2016/10/05(水) [n年前の日記]
#2 [gimp][cg_tools] GIMPやPhotoshopのブラシ画像のフォーマットについてもやもや
ドット絵バケーションを試用しているうちに、もしかして、この基本パーツ画像を、GIMP や Photoshop のブラシファイルに変換して使えば、より使い勝手のいい作業環境が得られるのではと思えてきたわけで。
てなわけで、GIMPのブラシファイルのフォーマットについて調べていたのだけど。考えが甘かった。
まず、GIMP や Photoshop のブラシ画像は、グレースケール画像であることが前提で。黒い部分が不透明、白い部分が透明として扱われる。そしておそらく、アルファチャンネルは持てない。
この仕様では、思ったような描画結果を得られないはずで。
例えば、こういうブラシを作りたいと思って、画像モードをグレースケールにしてドットを打ったとして。
GIMPのブラシファイル(.gbr)として保存してから、ブラシフォルダ(~/.gimp-2.x/brushes/)にコピーして使ってみると、以下のような結果になる。
描画色はたしかに反映してくれたけど…。いやあ、そうじゃねえんだよ…。
ブラシファイル(.gbr)を画像として開いてみる。
透明だった部分は真っ白になっていた。予想通り、アルファチャンネルは残ってない。これではいかんのだ。
要は、こういう状態のブラシを作りたいわけで…。
そのためには、ブラシファイルがアルファチャンネルを持ってないと困るのだ。
調べた範囲では、Photoshop の場合、ブラシ画像 = グレースケール画像なので、ここで手詰まりらしい。
しかし、GIMP ならもう少し手段が残ってる。GIMP のブラシ画像には種類があって、グレースケール画像と、RGBAのフルカラー画像の2種類があるそうで。後者にすればアルファチャンネルを持てる。作り方は、画像をRGBモードにしてから .gbr として保存するだけ。
試してみたら、こうなった。
ちゃんと、白・黒・透明が出てる。
が、しかし、この種類のブラシ画像 ―― RGBAフルカラーブラシは、グレースケールのブラシ画像と違って、描画色が一切反映されない仕様だったりする。
さて、聡明な方なら、ここで疑問が湧くはず。
問題: RGBAフルカラーブラシを使いながら、描画色も変えたい場合、どのようにすればよいのだろう?
答え: 色を変えたブラシ画像をたくさん用意して頑張れ。
アホだ。いや、もう、どう考えてもアホとしか思えないのだけど。他に手はないのか。どうなんだ。
でもまあ、昔に比べたらまだマシで。昔のGIMPは、プログラム側でブラシサイズを変えることすらできなかったので、「ブラシサイズを変えたいなー」と思ったら、『異なるサイズのブラシ画像』を『たくさん用意して』頑張ってました。…そんな時代に比べたら、これでもまだ改善されたほうだったり。でも、やっぱりまだまだアホだ。
ということで、Photoshop だの GIMP だの、画像編集ソフトって結構完成度が高まって改良できる余地はそれほど無いような印象があったのだけど、こうして見るとブラシ機能一つとってもまだまだ発展できる余地がありそうだなと思い直した次第です。
と言っても、このあたり、ブラシ機能の範疇に入るのかな、別の機能として扱うべき話じゃないのか、などと疑問が湧いたりもするのですが。
てなわけで、GIMPのブラシファイルのフォーマットについて調べていたのだけど。考えが甘かった。
まず、GIMP や Photoshop のブラシ画像は、グレースケール画像であることが前提で。黒い部分が不透明、白い部分が透明として扱われる。そしておそらく、アルファチャンネルは持てない。
この仕様では、思ったような描画結果を得られないはずで。
例えば、こういうブラシを作りたいと思って、画像モードをグレースケールにしてドットを打ったとして。
GIMPのブラシファイル(.gbr)として保存してから、ブラシフォルダ(~/.gimp-2.x/brushes/)にコピーして使ってみると、以下のような結果になる。
描画色はたしかに反映してくれたけど…。いやあ、そうじゃねえんだよ…。
ブラシファイル(.gbr)を画像として開いてみる。
透明だった部分は真っ白になっていた。予想通り、アルファチャンネルは残ってない。これではいかんのだ。
要は、こういう状態のブラシを作りたいわけで…。
そのためには、ブラシファイルがアルファチャンネルを持ってないと困るのだ。
調べた範囲では、Photoshop の場合、ブラシ画像 = グレースケール画像なので、ここで手詰まりらしい。
しかし、GIMP ならもう少し手段が残ってる。GIMP のブラシ画像には種類があって、グレースケール画像と、RGBAのフルカラー画像の2種類があるそうで。後者にすればアルファチャンネルを持てる。作り方は、画像をRGBモードにしてから .gbr として保存するだけ。
試してみたら、こうなった。
ちゃんと、白・黒・透明が出てる。
が、しかし、この種類のブラシ画像 ―― RGBAフルカラーブラシは、グレースケールのブラシ画像と違って、描画色が一切反映されない仕様だったりする。
さて、聡明な方なら、ここで疑問が湧くはず。
問題: RGBAフルカラーブラシを使いながら、描画色も変えたい場合、どのようにすればよいのだろう?
答え: 色を変えたブラシ画像をたくさん用意して頑張れ。
アホだ。いや、もう、どう考えてもアホとしか思えないのだけど。他に手はないのか。どうなんだ。
でもまあ、昔に比べたらまだマシで。昔のGIMPは、プログラム側でブラシサイズを変えることすらできなかったので、「ブラシサイズを変えたいなー」と思ったら、『異なるサイズのブラシ画像』を『たくさん用意して』頑張ってました。…そんな時代に比べたら、これでもまだ改善されたほうだったり。でも、やっぱりまだまだアホだ。
ということで、Photoshop だの GIMP だの、画像編集ソフトって結構完成度が高まって改良できる余地はそれほど無いような印象があったのだけど、こうして見るとブラシ機能一つとってもまだまだ発展できる余地がありそうだなと思い直した次第です。
と言っても、このあたり、ブラシ機能の範疇に入るのかな、別の機能として扱うべき話じゃないのか、などと疑問が湧いたりもするのですが。
◎ 打開策は無いのだろうか。 :
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以上です。