mieki256's diary



2014/05/09(金) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 自宅サーバ止めてました

雷が鳴ったので、14:24-19:00の間、自宅サーバ止めてました。申し訳ないです。

天気予報では午後から雨が降ることになってたけれど、雷まで鳴るとは…。

#2 [anime] スポッティングシートについて

アニメ関係のページを眺めていたら、「スポッティングシート」なる用語を見かけて、「ナニソレ?」と。なんでも、OP・ED映像を作る際に渡されるもので、どの時間にどんな音が鳴っているか書かれているものらしく。…そんな虎の巻があったのか!

ググってみたら、色々知ることができた。用語を一つ知るだけで、こんなに情報が…。用語をポロッと紹介してくれた方に、改めて感謝…。

_スポッティング - Wikipedia
_スタジオ近況報告:アニメ制作あれこれ・スポッティング編
_アニメ残ギャグ物語(TV『地球へ…』OP秘話+α) - Togetterまとめ
_板垣伸のいきあたりバッタリ!第295回 アニメ『てーきゅう』の作り方(8) | WEBアニメスタイル
_ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! オープニングの事 その12: 種と仕掛けのコラムノート2
_妄想の十「笑う人、まどろむ人」 -その1- - KON'S TONE
_WEBアニメスタイル | β運動の岸辺で[片渕須直]第23回 ABCは知ってても

まとめると…。 OP・ED曲に映像を合わせる作業は演出家さんがやってるのかなとずっと思い込んでいたけれど。実はそのあたりの担当は編集さんだったと知り、「そうだったのか…」てな気分に。編集さん、スゴイ。さすが時間制御のプロ。

しかし近年、デジタル制作のための機材が普及したことで、やっぱり演出家さんがやるようになってきた・作業分担の範囲に変化が出てきたあたり、なんだか興味深かったり。道具の存在によって色々変わるんだなー、道具の有無って大事だなー、と。おそらく今後も、違う道具が普及することで、作業分担が変わったりするんだろうなと。

スポッティングシートはいつからあるのだろう。 :

どの時代からそういうシートが出始めたのか気になったのだけど。
  • 今敏監督の、「妄想代理人」制作メモ内に、「スポッティングシート」という単語が出てくるので、少なくとも2003年頃には「あるのが当たり前」になっていたらしい。
  • 片渕須直監督が、テレコムで「リトルズ」(1983-1985年)を作ってた頃の回顧録中に、「スポッティングシート」という単語は無いものの、「スポッティング」という単語が出てきている。そこから想像するに、どうやら1980年代ですら似たようなものが存在していた可能性がありそう。
  • そもそも、オープンリールテープを使って作ってた時期があるらしいから…。
てなわけで、どうも昔から存在してたらしいなと。

もしかすると、スタジオによって呼び方が違っている可能性もあるのかしら。

スポッティングシートは演出家さんが作るべきだろうなと。 :

色々眺めてるうちに、スポッティングシートは本来演出家さんが作るべきだよなー、と思えてきたり。

どこでどんな映像を流すかは、演出・コンテ担当者しか分からないし。編集さんにシート作成をお願いすると、演出家さんが使いそうなタイミングを勝手に想像しながら全部羅列する羽目になりそうだなと。だけど、実際に使われるのは、その中の極一部だろうと。どう考えても無駄な作業が発生しそう。

演出家さんが直接作業すれば、本当に必要な最低限のタイミングだけを抽出することができる。無駄が発生しない。効率がいい。間違いがない。

もっとも、PCが使えないオールドタイプの演出家さんも居るだろうから…。そういう場合は編集さんにシート作成をお願いすることになるのだろうけど。その際も、どこのタイミングの時間が欲しいのか指示しておけば、無駄な作業は発生しないだろうなと。

ということで、「スポッティングシートぐらい用意しろよ」と怒り出す演出家さんが居たとしたら、なんだかちょっと危ないなと。トータルで見て無駄な作業を無意味に増やしてしまうことに危機感を持たないタイプじゃないかしら。正確には、自分の担当範囲では無駄な作業を嫌うくせに、別作業の担当者には無駄な作業を強要して、しかしそれをなんとも思ってないタイプというか。

対して、おそらく、デキる演出家さんは…。
  • ストップウォッチ片手にさっさと作業を始めて、見事な神業を披露。
  • 「PCとソフト貸して。こっちで調べるから」と、ニュータイプぶりを発揮。
  • 「ココとココとココの時間だけシートにして」と、実に監督らしく的確な指示を出してくる。
  • 「編集さんのほうでイイ感じに合わせちゃって」と丸投げ。ていうかスタッフの力を完全に信頼。
といった人達だったりするんだろうか、などと勝手な想像を。

なんでもそうだろうけど、苦労が成果物にちゃんと反映されると信じているから、ツライ作業もこなせるわけで。無駄な作業をさせられたら、誰だって怒るし、やる気も下がるし、「アイツとは仕事したくない」と思われちゃうよなと。なので、こういう部分でも、無駄は減らせるなら減らせたほうが望ましいのだろうなと。

などと書いてしまったけれど。自分もなんだか色んな人に改めて謝罪したくなってきた…。自分が無駄な作業をしちゃったこともあるけど、自分が無駄な作業をさせちゃったこともあるので…。

それはそれとして、ふと思ったのですけど。もしも各カットの長さが頓珍漢な状態で上がってきたら、最後に苦労するのは編集さんだから…。「あーもう、俺の方で事前に長さ測っておくからコレに合わせろ」てな経緯で編集さんからスポッティングシートが出てきたのではないかと邪推したのですけど、実際はどうなんでしょうかね。

#3 [anime] 「ダイショーグン」なるアニメが気になっていたり

夜中に、「風雲維新ダイ☆ショーグン」なるアニメが放送されているのですけど。なんだか最近気になっているのです。

全然動かないんです。ほとんど止め絵なんです。なのに、どのカットもカメラワークが頑張っていて、動いてるように見えちゃうんです。しかも見ていて結構笑える。なかなか面白いのです。

コンテ・演出の実力を見せつけられてる気がします。毎回、話の展開に笑いながらも、「これはこれでスゴイぞ…」と感心しております。アニメとはなんぞや、映像作品とはなんぞや、アニメとして成立する肝は何なのか、考えさせてくれる作品だなと…。「アニメは動いてナンボ」とよく言われるけれど、それって本当にそうなの? 記号にしかなってない動きならそもそも要らないんじゃないの? 件の作品を見ていると、そんな疑問すら湧いてくるのです。

時々思うのだけど、どんな見せ方も小馬鹿にしたりせず本気で取り組めばモノに出来るんだなと…。「ダイ☆ショーグン」も、何がどうとは具体的に言えないけれど、おそらく結構モノにできてる作品、のような気がします。勉強になるなあ…。何の勉強だかわかんないけど。

以上、1 日分です。

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