mieki256's diary



2014/05/13(火) [n年前の日記]

#1 [anime][neta] アニメにおける3DCGって第二原画相当だったりしないのかな

あちこちのアニメ制作関連記事を読んでいたら、3DCGで人体モデルを動かす時は、手描きアニメーターさんがラフな動きを描いて、それをトレースする形で動かすことが多い、てな話を見かけたのです。

ということは、もしかすると…。手描きアニメーターさんが第一原画で、3DCGアニメーターさんが第二原画、みたいな状態と言えるのかなー、と思えてきて。

仮にそういう捉え方がそこそこ合ってるのだとしたら…。

手描きアニメーターさんの中には、3DCGは敵だ、俺達の仕事を奪う存在だ、みたいなことを仰る方も居るのだけど。これが手描きアニメなら、第一原画の方が第二原画の方を敵扱いはしないだろうと。しかし3DCGという道具が入ってくると、似たようなことをしていても、急に敵扱いされちゃう。なんだかおかしい話だなと。

更に、おそらく3DCGアニメーターにも、第二原画相当の作業をしているけれど、手描きアニメーターで言うところの第一原画レベルの方、第二原画レベルの方、動画マンレベルの方が混在してるんじゃないのかなと。しかし、そういう分類を意識しながら、各人の能力評価をして仕事を割り振っているのかどうか、てな疑問が湧いてきたり。手描きアニメーター相手なら、「この新人は、今、このレベル」「この人はベテランだからここまでお願いできる」と適切な判断・評価ができていても、3DCGアニメーター相手になると「3DCG」で一括りにしちゃって、過大評価や過小評価をしたまま仕事をお願いしちゃって、「3DCG使えねえ」と言ってたりしないのかなと。 *1

欧米の手描きアニメでは、動きを意識したラフ原画を描く人と、原画を清書する人に分かれて作業してたという話も思い出したり。ディズニーの有名な原画マンを日本に読んで実演してもらったら、全部ラフ絵だった、てな話があったような気も。そういう分担を意識した3DCGの導入は、アリなのかどうか、みたいな。

「機械を使って清書してくれる人達」とか「機械を使って中割りしてくれる人達」とか、手描きアニメで言うところの○○の部分を代行してくれる存在、みたいな感じで捉えることができたら、もうちょっと何かが…。いや、どうなんだろう。わかりませんが。

とりあえず、手描きアニメーターさんが3DCGを敵視してるのは、何か違うんじゃないかなと思えてきた、とメモ。敵視されるべきは3DCGじゃなくて、使われ方、制作システムへの投入の仕方じゃないのかと。
*1: もちろん、3DCGをずっとやってるスタジオ内では、各人の作業能力・得意分野を適切に見極めて作業分担してるはず、と思うのですけど。

以上、1 日分です。

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