mieki256's diary



2016/10/30() [n年前の日記]

#1 [prog] Atomエディタ上でpep8やflake8を試したり

昨日、Atomエディタ上でPythonの文法チェックだか命名規則チェックだかができる linter-pylint を使ったのだけど。どうも色々と警告内容が厳し過ぎるなと。もうちょっと優しいツールは無いものか。

ググってみたら、Pythonの文法チェックをしてくれるツールは、pylint の他にも pep8、pyflakes、flake8 等があるらしく。

_Pythonのスタイルガイドとそれを守るための各種Lint・解析ツール5種まとめ! - SideCI Blog
_Python の Lint (文法チェッカ) まとめ - flake8 + hacking を使う - - Qiita
_Pythonの主要なLint(pep8, pylint, flake8)の設定方法まとめ - Qiita

更に、Atomエディタ上でもそれらを利用できる拡張があるようで。

_linter-pep8
_linter-flake8

試しに、linter-pylint を無効にして、linter-pep8 を入れてみたら、それほどゲンナリする警告は言ってこなくて。コレならイイ感じだなと。

調子に乗って linter-flake8 も試用してみたところ、こちらはもうちょっと厳しく言ってくる模様。とりあえず、linter-flake8 をしばらく利用してみようかなと。

デフォルトでは、タイピングが止まると自動的に flake8 が動くようだけど。まだソースをガシガシ打ってる最中にも動いてしまうとガンガンエラー表示が出て鬱陶しいので、Ctrl + Shift + P → linter : toggle を選んで停止/再開を切り替えたほうがいい時も。

flake8のインストール。 :

flake8 のインストール方法は以下。
pip install flake8
pip install flake8-pep257

使い方は以下。
flake8 スクリプトソース名

なのだけど、手元の環境(Windows10 x64 + Pyhon 2.7.11)で試したら、実行時にエラーが出て。

flake8 を含んでいるという hacking なるツールをインストールしてみたところ、そちらであれば flake8 の実行時にエラーが出なかった。
pip install hacking

flake8-docstrings もインストールすべき、と説明してるページも見かけたけど。flake8-docstrings-1.0.2 は標準入力関係でバグがある、みたいな話も見かけて。代わりに、flake8-pep257 を入れるといいらしいけど…。

_Missing docstring in public module error D100 - Issue #170 - AtomLinter/linter-flake8
_Value I/O Error - Issue #86 - AtomLinter/linter-flake8
_Linter does not recognize same docstring issues as flake8 on command line - Issue #116 - AtomLinter/linter-flake8

とりあえず、flake8 のバージョンを確認。
> flake8 --version
2.5.5 (pep8: 1.5.7, mccabe: 0.2.1, hacking.core: 0.0.1, ProxyChecker: 0.0.1, flake8-pep257: 1.0.5, pyflakes: 0.8.1) CPython 2.7.11 on Windows

flake8の一部の警告を無効にする方法。 :

flake8 は、一部の警告内容が矛盾するそうで。「関数宣言と docstring の間には空行が必要だぞ!」と「関数宣言と docstring の間には空行入れたらダメだぞ!」がぶつかるとかなんとか。ということで、やはりいくつかは常時警告を無視する設定が必要になるようで。

方法は、スクリプトと同じフォルダに、.flake8 というファイルを作って、例えば以下のような内容を書く。
[flake8]
ignore = D211
max-line-length = 79
  • ignore = Dxxx,Dxxx 等を書くことで、該当種類の警告が出なくなる。
  • max-line-length = 79 と書くことで、1行は79文字まで、と伝える。

あるいは、スクリプトソース内の警告が出てる行で、
from PySide.QtCore import *     # NOQA
といった感じで行の最後のあたりに「# NOQA」を書く。ちなみに、このコメントの前には2つ以上のスペースが必要。

_Configuring Flake8 - flake8 3.1.0.dev0 documentation には「~/.flake8 を書けば全体設定として使われる」と書いてあるように見えるのだけど。手元の環境で試したら、環境変数HOMEで設定してあるディレクトリに置いても、C:\Users\ユーザアカウント名\ 以下に置いても、設定が反映されなかった。一体どこに置けば反映されるんだ…。

むむ。どうやら、マイドキュメント\.flake8 なら反映されるっぽい。何故にどうしてそんな場所に…。

#2 [python] PySideでファイルオープンダイアログを表示したり等

PySideをまだ勉強中。

ファイルオープンダイアログとファイル保存ダイアログ。 :

こんな感じで書けば、ファイルオープンダイアログ、ファイル保存ダイアログが開くらしい。
    def show_open_dialog(self):
        u"""ファイルオープンダイアログを表示."""
        filter = "Image Files (*.png *.bmp *.jpg *.jpeg)"
        fpath, _ = QFileDialog.getOpenFileName(self, "Open File", self.cur_dir, filter)
        if fpath:
            self.gview.load_canvas_image(fpath)
        else:
            # cancel
            pass

    def show_save_dialog(self):
        u"""ファイル保存ダイアログを表示."""
        filter = "Image Files (*.png)"
        fpath, _ = QFileDialog.getSaveFileName(self, "Save File", self.cur_dir, filter)
        if fpath:
            self.gview.scene().save_canvas(fpath)
        else:
            # cancel
            pass
キャンセルボタンが押された時は何が返ってくるのか分からなかったけど、ひょっとすると空文字列("") が返ってくるのかもしれない。

返り値を、fpath, _ で受け取ってるサンプルがあって、「『_』って何だ?」と思ったけど。タプルの返り値を受け取る際に、使わない値は「_」で受け取って捨ててしまう、みたいな何かがあるらしい。

QPixmapのファイル保存。 :

PySideで、画像の描画その他に使う QPixmap を、画像ファイルとして保存するのは、save() を使えばいいらしい。
    def save_canvas(self, fpath):
        u"""キャンバスを画像ファイルとして保存."""
        self.canvas_pixmap.save(fpath, "PNG")
引数として、ファイルパス、画像フォーマット、圧縮率を渡す模様。圧縮率の指定を省略するとデフォルトの圧縮率で保存される、と書いてあるように見えた。

_QPixmap - PySide v1.0.7 documentation

QPixmapの指定座標の色情報を取得。 :

QPixmap の指定座標からRGBA値を取得したいと思ったのだけど、QPixmap からは取得できないようで。ただし、toImage() を使って、一旦 QImage に変換してやれば、long値として取得できる模様。
    def get_rgb_from_canvas(self, pos):
        u"""キャンバスの指定座標からRGBA値 (r,g,b,a) を取得."""
        x = int(pos.x())
        y = int(pos.y())

        pm = self.canvas_pixmap
        w, h = pm.width(), pm.height()
        if x < 0 or x >= w or y < 0 or y >= h:
            return None

        argb_long = pm.toImage().pixel(x, y)

        argb = QColor()
        argb.setRgba(argb_long)
        r = argb.red()
        g = argb.green()
        b = argb.blue()
        a = argb.alpha()
        return (r, g, b, a)

取得したlong値をRGBAに変換するなら、QColor が使える。QColor.setRgba( long値 ) で long値を渡して設定してやれば、後は red()、green()、blue()、alpha() で、R,G,B,Aの値を取得できる。

long値はARGBの順で並んでるようにも見えたから、シフトとマスクで取り出せるんじゃないのとも思ったけど、仕様変更された時の対処や、OSによって並びが異なる可能性も考えると、面倒でも(?)、QColor を使ったほうがいいのかもしれない。

以上、1 日分です。

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