2017/02/21(火) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] OpenFXなる3DCGソフトを試用
動画合成ソフト Natron は OpenFX なる規格だか仕様だかのプラグインを使えるらしいのだけど。その「OpenFX」なる名称と同じ名前の3DCGソフトがあると知り。
_OpenFX
元々は SoftF/X と呼ばれていたソフトらしい。なんか聞いたことある名前だな…。大昔の3DCG関係の雑誌で名前を見かけたようなおぼろげな記憶が…。1999年にソースコードが公開された際、OpenFXという名前に変えたのだとか。
気になったので試用してみたり。環境は Windows10 x64。試用したバージョンは OpenFX 2.4。Windows8までしか対応を謳ってないけれど、Windows10でも動くといいなと。install.msi をDLして実行するとインストールができる。
_OpenFX
元々は SoftF/X と呼ばれていたソフトらしい。なんか聞いたことある名前だな…。大昔の3DCG関係の雑誌で名前を見かけたようなおぼろげな記憶が…。1999年にソースコードが公開された際、OpenFXという名前に変えたのだとか。
気になったので試用してみたり。環境は Windows10 x64。試用したバージョンは OpenFX 2.4。Windows8までしか対応を謳ってないけれど、Windows10でも動くといいなと。install.msi をDLして実行するとインストールができる。
◎ 色々ウザい。 :
起動するたびに、必ず最大化表示になる。ウザい。ウインドウ表示で使いたいのだけど、設定ダイアログを眺めてみても解決できそうな項目が無い。File → Preferences → Startup → Use Last Window Positions にチェックを入れても反映されてる感じがしない。
UIの背景に妙な模様が表示されてる。ウザい。Use Background Image in View Windows のチェックを外して再起動したら消えてくれた。と思ったが設定ダイアログ等の背景には妙な模様が残り続けている。ウザい。
プレビュー表示がなんとなく前時代的。PCスペックが低かった頃のノリを感じる。その割には、レンダリング時の実行ボタンに、GPUレンダリングとソフトレンダリングの2つが用意されてたりする。
モデルを読み込もうとしたら、ファイル選択ダイアログの大きさが固定。何故変更できない…。
アニメーションをつけていく作業と、モデリング作業は、別々のソフトで行うらしい。モデリングは Designer なるソフト、というかウインドウが立ち上がる模様。
UIの背景に妙な模様が表示されてる。ウザい。Use Background Image in View Windows のチェックを外して再起動したら消えてくれた。と思ったが設定ダイアログ等の背景には妙な模様が残り続けている。ウザい。
プレビュー表示がなんとなく前時代的。PCスペックが低かった頃のノリを感じる。その割には、レンダリング時の実行ボタンに、GPUレンダリングとソフトレンダリングの2つが用意されてたりする。
モデルを読み込もうとしたら、ファイル選択ダイアログの大きさが固定。何故変更できない…。
アニメーションをつけていく作業と、モデリング作業は、別々のソフトで行うらしい。モデリングは Designer なるソフト、というかウインドウが立ち上がる模様。
◎ 感想。 :
アニメーションも作れるらしいけど…。ちょっと触っただけでは、コレといった特長が分からなかった。というか自分の場合、blenderが高機能過ぎて、ついついソレと比較してしまうからピンと来ないのだろうな。
使い方については、以下のサイトが参考になりそう。
_SFX Tutorial!! [3D modelling, animation and rendering]
使い方については、以下のサイトが参考になりそう。
_SFX Tutorial!! [3D modelling, animation and rendering]
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#2 [cg_tools][k3d] K-3Dなる3DCGソフトを試用
OpenFXという3DCGソフトについてググっていたら、K-3Dという3DCGソフトの存在を知って。これもオープンソースらしいので試用してみたり。環境は Windows10 x64。
_K-3D | Seven Degrees of Freedom
_K 3D - Basic Cup Tutorial - YouTube
最新バージョンは 8.0.1 (0.8.0.1 ?)。2010年頃に公開。つまり、現在開発停止状態に等しいソフトらしい。ソースだけならバージョン 8.0.5 のモノがあるらしいけど、残念ながら実行バイナリは作られていない模様。
とりあえず、k3d-setup-0.8.0.1.exe をDL・実行してインストールしてみた。
_K-3D | Seven Degrees of Freedom
_K 3D - Basic Cup Tutorial - YouTube
最新バージョンは 8.0.1 (0.8.0.1 ?)。2010年頃に公開。つまり、現在開発停止状態に等しいソフトらしい。ソースだけならバージョン 8.0.5 のモノがあるらしいけど、残念ながら実行バイナリは作られていない模様。
とりあえず、k3d-setup-0.8.0.1.exe をDL・実行してインストールしてみた。
◎ コレもちとウザイ。 :
コレもOpenFXと同様、最大化表示で起動する…。ウザい。
_FAQ を眺めると、「Tools → Option でウインドウサイズを設定できるんだぜ」と書いてあるけれど、そんなメニュー項目は無い。もしかすると、どこかの時点で大幅に作り直して、その際メニュー項目が無くなってしまったけどドキュメントは古い版のまま放置、てな状態なのかもしれない。
ただ、Layout → save layout で、現在のウインドウサイズや位置を保存できるようで。一度好みの状態にしてから save layout をすれば、次回からはその状態で起動してくれる。OpenFXよりちょっとマシかもしれない。
_FAQ を眺めると、「Tools → Option でウインドウサイズを設定できるんだぜ」と書いてあるけれど、そんなメニュー項目は無い。もしかすると、どこかの時点で大幅に作り直して、その際メニュー項目が無くなってしまったけどドキュメントは古い版のまま放置、てな状態なのかもしれない。
ただ、Layout → save layout で、現在のウインドウサイズや位置を保存できるようで。一度好みの状態にしてから save layout をすれば、次回からはその状態で起動してくれる。OpenFXよりちょっとマシかもしれない。
◎ モデリングの流れ。 :
チュートリアル動画を見た感じでは、以下のような流れでモデリングをしていくようで。
- ツールバー上のボタンを押して何かしらの形状を作成して。
- ツールバーの左上のほうに、頂点(point)選択、辺(edge)選択、面(face)選択を選べるボタンがあるので、ソレをクリック。あるいは、2キーで頂点選択、4キーで面選択に切り替えられる。
- 頂点 or 辺 or 面をクリックして選択。クリックじゃなくてドラッグすれば連続選択もできる。
- 右クリックメニューの中の「Mesh Modifier」を選べば、押し出し(Extrude)とか削除(Delete)とか色々な処理ができる。
- 選択解除はSpaceキー。もしくは画面の何も無いところを左クリック。
◎ その他。 :
右ドラッグで視点を回転。中ドラッグでPAN。
Render → Preview、もしくは F12キーを押せば、プレビューレンダリングができる。ただ、レンダリング画像のサイズをどこで指定できるのか分からず。…いや、分かった。左上に「Node List」ウインドウがあるけど、その中に RenderMan Engine てのが居るので、ソイツのプロパティで設定できるっぽい。
Mesh Modifier等のメニューを開くと、青い文字列(青いプラグイン名)があるけれど、それらは実験的プラグインだそうで。プラグインの仕様が変わったり、将来のバージョンでは削除されたりするかもしれんよ、ということらしい。が、一ユーザとしては気にせず使ってOK。
GTK+を使って実装してるせいか、Windows上で実行すると時々画面にゴミが出る。まあ、Windows用のGTK+はバグが多い、というのが定評なので、そのへんは諦める。そこそこ動くように移植してもらえただけでも御の字。というか、 _K-3Dのフォーラム でも、「バリバリ使いたいなら仮想PCをインストールしてLinux動かしてその上で使ったほうがいい」とまで言及されてる。
Render → Preview、もしくは F12キーを押せば、プレビューレンダリングができる。ただ、レンダリング画像のサイズをどこで指定できるのか分からず。…いや、分かった。左上に「Node List」ウインドウがあるけど、その中に RenderMan Engine てのが居るので、ソイツのプロパティで設定できるっぽい。
Mesh Modifier等のメニューを開くと、青い文字列(青いプラグイン名)があるけれど、それらは実験的プラグインだそうで。プラグインの仕様が変わったり、将来のバージョンでは削除されたりするかもしれんよ、ということらしい。が、一ユーザとしては気にせず使ってOK。
GTK+を使って実装してるせいか、Windows上で実行すると時々画面にゴミが出る。まあ、Windows用のGTK+はバグが多い、というのが定評なので、そのへんは諦める。そこそこ動くように移植してもらえただけでも御の字。というか、 _K-3Dのフォーラム でも、「バリバリ使いたいなら仮想PCをインストールしてLinux動かしてその上で使ったほうがいい」とまで言及されてる。
◎ 感想。 :
少し触った感じでは、フツーはblender使うよな、という印象も。コレは開発も止まってるし、日本語解説記事も皆無だし。
ただ、メニューが画面に収まらないぐらいにプラグイン数が多いので、作業が捗るプラグインが存在している可能性もありそうだなと。例えば、Metasequoia無料版を使ってモデリングをするよりはこっちを使ったほうがプラグインのおかげで楽になる場面だってあるのかもしれないけどないのかもしれない。
ただ、メニューが画面に収まらないぐらいにプラグイン数が多いので、作業が捗るプラグインが存在している可能性もありそうだなと。例えば、Metasequoia無料版を使ってモデリングをするよりはこっちを使ったほうがプラグインのおかげで楽になる場面だってあるのかもしれないけどないのかもしれない。
◎ 統合ソフトのほうが今時は快適、なのかも。 :
K-3Dを触っていて思ったけど…。コレは、モデル位置その他を編集する機能と、モデリング機能が統合されてるよなと。いわゆる統合ソフトってやつだけど。
対して、OpenFXは、その2つが分離して別のツールになっていて。そういう作りは古いのだろうなあ、と。
PCスペックが低かった時代なら、それぞれの作業内容は結構異なるのだから…。
まあ、例えばMacのアプリ設計関連文書でも、「モードレスを目指そうぜ」「そのほうが初心者は困惑しないんだぜ」と書かれてたものだし。このあたりも、そういう話に近いのかも。viみたいに、作業内容が違うんだからガツンとモードを切り替えるほうが便利なんだぜ、みたいな志向性は時代遅れというか、富豪的ではない、ということかしらん。と言っても、一見モードレスのように感じながらも、実質的・内部的にはモードに分かれてるのが実際のところではあるけれど。
対して、OpenFXは、その2つが分離して別のツールになっていて。そういう作りは古いのだろうなあ、と。
PCスペックが低かった時代なら、それぞれの作業内容は結構異なるのだから…。
- ツールが分離していることでリソース消費を抑えられて軽快に動作する。
- UIがかなり別物になるから、その特定作業に専念できる。その作業だけで全画面を使える。
まあ、例えばMacのアプリ設計関連文書でも、「モードレスを目指そうぜ」「そのほうが初心者は困惑しないんだぜ」と書かれてたものだし。このあたりも、そういう話に近いのかも。viみたいに、作業内容が違うんだからガツンとモードを切り替えるほうが便利なんだぜ、みたいな志向性は時代遅れというか、富豪的ではない、ということかしらん。と言っても、一見モードレスのように感じながらも、実質的・内部的にはモードに分かれてるのが実際のところではあるけれど。
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以上、1 日分です。