2016/07/23(土) [n年前の日記]
#2 [tv][anime] 「ニッポン特撮遺産〜続々登場!70年代テレビヒーロー〜」を視聴
録画しておいたソレを視聴。
_NHK BSプレミアム「ニッポン特撮遺産〜続々登場!70年代テレビヒーロー〜」が7/16(土) 19:30〜放送! | 円谷ステーション
ググってみたら、 _感想:NHK番組「ニッポン特撮遺産〜続々登場!70年代テレビヒーロー〜」 - セントラル・ステーション分室 という記事で細かい紹介が。
_NHK BSプレミアム「ニッポン特撮遺産〜続々登場!70年代テレビヒーロー〜」が7/16(土) 19:30〜放送! | 円谷ステーション
- 月光仮面の爆発に使った火薬の紹介。
- 発砲スチロール製怪獣を疑地雷で吹き飛ばす事例。
- ライダーV3のセメント爆発だの、ナパーム爆発だの。
- ワイヤー(ピアノ線)で飛行機を操る、いわゆる操演のテクニック。
- 機電と呼ばれる電光ギミック。
- 光学合成による光線表現に使われたアニメ制作。
ググってみたら、 _感想:NHK番組「ニッポン特撮遺産〜続々登場!70年代テレビヒーロー〜」 - セントラル・ステーション分室 という記事で細かい紹介が。
◎ 最近の「日本スゲー」的なアレコレが気にならないでもない。 :
ただ、ちょっと気になったところも。「昔の日本の特撮は凄かった」「ハリウッドすらその技術に嫉妬してた」なる感想を、スタジオ側のゲスト ―― 哀川翔氏やキャイーンの天野氏が発言して、それで終わってしまっていたあたりが気になって。その後に「今は逆だけど」「なんとか追いついてほしい」等の一言があれば違ったのだろうけど…。
現状から目を逸らして昔の栄光を懐かしむだけのいかにも哀れな日本人の姿を見せて終わったあたりが、悲しい…。これでは明るい未来が見えてこないなと。もっとも、番組の趣旨からして、そこで日本を貶めてどうする、そんな自虐的な一言は放送できんわ、等々言われそうでもあるけれど。
STAR WARSを作ろうとしていたジョージ・ルーカスが、日本の操演を真似したくてもできなくて、逆にカメラを動かして解決した、というエピソードがチラリと紹介された時も…。 *1 「それも凄いね。逆転の発想だね。さすがルーカスだ」ぐらいのコメントは欲しかったよなと…。そこでどうして「(当時の)日本ってスゲー」のコメントのみで終わるのか…。「アイツらもスゲー」には一切行かず、「俺達スゲー」だけで終わっちゃうのか…。
他者の工夫や発想をリスペクトすることすらできない民族に未来なんて無いよなと。ハリウッドがメキメキとレベルを上げていったのは、リターンの大きさから来る予算の問題が大きいだろうけど、それ以前に根本的なところで、「お前のソレ、スゲーね」と評価することができる柔軟な姿勢、「うちらも負けてられねえ」と発奮するチャレンジ精神があったから、だと思うわけで。 *2 まあ、日本は、「スターウォーズから学ぶべきものは何もなかった」と公言しちゃうソレだから、そりゃこうなるのだろうけど…。
この番組に限った話じゃないけれど。どうも最近、「日本スゲー」だけで終わってしまうアレコレが、ちょっと気になるというか。そこだけで終わっていたら、ガチで「日本オワタ」に繋がってしまうと思うのだけどな…。まあ、敗戦後の「日本はダメだ。アメリカスゲー」の反動が今頃グジュグジュと妙な形で出てきてるのかと邪推したりもしますが。どうもこういうのって、必ず反動があるというか。
とは言え。昔の特撮技術を映像で紹介していくだけでも記録としては大変意味があることだし。
昔ながらのミニチュア操演なんて今はできないから、こういう番組を作ることで、NHKの予算を使って再現してもらって記録映像として残そう、てなあたりはどう考えてもグッジョブで。当時の職人さん達も、もうすぐ会えなくなっちゃうわけだから…。今のうちに記録として残せるものは、あらゆる手を使って、どんどん残していかないと。てなわけで間違いなく、グッドな番組企画だよなと。それに比べたら「日本スゲー」コメントの類なんて些末なことでしょ、などと思ってしまうところもあるのでした。
現状から目を逸らして昔の栄光を懐かしむだけのいかにも哀れな日本人の姿を見せて終わったあたりが、悲しい…。これでは明るい未来が見えてこないなと。もっとも、番組の趣旨からして、そこで日本を貶めてどうする、そんな自虐的な一言は放送できんわ、等々言われそうでもあるけれど。
STAR WARSを作ろうとしていたジョージ・ルーカスが、日本の操演を真似したくてもできなくて、逆にカメラを動かして解決した、というエピソードがチラリと紹介された時も…。 *1 「それも凄いね。逆転の発想だね。さすがルーカスだ」ぐらいのコメントは欲しかったよなと…。そこでどうして「(当時の)日本ってスゲー」のコメントのみで終わるのか…。「アイツらもスゲー」には一切行かず、「俺達スゲー」だけで終わっちゃうのか…。
他者の工夫や発想をリスペクトすることすらできない民族に未来なんて無いよなと。ハリウッドがメキメキとレベルを上げていったのは、リターンの大きさから来る予算の問題が大きいだろうけど、それ以前に根本的なところで、「お前のソレ、スゲーね」と評価することができる柔軟な姿勢、「うちらも負けてられねえ」と発奮するチャレンジ精神があったから、だと思うわけで。 *2 まあ、日本は、「スターウォーズから学ぶべきものは何もなかった」と公言しちゃうソレだから、そりゃこうなるのだろうけど…。
この番組に限った話じゃないけれど。どうも最近、「日本スゲー」だけで終わってしまうアレコレが、ちょっと気になるというか。そこだけで終わっていたら、ガチで「日本オワタ」に繋がってしまうと思うのだけどな…。まあ、敗戦後の「日本はダメだ。アメリカスゲー」の反動が今頃グジュグジュと妙な形で出てきてるのかと邪推したりもしますが。どうもこういうのって、必ず反動があるというか。
とは言え。昔の特撮技術を映像で紹介していくだけでも記録としては大変意味があることだし。
昔ながらのミニチュア操演なんて今はできないから、こういう番組を作ることで、NHKの予算を使って再現してもらって記録映像として残そう、てなあたりはどう考えてもグッジョブで。当時の職人さん達も、もうすぐ会えなくなっちゃうわけだから…。今のうちに記録として残せるものは、あらゆる手を使って、どんどん残していかないと。てなわけで間違いなく、グッドな番組企画だよなと。それに比べたら「日本スゲー」コメントの類なんて些末なことでしょ、などと思ってしまうところもあるのでした。
*1: 実際はルーカスじゃなくて、
_ジョン・ダイクストラ
あたりだったりしないのかな、とも思ったけれど、そこはルーカスの名前を出したほうが分かりやすいし、決定権持ってたのはルーカスだろうから、そういう説明のほうがいいよな、とも。
*2: 「お前のソレ、スゲーね」は、実際には「お前のスゲーところに気がついちゃう俺カッケー」ではあるのだけど。そういう姿勢のほうがレベルアップしやすいのだから否定されることでもないよなと。
*2: 「お前のソレ、スゲーね」は、実際には「お前のスゲーところに気がついちゃう俺カッケー」ではあるのだけど。そういう姿勢のほうがレベルアップしやすいのだから否定されることでもないよなと。
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以上です。