mieki256's diary



2015/10/20(火) [n年前の日記]

#2 [movie] リターナーを視聴

NHK-BSで放送されてたので視聴。実写版「宇宙戦艦ヤマト」「三丁目の夕日」「寄生獣」を手掛けた山崎貴監督の、監督2作目の映画。

VFX畑出身の監督だけあって、邦画に見えない邦画、という印象。設定・脚本面は、既存のハリウッド映画のコラージュというか、オマージュ連発というか。「ターミネーター」「マトリックス」「ET」「未知との遭遇」「BTTF」「レオン」…他にも色々ありそうだけど、自分は映画に詳しくないので、詳しい人ならもっと色々上げられそうな。元ネタを列挙していくだけでも楽しめそう。ここまで盛り込んで、話としてまとめただけでも凄い。ような気がしたり。

公開時期が気になってググったけど、2002年の映画だったらしい。マトリックスが1999年。リターナーが2002年。ちなみにCASSHERNが2004年。リターナー本編内でも、荒廃した未来の風景を映像化してたけど、数カットの分量であれば、2002年の時点でもアニメ並みの異世界を邦画でも作れていたのだなと。

最後のオチがイイ感じだなと思ったものの、スパッと終わらせずにダラダラさせるあたりが、実に邦画の感覚で。まるで欽ちゃんのように、泣きのシーンを引っ張り過ぎちゃうのが、この監督さんの…。いや、このくらいねっとり見せないとお客さんは泣かないだろうという判断だろうし、それが三丁目の夕日で上手いことマッチしてヒットしたところもあるだろうからこれはこれで、なのだけど。個人的にはハリウッド映画のようにスパッと終わらせて、観客の中で余韻を熟成させる、みたいな見せ方のほうが好きだなと。

何にしても、面白い映画だったなと…。ツッコミどころが多々あるけれど、どう考えても分かっててあえてやってる雰囲気なので、コレにツッコむなんて無粋極まりない。みたいな。「ねえよ! でもカッコいからよし!」と親指を立てながら見たい映画、かもしれず。

どんな作り方をしていたのか気になって、当時の記事をググってみたけれど。映像面はパッチワークのような作りだったのだなと…。いや、脚本もパッチワークだった気も。

以上です。

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