2014/06/02(月) [n年前の日記]
#2 [cg_tools] フリーで使えるドローソフトを試用してみたり
Drawgraphic 2 がちょっとアレなソフトだったので、もしかするとフリーソフトのほうがグッドだったりしないのかなと疑念が湧いて。ググっていたら、いくつかのドローソフトが気になったので、それぞれ試用してみたりして。
環境は、Windows7 x64。
ちなみに、自分、普段は、 _Inkscape 0.48.2 や _LibreOffice Draw を使ってます。
環境は、Windows7 x64。
ちなみに、自分、普段は、 _Inkscape 0.48.2 や _LibreOffice Draw を使ってます。
◎ Dynamic Draw を試用。 :
_Dynamic Draw
Drawgraphic 2 との比較だけど。
ただ、操作性については若干難有り。
そんな感じで、操作性・作業のしやすさに関しては、Drawgraphic 2 > Dynamic Draw > LibreOffice Draw、という印象。
他に気づいた点をメモ。
Drawgraphic 2 との比較だけど。
- ビットマップ画像保存時、背景を透明にして出力できる。(ファイル → 選択部品の画像をエクスポート、を選べばビットマップ画像として保存できる)
- ビットマップ画像保存時、アンチエイリアスを有効にして出力できる。
- svgエクスポートにも対応。
- 一瞬で起動する。爆速。
ただ、操作性については若干難有り。
- LibreOffice Draw ほど酷くはないけど、Drawgraphic 2 に比べると、色や線幅の指定が時々元に戻ってしまうので、連続での作業がしづらい。
- メニューの表記が独特・Windowsの一般的なアプリから乖離していて、パッと見で「難しそう」と感じてしまう。ショートカットキーの割り当てを強調して伝えたいのは理解できるけど…。「F.ファイル E.編集 V.表示」より、「ファイル(F) 編集(E) 表示(V)」のほうが良いのでは…。
- アイコンが全て白黒なので、ツールボタンの場所や定義が把握しにくい。昔の*NIX系ソフトでよく見かけた、ストイックなノリに近いというか。
そんな感じで、操作性・作業のしやすさに関しては、Drawgraphic 2 > Dynamic Draw > LibreOffice Draw、という印象。
他に気づいた点をメモ。
- 半透明塗りは無いらしい。
- アンチエイリアス有効、かつ、背景を透明にしてビットマップ画像を出力すると、境界が汚くなる。いわゆるフリンジ?が出ちゃう。
◎ グリッドをどの階層に描画するかという問題。 :
Drawgraphic 2 も、Dynamic Draw も、図形を塗り潰すとグリッドが隠れてしまって、途端に作業しづらくなるのだけど。
これが Inkscape なら、図形を塗り潰してもグリッド線が上に表示され続けるので、作業が快適だなと気付いたり。その代り(?)、Inkscape は全てがモッサリですが。
Drawgraphic 2 は、図形のアウトラインだけ描画するモード(ワイヤーフレーム表示)があるので、グリッドに頼った作業をするのであれば、そのモードで表示してしまうのもアリかなと。
たしか、FREEHAND にも簡易描画モードがあったような気がする。昔のドローソフトは、PCスペックが低くても作業できるようにするために、描画処理を軽くする仕様も求められたのだろうけど。結果的に、グリッドに頼った作業をする時も、回避策が存在している状態になったと言えるのかも。
Dynamic Draw には、アウトラインだけ描画するモードも、グリッドを最前面に描画する設定も、どちらも無いように見えました。
これが Inkscape なら、図形を塗り潰してもグリッド線が上に表示され続けるので、作業が快適だなと気付いたり。その代り(?)、Inkscape は全てがモッサリですが。
Drawgraphic 2 は、図形のアウトラインだけ描画するモード(ワイヤーフレーム表示)があるので、グリッドに頼った作業をするのであれば、そのモードで表示してしまうのもアリかなと。
たしか、FREEHAND にも簡易描画モードがあったような気がする。昔のドローソフトは、PCスペックが低くても作業できるようにするために、描画処理を軽くする仕様も求められたのだろうけど。結果的に、グリッドに頼った作業をする時も、回避策が存在している状態になったと言えるのかも。
Dynamic Draw には、アウトラインだけ描画するモードも、グリッドを最前面に描画する設定も、どちらも無いように見えました。
◎ ParaDrawを試用。 :
_ParaDraw
ただ、ベクターデータとして swf か pdr でしか保存できないあたりが厳しい…。
- グリッド表示・吸着機能がある。かつ、図形を塗り潰してもグリッドは手前に表示されてるので作業しやすい。
- ビットマップ画像保存時は背景を透明にすることもできる。
- アンチエイリアスもかかってる。
ただ、ベクターデータとして swf か pdr でしか保存できないあたりが厳しい…。
◎ pdr/swf/svg関係の変換ツール。 :
_PDR2SVG
pdr (ParaDraw形式) → svg変換ができる。試してみたところ、一部の線データが消滅(したように見えた)けど、そこそこsvgに変換してくれた。 _SVG終章 - パラフラノススメ - Yahoo!ブログ という記事によると、Flashとsvgは線の太さ(ストロークの太さ)について仕様が違うので再現は難しいらしい。
_SWF2SVG
swf → svg変換ができる。Adobe AIR製アプリ。 _FlashファイルからシェイプをSVGとして抜き出す - SWF2SVG MOONGIFT によると、コマンドラインツールだそうで、GUIは無し。以下のようなバッチファイルを、PATHの通ったところに置いて使ってみたり。
swf2svg.bat
pdr (ParaDraw形式) → svg変換ができる。試してみたところ、一部の線データが消滅(したように見えた)けど、そこそこsvgに変換してくれた。 _SVG終章 - パラフラノススメ - Yahoo!ブログ という記事によると、Flashとsvgは線の太さ(ストロークの太さ)について仕様が違うので再現は難しいらしい。
_SWF2SVG
swf → svg変換ができる。Adobe AIR製アプリ。 _FlashファイルからシェイプをSVGとして抜き出す - SWF2SVG MOONGIFT によると、コマンドラインツールだそうで、GUIは無し。以下のようなバッチファイルを、PATHの通ったところに置いて使ってみたり。
swf2svg.bat
@set SWF2SVGPATH="C:\Program Files (x86)\SWF2SVG\SWF2SVG.exe" %SWF2SVGPATH% %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9こちらも比較的、swfの見た目を再現してくれた。
◎ J.S Draw を試用。 :
_J.S Draw
_すらすらプログラマー J.S Draw
操作性・作業のしやすさに関しては、LibreOffice Draw と似た感じで、現時点ではあまりよろしくなく。図形を置くたびに色設定その他がリセットされたり、図形を塗り潰すとグリッドが隠れてしまったりで。
鋭意開発中のソフトらしく、機能面はまだまだこれから、らしい。しかし、それでも…。
_すらすらプログラマー J.S Draw
操作性・作業のしやすさに関しては、LibreOffice Draw と似た感じで、現時点ではあまりよろしくなく。図形を置くたびに色設定その他がリセットされたり、図形を塗り潰すとグリッドが隠れてしまったりで。
鋭意開発中のソフトらしく、機能面はまだまだこれから、らしい。しかし、それでも…。
- 描画画面はアンチエイリアスがかかっている。
- 保存形式としてxmlが選べる。
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以上です。