mieki256's diary



2015/07/02(木) [n年前の日記]

#1 [anime] 響け! ユーフォニアム、最終回を視聴

良かった。面白かった。

今回も、音楽とがっぷり組み合ってた印象。これまでの登場人物の練習の成果は、この演奏を聴けば一発で視聴者に伝わるやろ、みたいな。しんと静まり返った状態から、バンと演奏が鳴り始めるあたりも良かった。緊張感が提示できてたというか。

ラストのあたり、 表情だけで伝えていく・声も最小限にしていたのは上手いなと。途中まで結果がどっちなのか分からなかったけど、分かって納得というか。いや、見せ方としてはよくある手だけど、アニメの場合、大体は結構短い時間でそういう見せ方をすることが多くて。そこをじっくりと、複数カットを繋げながらたっぷり流したあたりがグー。

そういえば、台詞ではなく絵で伝える、てなあたりで思い出したけど。この作品、モノローグの使い方も上手かった気がしたり。時々主人公のモノローグが入ってくるのだけど、映像ではちょっと説明しにくい雰囲気をモノローグで伝えてたというか。 *1 それでいて最後のあたりは、映像だからこそ可能な伝え方をしていたりするわけで…。色んな伝え方を駆使して見せていた作品だよなと。

BS放送では、「ユーフォニアム」の直後に「ラブライブ」が放送されてたあたりも興味深かったり。どちらも花田脚本なので、おそらく脚本のノリは似てるのではないかと想像するのだけど、それをコンテ・演出がどう解釈するか、京アニとサンライズでどう料理するのかが違ってるので、なんだか面白いなと。花田脚本はかなり「ボケとツッコミ」を意識して書かれてる感があるのだけど、それを意識して見せてる例、日常の一コマに落とし込んでしまう例、ドタバタにしちゃう例、色々な見せ方があって、同じ素材(?)も料理次第で、てなあたり感じることができたというか。 *2
*1: 主人公が感じてる漠然とした何かを映像で説明するのはなかなか難しくて。いや、映像で説明できなくはないけど、描写がたくさん必要になったり、かなり伝わりにくくなったりするわけで。そういう部分はモノローグを活用したほうがいいよなと。それに、モノローグを使うと、作品に小説っぽい雰囲気を付加できる効能も。「映像作品なんだから何が何でも映像で伝えないと」などと思い込まずに、使えるものは何でも使ったほうがいいよなと。せっかくの「総合芸術」なんだから。と、自分は思うのですが。
*2: 個人的に、花田脚本の作品は、「ボケとツッコミ」をどう見せてるか、そこをチェックするだけでもコンテ・演出担当者の力量がおおよそ分かるのでは、と思っていたり。例えば戦艦が擬人化されたゲームが大人気でアニメ化された花田脚本の某作品は(以下自粛)。

以上、1 日分です。

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