2016/08/17(水) [n年前の日記]
#3 [zatta] 「捨てろ」と言われるかもしれないけれど
Windows10 Anniversary Update をインストールしたら古い3Dゲームのフレームレートがとんでもなく遅くなった件について、の余談というか思考メモ。
このあたり、「そんな古いゲームは捨てろ」と言われるかもしれないけれど、それはちょっと違うんじゃないのと思うわけで。
例えば、
「浮世絵なんて古いもんは全部燃やせ」
「ゴッホの絵なんて描かれたの何時だよwww 捨てろよwww」
「手塚治虫作品なんて単行本も原稿も全部裁断しちまえよ古いんだから」
とか言い出す人が出てきたら、ほとんどの人が異を唱えるはずで。
本来、「古い」から「捨てろ」なんて乱暴なことは一概に言えるはずがなく。しかしこれがデジタル作品になると、何故か「捨てろ」と言い出す人が、自分も含めて後を絶たない…。なんだかおかしいよなと。
「3Dエロゲとゴッホの絵を同列に並べてるんじゃねえよ馬鹿かてめえ」と言われるかもしれないけど、すると貴殿は江戸時代の春画もエロが入ってるからコレは全部燃やすべきと力説するのですかと。つまるところ各作品に対してエロの有無“如き”で後世に残す残さないを決めるなんてのは危険思想で。ン百年後の人達から「『エロかったから全部捨てた』とかてめえは馬鹿か何考えてんだ」と罵倒されること間違いなし。そもそもゴッホだって生きてる間はここまで高く評価されてなかったことを考えると…。
まあ、それはさておき。
TVゲーム/PCゲームの類は既存のメディアと比べると、インタラクティブ性と言うそれまでに無い要素を獲得したという新しい面があるけれど。その代償として動作するハードウェアやOSを必ず要求するという制限がまとわりついて。そして、それらハードウェアやOSは、ずっと使えるものでもなく。
浮世絵も、ゴッホの絵も、手塚治虫作品の単行本も、それぞれが単体で鑑賞物として成立する容易さというか、ある種の安定性がそこにあるわけだけど。デジタル作品・デジタルゲームはそういうわけにもいかない。動作環境と言うものが必要になり、その動作環境の維持が問題になってしまう。
それでもまだ、大昔の2Dアーケードゲームのようにスペックが低いハードウェア上で動いてたソフトウェアなら、現在のハードウェアスペックをもってすればエミュレーションという形で再現することも可能だけど。初期の3Dエロゲなどは、今でも結構それなりのハードウェアスペックを要求してしまうため、エミュレーションしたくても現時点ではまだビミョーに厳しい面もあるという…。
つまるところ、ある種のコレクターとしてそれら作品を一応手元に置いておきたいとうっかり思い始めてしまったら、作品を保有するのと同時に、当時のハードウェアを積んでいて、かつ、古いOSを入れっぱなしにした動作環境が ―― つまりは「実機」を残すしかない、ということになるのかなあ、と。だけど…。実機、場所取るんだよな…。例えば自分の部屋には未だにNEC PC-9821を残してあるけど、邪魔で邪魔で…。
これがまだ、エロゲはエロゲでも2D紙芝居エロゲであれば、仮想PC上で動かす選択肢もあるだろうけど。3Dエロゲは…やっぱりまだちょっと…。仮想PCの進化も停滞し始めたというか、そもそも _商売にならなくて開発リソースを投入できない状態になってきた雰囲気 もあるし。かといってマニアが趣味で開発できるレベルのものでもないだろうし。つまり、3Dエロゲをエミュ上で動かせる未来は、ひょっとすると永遠に来ないかもしれないという予感もあって。
などと一銭にもならないどうでもいいことで悶々と悩んでしまうのだけど、それはともかく。どうして Windows10 Anniversary Update でこういうことが起きるんだろう。症状が起きる理由が気になるというか。設定で回避する方法はないのかなあ…。
このあたり、「そんな古いゲームは捨てろ」と言われるかもしれないけれど、それはちょっと違うんじゃないのと思うわけで。
例えば、
「浮世絵なんて古いもんは全部燃やせ」
「ゴッホの絵なんて描かれたの何時だよwww 捨てろよwww」
「手塚治虫作品なんて単行本も原稿も全部裁断しちまえよ古いんだから」
とか言い出す人が出てきたら、ほとんどの人が異を唱えるはずで。
本来、「古い」から「捨てろ」なんて乱暴なことは一概に言えるはずがなく。しかしこれがデジタル作品になると、何故か「捨てろ」と言い出す人が、自分も含めて後を絶たない…。なんだかおかしいよなと。
「3Dエロゲとゴッホの絵を同列に並べてるんじゃねえよ馬鹿かてめえ」と言われるかもしれないけど、すると貴殿は江戸時代の春画もエロが入ってるからコレは全部燃やすべきと力説するのですかと。つまるところ各作品に対してエロの有無“如き”で後世に残す残さないを決めるなんてのは危険思想で。ン百年後の人達から「『エロかったから全部捨てた』とかてめえは馬鹿か何考えてんだ」と罵倒されること間違いなし。そもそもゴッホだって生きてる間はここまで高く評価されてなかったことを考えると…。
まあ、それはさておき。
TVゲーム/PCゲームの類は既存のメディアと比べると、インタラクティブ性と言うそれまでに無い要素を獲得したという新しい面があるけれど。その代償として動作するハードウェアやOSを必ず要求するという制限がまとわりついて。そして、それらハードウェアやOSは、ずっと使えるものでもなく。
浮世絵も、ゴッホの絵も、手塚治虫作品の単行本も、それぞれが単体で鑑賞物として成立する容易さというか、ある種の安定性がそこにあるわけだけど。デジタル作品・デジタルゲームはそういうわけにもいかない。動作環境と言うものが必要になり、その動作環境の維持が問題になってしまう。
それでもまだ、大昔の2Dアーケードゲームのようにスペックが低いハードウェア上で動いてたソフトウェアなら、現在のハードウェアスペックをもってすればエミュレーションという形で再現することも可能だけど。初期の3Dエロゲなどは、今でも結構それなりのハードウェアスペックを要求してしまうため、エミュレーションしたくても現時点ではまだビミョーに厳しい面もあるという…。
つまるところ、ある種のコレクターとしてそれら作品を一応手元に置いておきたいとうっかり思い始めてしまったら、作品を保有するのと同時に、当時のハードウェアを積んでいて、かつ、古いOSを入れっぱなしにした動作環境が ―― つまりは「実機」を残すしかない、ということになるのかなあ、と。だけど…。実機、場所取るんだよな…。例えば自分の部屋には未だにNEC PC-9821を残してあるけど、邪魔で邪魔で…。
これがまだ、エロゲはエロゲでも2D紙芝居エロゲであれば、仮想PC上で動かす選択肢もあるだろうけど。3Dエロゲは…やっぱりまだちょっと…。仮想PCの進化も停滞し始めたというか、そもそも _商売にならなくて開発リソースを投入できない状態になってきた雰囲気 もあるし。かといってマニアが趣味で開発できるレベルのものでもないだろうし。つまり、3Dエロゲをエミュ上で動かせる未来は、ひょっとすると永遠に来ないかもしれないという予感もあって。
などと一銭にもならないどうでもいいことで悶々と悩んでしまうのだけど、それはともかく。どうして Windows10 Anniversary Update でこういうことが起きるんだろう。症状が起きる理由が気になるというか。設定で回避する方法はないのかなあ…。
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以上です。