mieki256's diary



2007/02/12(月) [n年前の日記]

#1 [linux][ubuntu] Ubuntu に beryl を入れてみた

旧メインPC = Ubuntu を入れたPCには、弟が置いていってくれた ATI RADEON(初代、型番的には RADEON 7200、R100 チップとやらに相当するらしい)が積んである。せっかくそこそこの性能なので、3Dデスクトップとやらを入れておいてやろうかと。

_Install Beryl on Ubuntu Edgy with XGL - Beryl Wiki :

_Install Beryl on Ubuntu Edgy with AIGLX - Beryl Wiki
_Ubuntu ATIドライバのインストール&設定

ATI RADEON シリーズの場合、xorg-driver-fglrx と名前のついたドライバを入れるのが妥当らしいと知る。

_Foamy Capriccio: Radeon on Edgy
buntuにおけるATIのドライバは二種類あって、ATIが公式に提供しているバイナリドライバ(xorg-driver-fglrx)と、有志が解析したオープンソースのドライバ(xserver-xorg-video-ati)があります。

Foamy Capriccio: Radeon on Edgy より

とのことで。

が。
 sudo aptitude install xorg-driver-fglrx
をして、
 sudo vi /etc/X11/xorg.conf
などとして内容を書き換えたら、X が起動しなくなった。ログを見ると、「デバイスが見つからないス」と言われてる。…ドライバの対応カード一覧を眺めたら、そもそも RADEON 7200 なんて古いカードはサポートしてないらしい。ぎゃふん。

_Ubuntu Edgy Installation Guide というページに、元に戻す方法が書いてあった。コンソールでログインして、
 sudo dpkg-reconfigure xserver-xorg
と打ち込んで…。いかん。コンソールには英語フォントしか出ない。日本語でメッセージを表示してるから文字化けしちゃって何がなんだか。Ctrl+c も効かない。仕方なく最後まで当てずっぽうで Enter を押していったら、xorg.conf がグチャグチャに。…一応、編集前のバックアップは取っていたので、それに書き戻した。PCを再起動。Xが起動した。

が。glxinfo で確認したら、「direct rendering : no」になってる。
 sudo aptitude remove xorg-driver-fglrx
をした後、
 sudo apt-get install --reinstall libgl1-mesa
をすることで libGL.so.1.2 なるものを上書きして元に戻した。PCを再起動。glxinfo で「direct rendering : yes」になってくれた。

AIGLX でどうにかなるらしい。 :

ドライバが対応してないから動かんのかな、どうにかならんか、と思って検索したら、 _HELP! Radeon + aiglx + beryl - Ubuntu Forums という掲示板?でのやり取りの中に、「別に fglrx 入れんでも動くことは動くと思うよ」みたいなことが書いてあった。オープンソースで開発してるドライバ = Ubuntu が自動認識で入れてくれたドライバは、AIGLX なるものに対応?だかしてるらしくて。それは嬉しい話。

_Install Beryl on Ubuntu Edgy with AIGLX - Beryl Wiki を頼りに作業。
 sudo vi /etc/apt/sources.list
で apt-line を編集。
deb http://ubuntu.beryl-project.org/ edgy main
deb-src http://ubuntu.beryl-project.org edgy main
を追加。
wget http://ubuntu.beryl-project.org/root@lupine.me.uk.gpg -O- | sudo apt-key add -
として、たぶん gpg なるものを鍵ファイル?に追加。するのかな。とりあえずしてみた。
sudo apt-get update
でパッケージ情報を更新。

sudo vi /etc/X11/xorg.conf
で、xorg.conf を修正する。「Section "Module"」を探して、以下の記述が入ってる状態になるよう、足りないものがあったら追加する。
Load "dri"
Load "dbe"
Load "glx"
Load "dbe" だけがなかったので、追加した。何の指定だかわからんけど…。

次に、ビデオカードについて情報が書いてある、「Section "Device"」を探して、
Option  "XAANoOffscreenPixmaps"
を追加。

最後に、xorg.conf の一番下のほうが、
Section "DRI"
        Mode 0666
EndSection

Section "Extensions"
        Option "Composite" "Enable"
EndSection
となるように修正。… fglrx のドライバを使うときは、Option "Composite" "false" だったような気がする。

sudo /etc/init.d/gdm restart
で gdm、というかたぶんXを再起動。

sudo aptitude install beryl
で、beryl に関係のあるパッケージをインストール。apt-get じゃなくて aptitude を使うと、emerald-themes その他のパッケージもいい具合にインストールしてくれるらしい。

いつもどおりに gnome で起動?して。GNOME端末でも起動して、
beryl-manager
と入力。

上のタスクバー?のあたりに、宝石のようなアイコンが出てきた。…というか、ウインドウの枠のデザインが微妙に変わった気がする。ウインドウをドラッグしてみた。…おお! ふにゃふにゃしてる。しかしこれだけか。画面をグリグリ回すのはどうやるんだ。…中ボタンドラッグでグリグリ回せるらしい。画面端にウインドウを持っていってもグリンと回る。なんだか面白いな。実用性は皆無だが。

さて、これをどうやって常日頃使えるようにしておくかが問題なわけで…。アプリが動かなくなったりすると困るから、gdm でのログイン時に選択できるようにしておきたいなと。

解説ページのとおり、 /usr/bin/startberyl.sh と /usr/share/xsessions/Beryl.desktop を作成することで対処。

/usr/bin/startberyl.sh は、
#!/bin/sh
beryl-manager
sleep 4
exec gnome-session
にして。/usr/share/xsessions/Beryl.desktop は、
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=Beryl
Exec=/usr/bin/startberyl.sh
Icon=
Type=Application
にした。というかコピペしただけ。

セッション選択で beryl を選んで起動すると、gnome の起動スプラッシュがいつまでも画面内に残ってしまう。何故。

beryl を使ってると不安定になるな…。 :

セッション選択で起動させてみたり、gnome のセッション設定、システム→設定→セッション、で自動起動に beryl-manager を追加してみたりしたけど。なんだか不安定・何もウインドウが開けなくなる・開くのに随分と時間がかかるようになってしまうときがある。

基本的には使わない方向で、ときどき試しに遊んでみる程度の使い方のほうが良さそうな感じ。

後で気がついた。 :

_2chスレのテンプレ に作業手順がちゃんと書いてあったわ…。

以上です。

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