2017/02/23(木) [n年前の日記]
#1 [cg_tools][wings3d] Wings 3Dを試用中
Wings 3Dというフリーで使える3Dモデリングソフトを少し触っているところ。環境は、Windows10 x64 + Wings 3D 2.1.5 64bit版。
_Wings 3D | A Polygon Modeler
_Downloads | Wings 3D
一応メモしておくけれど。インストールは wings-x64-2.1.5.exe をDLして実行するとインストーラが起動するので、そのままどんどんクリックしていけばOK。
日本語化は、Edit → Preferences → User Interface → Language を Japanese にして Wings 3D を再起動。ウインドウメニュー上は相変わらず「File」「Edit」等の英語表記のままだけど、各メニュー内は日本語に変わってるはず。
_Wings 3D | A Polygon Modeler
_Downloads | Wings 3D
一応メモしておくけれど。インストールは wings-x64-2.1.5.exe をDLして実行するとインストーラが起動するので、そのままどんどんクリックしていけばOK。
日本語化は、Edit → Preferences → User Interface → Language を Japanese にして Wings 3D を再起動。ウインドウメニュー上は相変わらず「File」「Edit」等の英語表記のままだけど、各メニュー内は日本語に変わってるはず。
◎ 動作に若干問題が。 :
Wings 3D は Erlang なるプログラミング言語で書かれていて、故に Wings 3D を実行すると erl.exe てのが動くのだけど。この erl.exe が、自分の環境では Wings 3Dの終了時に必ずエラーを出しているようで。イベントビューアにエラー報告がずらずらと。
まあ、Wings 3D自体は動いてるように見えなくもないから、いいか…。と言っても、時々Wings 3Dもクラッシュして、デスクトップにダンプファイルを残すけど…。一応、Wings 3D は自動保存の間隔も設定できるので、バンバン落ちる場合は自動保存を頼りに…。
まあ、Wings 3D自体は動いてるように見えなくもないから、いいか…。と言っても、時々Wings 3Dもクラッシュして、デスクトップにダンプファイルを残すけど…。一応、Wings 3D は自動保存の間隔も設定できるので、バンバン落ちる場合は自動保存を頼りに…。
◎ Wings 3D から Kerkytheaレンダラーを呼び出して使う。 :
昨日は Wings 3D から YafaRay を呼び出せるように設定してみたけれど。その後ググってたら、Kerkythea や POV-Ray も使えるらしいと知ったので、そのあたりも設定してみたり。ちなみにどちらも無料で使えるレンダラー、らしい。
Kerkythea は、以下から入手。ただし、ダウンロードページを開くにはメールアドレスの入力を求められる。今時どうなのソレ。
_Kerkythea - Home
Kerkythea-v2.0.19-Windows.exe をDLしてインストールしてみたけれど、起動してみたら Kerkythea 2008 Echo Edition と表示された。もしかするとこのレンダラーも開発停止状態なのかもしれない。
Wings 3D の、Edit → プラグイン環境設定 → Kerkythea を選択して、Executable に、Kerkythea.exe の場所を指定する。
後はモデルを作って、File → レンダリング → Kerkythea を選べばレンダリング設定ダイアログが開いて、OKを押せばレンダリングされる。
が、しかし。試してみたところ、めちゃくちゃ処理が遅い。画像が表示されるまで結構待たされる。
また、レンダリング設定次第では、バックグラウンドで延々と処理を続けて画質をじわりじわりと上げていくタイプのレンダリングになるようで、そのせいか Wings 3D を終了しても Kerkythea.exe のプロセスが erl.exe にぶら下がった形で残り続けてしまう。CPUパワーもずっと使いっぱなし。途中でレンダリング処理を打ち切る・正しく停止させるための操作手順が分からない。うーん。
Kerkythea は、以下から入手。ただし、ダウンロードページを開くにはメールアドレスの入力を求められる。今時どうなのソレ。
_Kerkythea - Home
Kerkythea-v2.0.19-Windows.exe をDLしてインストールしてみたけれど、起動してみたら Kerkythea 2008 Echo Edition と表示された。もしかするとこのレンダラーも開発停止状態なのかもしれない。
Wings 3D の、Edit → プラグイン環境設定 → Kerkythea を選択して、Executable に、Kerkythea.exe の場所を指定する。
後はモデルを作って、File → レンダリング → Kerkythea を選べばレンダリング設定ダイアログが開いて、OKを押せばレンダリングされる。
が、しかし。試してみたところ、めちゃくちゃ処理が遅い。画像が表示されるまで結構待たされる。
また、レンダリング設定次第では、バックグラウンドで延々と処理を続けて画質をじわりじわりと上げていくタイプのレンダリングになるようで、そのせいか Wings 3D を終了しても Kerkythea.exe のプロセスが erl.exe にぶら下がった形で残り続けてしまう。CPUパワーもずっと使いっぱなし。途中でレンダリング処理を打ち切る・正しく停止させるための操作手順が分からない。うーん。
◎ Wings 3DからPOV-Rayを呼び出して使う。 :
Kerkythea を使うのはちょっと問題がありそうなので、今度は POV-Ray を試してみる。
_POV-Ray - The Persistence of Vision Raytracer
_POV-Ray: Download
すっかり忘れてたけど、自分の環境は、POV-Ray 3.7 がインストール済みだった。
これも、Wings 3D の、Edit → プラグイン環境設定 → POV-Ray(.pov) を選択して、Executable に、pvengine.exe の場所を指定する。後はモデルを作って、File → レンダリング → POV-Ray(.pov) を選べばレンダリング設定ダイアログが開いて、OKを押せばレンダリングされる。
が、しかし。試してみたところ、レンダリングされた形状そのものがゴツゴツしてるというかボコボコしてるというか…。影もなんだかおかしい。面光源を置いたらダメなのかな…。まあ、設定ダイアログ上で各値をちゃんと設定できていない可能性が高いのだろうけど。
ということで、どうしても Wings 3D から即座にレンダリングしたいなら YafaRay を使ったほうが一番楽なのかもしれず。
_POV-Ray - The Persistence of Vision Raytracer
_POV-Ray: Download
すっかり忘れてたけど、自分の環境は、POV-Ray 3.7 がインストール済みだった。
これも、Wings 3D の、Edit → プラグイン環境設定 → POV-Ray(.pov) を選択して、Executable に、pvengine.exe の場所を指定する。後はモデルを作って、File → レンダリング → POV-Ray(.pov) を選べばレンダリング設定ダイアログが開いて、OKを押せばレンダリングされる。
が、しかし。試してみたところ、レンダリングされた形状そのものがゴツゴツしてるというかボコボコしてるというか…。影もなんだかおかしい。面光源を置いたらダメなのかな…。まあ、設定ダイアログ上で各値をちゃんと設定できていない可能性が高いのだろうけど。
ということで、どうしても Wings 3D から即座にレンダリングしたいなら YafaRay を使ったほうが一番楽なのかもしれず。
◎ ブーリアンを試してみたい。 :
Wings 3D はプラグインを追加することでブーリアン演算もできるようになるらしい。試してみたい。
が、どうも今現在は、そのあたりのプラグインを全部同梱した Wings 3D を別途配布している、という状態らしくて。
_Wings 3D Development Forum - ManifoldLab Plug-ins Collection
_About ManifoldLab plugins ...
_http://www.manifoldlab.com/ に飛ぶと、Dropbox の公開フォルダに転送された。
wings-x64-2.0.1.2016-07-19---10-17.mlab.exe をDL。
ちなみに、wings-x64-v2.0.0.2017-02-19---22-34.mlab.exe のほうが新しい版のように見えるのだけど、最初にそちらをインストールしたら、ブーリアン演算をするために必要になるという、以下のファイルが同梱されてなかった。
インストール作業は公式版と同じ手順で行う。公式版とは別フォルダにインストールして共存させられる模様。
公式版は 2.1.5 だけど、この ManifoldLab版は 2.0.1。なので、UIの見た目や機能が 1.5.4 寄りでちと古い。
しかし一応各プラグインは、右クリックメニュー → 「Lots More ...」を選べば利用できた。例えばブーリアンは…。
画面の縦一杯に並ぶほど、他にも色んなプラグインが用意されてるようで。どれがどんな機能なのかまだ調べてないけれど、なんだか凄そう。
が、どうも今現在は、そのあたりのプラグインを全部同梱した Wings 3D を別途配布している、という状態らしくて。
_Wings 3D Development Forum - ManifoldLab Plug-ins Collection
_About ManifoldLab plugins ...
_http://www.manifoldlab.com/ に飛ぶと、Dropbox の公開フォルダに転送された。
wings-x64-2.0.1.2016-07-19---10-17.mlab.exe をDL。
ちなみに、wings-x64-v2.0.0.2017-02-19---22-34.mlab.exe のほうが新しい版のように見えるのだけど、最初にそちらをインストールしたら、ブーリアン演算をするために必要になるという、以下のファイルが同梱されてなかった。
〜\lib\wings-*.mlab\plugins\xtras-lots-more\bin\win32\intersect.exe
インストール作業は公式版と同じ手順で行う。公式版とは別フォルダにインストールして共存させられる模様。
公式版は 2.1.5 だけど、この ManifoldLab版は 2.0.1。なので、UIの見た目や機能が 1.5.4 寄りでちと古い。
しかし一応各プラグインは、右クリックメニュー → 「Lots More ...」を選べば利用できた。例えばブーリアンは…。
- 最初に一つ、モデル(オブジェクト?)を選択しておく。
- オブジェクト選択モードの状態で右クリック → Lots More → Booleans Operations → 処理種類を選ぶ。
- 再度、オブジェクト選択モードにする。(上記操作をすると、モードを抜けてしまう模様。)
- もう一つのオブジェクトを左クリックして選択。
- 右クリックで決定。
画面の縦一杯に並ぶほど、他にも色んなプラグインが用意されてるようで。どれがどんな機能なのかまだ調べてないけれど、なんだか凄そう。
◎ Wings 3Dの不満点。 :
ついでにちょっとだけ個人的な印象もメモしておくのです。
Spaceキーを押すか、ウインドウメニューから辿っていかないと、選択解除できないのがちょっとツライなと。画面上の何もないところを左クリックしたら選択解除、ではいかんのだろうか。もしくは、右クリックメニュー内に選択解除が用意されていたら結構違う予感も。
Wings 3Dは、基本的に「とにかく右クリックすれば」てなノリなのに、選択関連作業についてはそうではないのが引っ掛かる。キーボードのキーにしろ、ウインドウメニューにしろ、「距離」があるわけで…。現在のマウスカーソル位置から最短距離で目的の項目に辿り着ける、右クリックメニューの利点を…。
と言いつつ、これは何だか矛盾してるけど、自分はblenderの操作に慣れてしまったところもあるので、拡大縮小(スケーリング)をしようとしてSキーを押してしまったり、移動をしようとしてGキーを押してしまったりして、「うっ」「しまった」となる場面もあって。ショートカットキーで各操作をしていくソレに比べると、一々右クリックメニューから選ぶのは面倒と感じる時も…。
もっとも、Wings 3Dの、
「左クリックで選択」
「中ボタンで視点変更」
「右クリックで、その状況下で選べる処理が一覧表示」
という仕様には一貫性があるわけで。blenderと違って初心者でもすぐに操作を覚えられそうなところは好印象。脳のリソースにひたすらショートカットキーを叩き込まなくてもなんとかなる。何かしたいなと思ったら、とにかく右クリックすればいい。最低限覚えなければいけない操作は少なくて済む。
その代わり作業効率はあまり良くない。初心者でも分かりやすいUI仕様は作業効率が犠牲になることも多くて。かといって、初心者に厳しいUIは必ずしも作業効率が高いのかというとそういうわけでもないのがアレだけど。なかなか難しい。
まあ、Wings 3D は独自にショートカットキーを割り当てる機能もあるらしいので、作業効率を上げたければガンガン登録すればそれで済みそうな気もしてきたり。
あ。閃いた。マウスの拡張ボタンにSpaceキーを割り当てればいいのでは…。自分、何のために多ボタンマウスを使っているのか…。
Spaceキーを押すか、ウインドウメニューから辿っていかないと、選択解除できないのがちょっとツライなと。画面上の何もないところを左クリックしたら選択解除、ではいかんのだろうか。もしくは、右クリックメニュー内に選択解除が用意されていたら結構違う予感も。
Wings 3Dは、基本的に「とにかく右クリックすれば」てなノリなのに、選択関連作業についてはそうではないのが引っ掛かる。キーボードのキーにしろ、ウインドウメニューにしろ、「距離」があるわけで…。現在のマウスカーソル位置から最短距離で目的の項目に辿り着ける、右クリックメニューの利点を…。
と言いつつ、これは何だか矛盾してるけど、自分はblenderの操作に慣れてしまったところもあるので、拡大縮小(スケーリング)をしようとしてSキーを押してしまったり、移動をしようとしてGキーを押してしまったりして、「うっ」「しまった」となる場面もあって。ショートカットキーで各操作をしていくソレに比べると、一々右クリックメニューから選ぶのは面倒と感じる時も…。
もっとも、Wings 3Dの、
「左クリックで選択」
「中ボタンで視点変更」
「右クリックで、その状況下で選べる処理が一覧表示」
という仕様には一貫性があるわけで。blenderと違って初心者でもすぐに操作を覚えられそうなところは好印象。脳のリソースにひたすらショートカットキーを叩き込まなくてもなんとかなる。何かしたいなと思ったら、とにかく右クリックすればいい。最低限覚えなければいけない操作は少なくて済む。
その代わり作業効率はあまり良くない。初心者でも分かりやすいUI仕様は作業効率が犠牲になることも多くて。かといって、初心者に厳しいUIは必ずしも作業効率が高いのかというとそういうわけでもないのがアレだけど。なかなか難しい。
まあ、Wings 3D は独自にショートカットキーを割り当てる機能もあるらしいので、作業効率を上げたければガンガン登録すればそれで済みそうな気もしてきたり。
あ。閃いた。マウスの拡張ボタンにSpaceキーを割り当てればいいのでは…。自分、何のために多ボタンマウスを使っているのか…。
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