mieki256's diary



2003/07/14(月) [n年前の日記]

#1 最近、子供に挨拶をさせる運動が流行ってるのだろうか

犬の散歩をしていたら、通りすがりの自転車に乗った小学生から、「こんにちは」と挨拶された。予想外の出来事に驚いてしまって、ついモグモグした挨拶を返してしまった。…いかん。どっちが大人でどっちが子供かわからん。モグモグ挨拶を聞いた小学生はどんな気持ちになっただろう。それを考えると申し訳無い事をした。ハキハキ挨拶を返すべき場面だったね。ゴメンよ >小学生。

驚かせる為に挨拶する、という遊びはどうだろう :

通りすがりの大人に向かって、突然大きな声で挨拶する。相手はビックリして言葉に詰まる。その様子を見て「ビックリしてるぞ。アハハ」と心の中でコッソリ楽しむ。積極的に挨拶してる事に変わりはないし、人を驚かせるのは楽しいし、ちゃんと挨拶せんといかんなと大人が反省する機会も提供できてるしで、いいことづくめ…かも。もちろん、人が滅多に通らず、すれ違う事がたまにしかない田舎道だからできる話。都会でやったら大変な事になりそう。

挨拶をゲームに盛り込む事はできないだろうか :

…あ。 _カラテカ があったか。…いや、なんか違う気も。

#2 _「中国人は歩くのが遅い?」についてのコメントを読んで、なんとなく思った

「周囲を気にする事無く急に方向転換する人」は田舎者なのかも。たくさんの人が歩いてる道で、トラブルを起こさずに済む歩き方がわからない→人の多い道を歩いた経験がそれほど無い→かなりの田舎で育った人物。対物センサを全部OFFにしておかないと、あまりの人の多さ、情報量の多さで発狂してしまう…そんな脆弱な精神を持った人なのです。嘘。

ていうか都会では、自分の周囲の人間をモノとして思い込まない限り、田舎者は生きていけないし。都会で育った人なら、もっと賢いセンサ設定を会得してるのだろうな。

#3 ディベートについて勘違い・誤解をしてた

自分、勝ち負けに拘る話し合い=ディベートかなと短絡的に思い込んでしまったのだけど、そうではないらしく。 _こちらの方が解説・説明してくれていた。(2003/07/13の日記) ありがたや。勉強になります。ディベート=議論をする能力を身につける為のトレーニング方法で、ディスカッションの中に含まれるもの、という事だろうか。検索してみたら解説ページがたくさん出てきた。メモ。 _(1) _(2) _(3) …なるほど、競技か。勝ち負けが先にあったわけではなく、議論を活発に行う為にあえて設定してると。興味深い。勝敗が無いと人間はやる気が出てこないという事だろうか。

_中学・高校でもディベートは行われてるらしい :

子供の頃からこういった体験を積んだ人があちこちにゴロゴロしてる時代なのだな。羨ましい。自分もそういう時代に生まれたかった。自転車に乗って「コーホー、サセーツ」とか手信号出してる場合じゃなかった。 *1

いわば受身の訓練なのかな。凹む側と凹ます側を何度も行き来して耐性をつける。いかに上手に凹むかを学ぶのだろう。…たぶん。

でもコレ、勝った事しかない人はどうなるんだろ。一度も受身を取った事が無かったら。それと、最終目的は勝つ事ではなく能力を身につける事だと自覚しながら行わないと弊害が出て来そうな気も。

もっとも、勝ち続ける人は、いくつかの視点を切換えながら物事を考えられる種類の人だろうから、 *2 受身を取る前に自分で本質に気付く場面が多いのかもしれないし。また、そこまで頭の回る人なら、議論の最終目的=勝つ事という狭量な結論を出すはずもないしで。 *3 別に懸念する必要はないのか。

*1: 放課後、自転車クラブでそんなことをやらされてましたよ。中学じゃなくて小学の話ですが。アレは無意味な活動だった…。サーカス団員育成してどうするつもりだろう>警察&小学校。
*2: でないと勝てないだろう。
*3: その結論を仮定しても、否定側からも考えられる能力を持つのだから、それほど単純ではないことに気付くはず。

#4 議論の定義も人によって違うはず

自分は、「議論」と言う単語に、 _数日前に書いた 定義を当てはめてるけど。そのへんは人によって異なる定義をしてるはずで。議論=戦い・椅子取りゲームと定義する行為自体は否定される事でもなく。その場合、その人の中では、別の単語が、自分の定義してた「議論」に当てはまるのだろうと思う。実際、言葉による戦い・椅子取りゲームをしなければならない場面は多々あるし、それら行為を表す単語が存在しないと都合が悪い。それを「議論」と称する人が多いなら、自分もそれに従わないと話が通じない。 *1 でも実際はどうなんだろう。自分以外の人間は、「議論」という単語で、どんな行為をイメージしてるんだろうなぁ。 *2

とか考えると、国語の辞書を作った人達はスゴイなと :

記述する単語の量を考えるとクラクラしてくる。一つ二つじゃないもんな。

はてなダイアリーのキーワード化云々について、以前はさほど意味の有る行為とは思えなかったけど。そのへん考えると、よってたかって共有辞書を作ると言うのは、賢いというか、効率のいいやり方だし、意味のある事だろうなと思った。

*1: 皆が「ハッカー」と言ってる中で、一人で意固地に「クラッカー」と言っててもしょうがないし。
*2: 山形センセ&周囲の方々は同じような定義をしてるっぽいけど。でもマイナー派の可能性もあるのだろうし。

この記事へのツッコミ

Re: 国語の辞書 by がんした    2003/07/15 08:08
三省堂の新明解国語辞典は、「主張する国語辞典」だそうで、
実用としては勿論、読み物としても面白いそうだ。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/index.html
Re: 国語の辞書 by mieki256    2003/07/15 23:51
>新明解
興味が湧いてきました。これ欲しいなぁ…

…と思ったら、自分の持ってる国語辞典も新明解だった。ギャフン。ただ、第三版なので、ちょっと毒が薄い感も。「動物園」がおとなしい解説になってるし。

以上、1 日分です。

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