラスト数話がTV放送できない状態にまで追い込まれてしまうアニメもあるわけで。そんな最悪な事態まで想像すると、SDキャラっぽい絵柄だって場合によってはアリですよ、という保険を最初からかけておいたほうが良いのでは…。キャラデザ表にあらかじめ描いておくのはもちろん、1話の中で数カット、そういう絵柄をこっそり混ぜておくだけで、その後の選択肢は広がるのではないかしらん。

いざとなれば途中からそうしてしまう選択肢もあるだろうけど、シリーズの途中でいきなり突然絵柄や見せ方を変更するのは結構難しい。これは別に近年のアニメに限った話でもなく、昭和アニメの頃からそういうものらしくて。例えば有名アニメーター湖川友謙氏も、インタビュー内で「ザブングル」を例に出してそのあたりを説明していたりする。

_animator interview 湖川友謙(6) 画の技術と画の魅力 - アニメの作画を語ろう - WEBアニメスタイル

誰かが事前に「ここまでやっていいよ」と示しておいてくれないと、スタッフの大半は委縮してしまう。キャラデザ表なり、1話なりで、先例・お手本を作っておけば、その表現を実際に使うか使わないかは別にして、スタッフの中で「いざとなればコレもアリ」と認識できるのだろうなと。

もっとも…。
  • キャラデザ表にSDキャラも一緒に描いて提出したら原作者や編集部からクレームがついた、とか。
  • 原作ラノベの挿絵はシリアス風に終始してるから、SDキャラを画面に出すと原作ファンが見慣れないものに対する拒否反応で叩き始める、とか。
  • 線が少ない絵柄は本当に上手い人が描かないと見れたものじゃないから、線がやたらと多いキャラデザのほうがまだ誤魔化せると判断してる、とか。
何かしらの事情があって、シリアス風で通してるのかもしれんけど…。

登場キャラ達の表情が実に豊かで、これはきっと漫画が原作なんだろうと思って眺めていたら実はラノベ原作と知ってビックリ ―― そんなラノベ原作アニメがもう少しあってもいいのではないかと思うのだけどなあ。

絶対に顔が崩れない奇麗なお人形さんを画面に出すことがそんなにも大事なら、3DCGアニメのほうがいいだろうと思うし。自由に表現できないなら手描きの意味なんて無い…。まあ、今現在は人海戦術で短期間で安く作ることができるから手描きアニメが残ってるんだろうけど。本来は3DCGが理想、と思えてくるアニメもチラホラ見かけるわけで。せっかくの手描きなのだから、「これはCGじゃまだ無理だわ。さすが手描きだわ」と思える映像のほうがいいよなあ、と…。

その、「手描きならでは」の一つとして、簡略化した絵柄があるように思うわけで。3DCGはイイ感じに線を間引くのがまだ全然苦手だから。せっかくの手描きの強み、活かさない手は無いのでは…。

てなことを思ったのでメモ。思考メモ。

以上、1 日分です。

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