mieki256's diary



2020/04/30(木) [n年前の日記]

#1 [pc][neta] 8bitPC時代にタイムスリップしたらどんな音源チップを作るんだろう

ふとなんとなく、くだらない妄想をしてしまったり。現代の人が8btPC時代にタイムスリップしたら、どんな音源チップを作ろうとするのだろうなあ、みたいな。

8bitPC時代のサウンド機能って、以下のような進化をしていたような印象があって。
  1. 只のブザー。一定の周波数を鳴らすか鳴らさないか、ON/OFFしかできない。(PC-8001、PC-8801等)
  2. Intel 8253を使った矩形波の単音再生。任意の周波数を指定できるけど、音量調整はできない。(MZ-80K/1200/700)
  3. PSG(AY-3-8910)で3重和音。3つまで矩形波を出せて、音量調整もできる。エンベロープが使える。(PC-6001、X1、FM-7、MSX)
  4. YAMAHA FM音源(YM2203)。複雑な波形を、感覚的にはよく分からない計算式で作れる。(PC-8801mkIISR)
  5. FM音源 + PCM(DPCM、ADPCM)。(X68000)

任意の波形データを鳴らせます、てなことができるのは結構後になってから、だったような…。想像だけど、当時はメモリ(RAM)が高くて、波形を持つ=メモリをガンガン使う系の再生はコスト的に厳しかったのかなと。何せ SHARP X1などは、画面表示に使うVRAMすらコスト的に高くなるから標準装備できなくて別売り状態だったりしたわけで。

なので、当時にタイムスリップして音源チップを作るとしても、波形データを持って云々という方向では作れないのだろうなと。4bitの波形でも厳しいかも。

せめてPSG+αの音源にしたいよな…。ファミコンみたいに、ノコギリ波や三角波を選べるように、とか…。3重和音なんてケチ臭いことを言わず、6重和音を、ってソレだと TI SN76489 になるのかな…。

もっとも、当時もコストとスペックのバランスを考えてその仕様に落ち着いたのだろうから、現代人がその時代に行ってもやっぱり似たような仕様になっちゃいそうな気もする…。

_Programmable Sound Generator - Wikipedia
_YM2203 - Wikipedia
_YM2151 - Wikipedia
_波形メモリ音源 - Wikipedia

波形メモリ音源を早い段階で作れたら、天下を取れた(?)りしたのだろうか…。

_Amiga - Wikipedia
_スーパーファミコン - Wikipedia

AmigaやスーファミのようにPCM音源を搭載できたら、そのPCはスゴイことになってたんだろうな…。昔、 _MOD ファイル を収集して聞いてた時期があるけれど、PCMを4音鳴らせるだけでも結構イイ感じの曲が作れそうな印象を受けたというか。

まあ、今になってこういうアレコレを妄想しても何の意味も無いけれど…。もっとも、 _Fatnasy Console(Fantasy Computer) の類を作る際には、こういうソレも考えたりするのかもしれんけど。

なんかググってみたら、Amigaは1985年発売、と書いてある…。PC-8801mkIISRが発売された年に、海外ではもう Amiga が発売されていて、PCM音源を4チャンネル鳴らせていた、ということになるのかな…。いやまあ、PC-8801mkIISR は 8bitPCで、Amigaは16bitPCだけど。

#2 [pc] OpenMPTを試用

Amigaのスペックについて調べてるうちに、MODについての記述を見かけて、なんだかまた聞きたくなってきた。

ここで言うMODは、ゲームの改造データを示すMODのことではなくて…。Amiga発祥の音楽ファイルフォーマットの総称。

_MOD (ファイルフォーマット) - Wikipedia

mod、xm、s3m、it 等の拡張子があって、PCMを4〜16〜32〜64チャンネル鳴らせる。Amigaのサウンド機能は8bitのPCMを4チャンネル鳴らせたそうで、そこから発展していったらしい。

Windows10で動くその手のソフトはあるのかなとググったら、OpenMPT というアプリがあるようで。オープンソースで開発されてる Mod Tracker。MODの作成や再生ができる楽曲作成ツール、という説明で合ってるのだろうか。

_OpenMPT - Open ModPlug Tracker | OpenMPT - Discover the music inside...

今回は、32bit版の OpenMPT-1.28.10.00-Setup.exe をDL。Windows10 1909 x64上にインストールした。exeを実行するとインストール処理が始まる。ちなみに、VSTも使えるそうで、32bit版でVSTを揃えてる人は32bit版を、64bit版でVSTを揃えてる人は64bit版を選ぶとよい、てな感じの説明文が書いてあった。

数曲ほど、MODデータ(.mptm)が同梱されてる。どれもカッコイイ曲…。

このバージョンの OpenMPT は、FM音源(OPL2相当)も実装されているらしい。同梱の Yuzu - Yu-Lib.mptm を再生してみたらベアナックルみたいな音が鳴り始めて驚いた…。なんだかスゴイことになってるのだな…。

MODを探す。 :

The Mod Archive というサイトに行けば、MODデータが手に入る。

_The Mod Archive v4.0b - A distinctive collection of modules

「MODと言えばコレでしょう」的扱いだった、 _Sweet dreams (sweetdre.xm) をDLして OpenMPT で鳴らしてみたりして。懐かしい…。いやまあ、再生だけなら、サイト上で再生アイコンをクリックすれば Javascript を使ってブラウザ上でも鳴らせるみたいだけど。

それはともかく、当時自分が一番お気に入りだったMODの曲名が思い出せなくて検索すらできず。アレの曲名…何だったかな…。出てこない…。思い出せない…。

以上、1 日分です。

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