mieki256's diary



2017/01/23(月) [n年前の日記]

#1 [zatta] NEOGEOのスペックについて少し調べてたり

昔のSTGについて調べているうちにNEOGEO向けのタイトルに辿り着いて、NEOGEOのスペックが気になり始めたり。何色ぐらい出せるハードウェアだったのだろう。

調べてみたら、各スプライトは16色まで利用可能で。そのあたりは当時よく見かけるスペック、ではあるけれど。それより気になったのがBG関連のスペック。

NEOGEOって、BGが無いに等しいハードウェアだったのか…。BGは1枚あるけどスクロールはできなくて、スプライトを横にびっしり並べることでスクロール可能なBGっぽく見せていたらしい…。そのせいかスプライトの最大サイズが16x512と縦長で。32x32や64x64にできなかったのか…。

となるとスプライトの最大表示枚数はかなり多くないといけないはず。であれば、スプライトをフレームバッファに描くタイプかな、かと思いきや、ラインバッファで表示していたから表示枚数の制限があって、BG相当を表示しているだけでもスプライトとして使える枚数が減ってしまうという。

そんな変態仕様で、アレだけのタイトルを出してたのか…。NEOGEO向けタイトルを作ってた方々は凄いなあ…。

VRAMの量もそれほど多くなかったようで…。その代わりROMからの転送速度は爆速で、格ゲーなんかはROM内のキャラパターンを次から次へとVRAMに転送して表示してたっぽい。キャラパターンを圧縮なんかしてたら解凍処理で時間がかかってしまうから、きっとベタでROM内に入れておいてガンガン転送、だったのだろう。実にアーケードゲームっぽい豪快な発想。湯水のようにROM容量を使う…。

転送速度だけはしっかり用意してどうにかするあたりは、なんとなくPS1を思い出したりもして。アレも、VRAM内のメモリ転送だけは爆速にしてポリゴンをガンガン描く、という設計思想だったような。もしかするとNEOGEOは、もうちょっとでPS1と似た仕組みに辿り着いていたかもしれないハードウェア、だったのだろうか。

まあ、スプライトをたくさん並べたらBGに見えるやん、てのはよくある発想、なのだろうか。結局、どのハードウェアもそういう設計になったし。なんにせよ、今頃になって色々と感心。NEOGEOって恐ろしいな…。

2017/01/25追記。 :

_NEOGEO、誕生から20周年 | スラド を眺めてたら、転送処理も一筋縄では行かなかったらしい…。縦スクロールゲームでは縦長スプライトは使い物にならない、というのも、たしかに…。いやはや、大変だ…。

以上です。

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