mieki256's diary



2013/06/24(月) [n年前の日記]

#3 [zatta] 世の中にはマナーを創作することで飯を食べてる人達が居るのだと思う

生まれて此の方聞いたことが無い奇怪な食事マナーや、害ばかりで実が無い電子メールマナー等、珍妙なマナーを得意気に披露する女性の姿をたまに見かけるわけだけど。それらの内容を、「そうか、それがマナーなのか」と本気で思い込んで聞いてしまって実践したらいかんよなと。

というのも。そのあたりの人達は、日々、“マナーを新たに創作”して、読者・視聴者に「はぁ? そんなマナーがあるもんか!」とビックリ仰天してもらうことをお仕事にしてる人達なので…。昔からそういうマナーがあるわけじゃなくて、新作マナー、創作マナーなわけだから、頭から信じちゃいかんよなと。

「なんでそんな迷惑なことをするんだよ! やめてくれよ!」という気もしてくるけれど。別に、マナーを創作しちゃいかんという決まりが人の世にあるわけでもなく。例えば戦国時代にも、マナーを創作して大名に目をかけてもらった茶人等も居るわけで。よって、いつの時代も、マナーと自称する謎の所作を自身の創作物、かつ、自分が飯を食っていくための商品として世間に向けて売り込む人種が居るのだろう、と想像するわけですよ。

だから、マナーの創作は、別に否定されるべきことではなく。そもそも今普及してるマナーだって、誰かの“創作マナー”なわけで。

理に適っていて実利がある創作マナーなら、後世に残っていくけれど。あまりにも非合理的過ぎて、使うメリットが感じられない創作マナーは誰も守らず消滅していく。自然淘汰がそこにあるのだろうと。

てなわけで我々は、常に、その手の人種から実験台にされていることを意識しつつ、創作マナー・新作マナーの内容を吟味せねばならない立場に置かれているのであります。その手のマナー云々を見たら、その内容を信じてしまうのではなく、「ふむ。新作だな」と思うぐらいの心の余裕を持ちたいもの、でありますなと。

ちなみに。どうもこのへん、若い女性ばかりがその手の謎マナーを提示してくる印象があるのだけど。男性の場合は理屈で考えるから、男性が男性相手にソレをやってしまうと、そこにある非合理性に対してフルボッコ状態になり、結果、商品になりづらいのではないかと。しかし女性が女性相手にソレをやると、「へえ。そうなんだ。私もそのマナーを守らなきゃ」と理屈で考えずさほど疑わずに信じ込んでくれるから商品になりやすいのかなと。このあたり、雑誌等の占いコーナーあたりと共通する何かがありそうですが。

もっとも、 _永田町で流行った「朝鮮飲み」 の事例を鑑みると、男性であっても政治家だったら理屈で考えずに信じ込むタイプが多いのかもと。日本の政治家の頭の中は、女性のソレに近いのではないか、考えてみたら空気を読んで裏で意見調整ばかり延々繰り返す仕事だもの、女性ばかり集まった集団に近い部分もありそうだ、と思えてきたりもして。 *1
*1: ただ、「朝鮮飲み」は、「マイクに音を入れないためにやり始めた飲み方じゃないか?」という仮説もあるそうで…。そうなると話が違ってきますな…。でもまあ、やってたのは民主党議員が多かったという話が本当なら、その仮説は外れてそうだけど。

以上です。

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