mieki256's diary



2013/06/09() [n年前の日記]

#5 [zatta][neta] 「あり得ないこと」を抑制しようとする流れについてもやもやと考えてしまったり

児童ポルノ法改正案を提出してる人達は、「あり得ないこと」を考え始める人間の性質を抑制しようとしてる一派、なのかなと思ったり。

漫画・アニメ等における特定ジャンルの「空想」は存在自体許せないと。考えるな。思いついたりするな。表現するな。要するに、犬猫レベルになれと。空想の翼を広げるな。空想するなら、俺達が許す範囲内だけで空想をしろ…。そのように社会に要求しているのだろうなあ、と自分には見えてしまうのですが。

しかし、その改正案の提出理由は、そういう規制をすれば児童を性的虐待から守ることができるという、「あり得ないこと」に基づいて作られていて。

「あり得ないことをあり得ると思い込んで行動している」「フィクションをリアルと思い込んで行動している」という点で、彼等は漫画の中で生きているキャラみたいなもの、とみなすことができる。しかしそんな人達が現実世界で法律を改変しようとしているわけだから…。コレは「漫画の中のキャラが現実世界に浸食を開始した状態」と言えるのかもしれない。

ん? であれば、あくまで彼等の脳内に限って言えば、「漫画やアニメは現実世界に影響を及ぼす」というその主張には一貫性が出てくるのかな? 「フィクションをフィクションとして理解できない人種がこの世にはたくさん居るはずだ」というのが彼等の仮説。彼等にとって、その仮説は「リアル」。しかしその仮説は、漫画やアニメに親しんでいる側にとっては、「あり得ないこと」「フィクション」。つまり改正案を出している側は「フィクションをリアルと思い込んでいる人種」であり、彼等が主張する「フィクションをフィクションとして理解できない人種」とは、まさしく彼等のことになる。

そうなると、彼等の存在が、仮説が正しいことを証明してしまう…。彼等が言う通り、そういう頭のおかしなヤツラは、たしかにリアルに居るよねと。改正案を出している連中が、まさしくそういうタイプだもの。「こういうヤツラが居るはずなんだよ!」「そうだね。ソレってキミだよね」状態で。つーか、フィクションをリアルと思い込んじゃってるような人種が、なんで国会の中をウロウロしてるんだろう。なんだこの国。ヤバ過ぎ。

しかし、仮説が正しいなら、それはもはやフィクションではない。それはリアルだ。リアルをリアルと思い込んでる人がそこに居るだけ、ということになる。となると、フィクションをリアルと思い込んでいる人は、パッと見では居ないわけだから、彼等の仮説は間違っている。彼等の主張通りのヤツなんか居ない。件の仮説はフィクション。つまり彼等は、フィクションをリアルと思い込んでいる人種ということに…。

アレ? また元に戻ってきたぞ? どこかで何か間違えてないかコレ。

彼等が期待(?)するように、漫画やアニメで描かれたことが現実に起きてしまうなら、毎朝起こしに来てくれる幼馴染の美少女や、「はぜろリアル!」とか言い出す美少女が、自分の周りでもウロウロしてそうなものだけど。あり得ないよな…。

以上です。

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