mieki256's diary



2018/01/04(木) [n年前の日記]

#5 [anime] 「宝石の国」8話を視聴

BS11で放送されていた「宝石の国」(制作CGスタジオ:オレンジ)の8話が、CG制作スタッフのオーディオコメンタリー付きで放送されてたので視聴。たしか去年の年末、最終回の次の週に放送してたような気がする。

興味深い話がたくさん。なかなか面白かった。覚えてる範囲で一応メモ。 どれもこれも興味深い話だったけど、社長の動きがたくさん混ざってる、てな話が個人的に一番ウケた。オレンジの社長さんは、(本人の動きだけなら)美少女・萌えキャラに分類されるのだなあ…。

口パク合わせ。 :

オーディオコメンタリーでは話してなかったけど、どこかでチラリと聞いた話では、口パクのタイミング合わせは自動化していたそうで。ただ、口のパターンを数百種類用意して作業してたとか…。オーディオコメンタリーで「口は手描き」と言ってた気もするけど、あらゆる角度、表情に対応できるように描いてたのかな…?

日本は、演出家さんやアニメーターさんがタイムシートを手書きして口パクを合わせるのが当たり前らしいけど、海外では「そんなの当然自動化するっしょ。手書きで合わせる? 何アホなこと言ってんのお前」てな感じだそうで、日本もCGアニメの登場で、ようやく海外と同様の作業効率化が試せる状況になりそうだなと。 *1

しかし、すると手描きはもう使い物にならないのか、用済みなのかというとそんなことはなくて、プリビズ作成では手描きアニメーターの能力が活かされてたし、顔も手描きで修正してるし…。手描きに優位性がある場面は当然ながらまだまだあるよなー、と。

自動化できることを手描きでやってたらアホだし、手描きのほうが向いてることをCGで無理してやっててもちょっぴりアホっぽいしで、つまりは双方の強みを活かしつつ合体させて一つの作品を生み出していく…てのが理想的なのだろうなーと思うわけで。

何にせよ、「宝石の国」のような作り方が出てきてくれて、なんだか嬉しいなと。しかも、作り方が興味深いだけではなく、ちゃんと本編が面白いわけで。キャラのポーズ一つ、動き一つをとっても、「チクショウ! コイツ可愛い!」「もしかしてアレか? これが萌えってヤツなのか?」てな感じだし…。色々と最高です。このアニメ。素晴らしい。

*1: 自分がちょっと前に購入した Moho というアニメ制作ツールも、スクリプトを実行するだけで、音声データに合わせて口パクのタイミングを合わせてくれるわけで…。海外では、数千円〜数万円で買えるソフトですら自動化できちゃってるわけで。また、日本のエロゲーの世界でも、音声データに合わせて自動で口パクさせてると聞くし。エロゲーは膨大な音声データを扱うから手で合わせるとかやってられないわな。こんな時代に、手書きでタイムシートを、とかアレだよなと。エロゲー以下とかどうなのよ。しかも、昨今の日本のアニメはスケジュールが厳しいので、音声収録した後に映像を作り始める状況だとか。だったらアフレコよりプレスコがいいし、プレスコなら口パク合わせの自動化も視野に入ってくるのでは…。などと素人考えでは思うのだけど、色々と大人の事情で難しいのだろう…。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2018/01 - Next
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project