2024/11/25(月) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] 画像生成AIで昔の画像が再現できなくて悩んだ
画像生成AI Stable Diffusion web UI で、昔生成した画像を再度生成しようとしたのだけど、全然違う画像が出てきて悩んでしまった。ランダムシードが同じなら同じ画像が再現できるものと思い込んでいたのだけど…。
ちなみに、最近生成した画像なら、シードを同じにすれば大体同じ画像になった。処理を高速化する xformers も有効にしているから、完全に同じ画像にはならなくて細部がちょっと違う感じにはなるのだけど、それでも全体的にはおおよそ似た画像になる。
ググってみたら、Stable Diffusion web UI はある時期まで、シードが同じでも違う画像が生成される作りになっていたらしくて…。初期化時にランダムな値で何かしていたらしい。であれば、自分の手元で昔生成した画像は、そういう作りだった時期に生成した画像だったりするのかもしれない。
何にせよ、もう一度生成したくても、二度と生成できない画像が手元に残ってるということになるのかな…。
ちなみに、最近生成した画像なら、シードを同じにすれば大体同じ画像になった。処理を高速化する xformers も有効にしているから、完全に同じ画像にはならなくて細部がちょっと違う感じにはなるのだけど、それでも全体的にはおおよそ似た画像になる。
ググってみたら、Stable Diffusion web UI はある時期まで、シードが同じでも違う画像が生成される作りになっていたらしくて…。初期化時にランダムな値で何かしていたらしい。であれば、自分の手元で昔生成した画像は、そういう作りだった時期に生成した画像だったりするのかもしれない。
何にせよ、もう一度生成したくても、二度と生成できない画像が手元に残ってるということになるのかな…。
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#2 [anime] ある種の漫画をアニメ化すると紙芝居アニメになるのは仕方ない気もする
思考メモ。
「ブルーロック」というサッカーアニメについて、「止め絵をスライドさせてるだけ」「紙芝居アニメ」と揶揄してる人をどこぞで見かけてしまったのだけど。
その感想を眺めて、「それは仕方ないんじゃないか…? そういう原作だし」と自分は思ってしまった。のでメモ。思考メモ。
スポーツ漫画やバトル漫画には、ほんの一瞬の間に、キャラが頭の中であれやこれやと色んなことを考えまくって、その結果「今だ!」と何かしらのアクションを繰り出す、てなシーンが山ほどあったりするわけだけど。
漫画として読む分には、そういったシーンも読者は何の違和感もなくすらすらと読んでるだろうけど。これをアニメ化しようとすると、ちょっと面倒なことになる…。
アニメの場合、キャラが頭の中で考えてるアレコレを、全部台詞(モノローグ?)にして、声優さんに喋ってもらわないといけない。台詞として喋ってもらうということは、台詞を喋り終わるまで、一定の時間/尺が必要になる。
「声優さんがこれから10秒20秒喋り続けますよ」「でも傍から見ると、その時間はコンマ何秒の出来事です」「そういうシーンを映像化してくださいね」と言われたら、さて、君ならどうする?
時間止めるしかないじゃんよ…。止めると言うか、時間の進み方をその時だけはめっちゃゆっくりにするしかないじゃんよ。
だから「鬼滅の刃」はやたらとスローモーションのシーンが出てくるし、「ブルーロック」は止め絵をスライドさせるカットだらけになるわけで。これはもう仕方ないでしょう。だって原作がそうなってるんだから。原作に忠実に映像化しようとしたら、あちこちで時間を止めておくしかないし、そりゃもう紙芝居っぽくなっちゃうのは仕方ないじゃんよ。と思うわけで。
まあ、その手のモノローグを全部バッサリカットして、体感時間的なシーンを皆無にして、全てを実時間だけで見せていく方法もあるだろうけど。もしそういう作りにしたら、それはそれで「このキャラが何を考えてるのか分からない」「どうしてこのキャラがいきなりこんな動きをするのか分からない」「原作レ〇プだ!」と難癖つける人達が絶対出てくるだろうし…。どないせーちゅーねん。
このあたり、どこかで誰かが新しい見せ方を発明しないものかなあ、とも…。「なるほど、その手があったか!」と感動してみたい気もする…。いやまあ、そんな見せ方、自分もさっぱり思いつかないですけど…。
「ブルーロック」というサッカーアニメについて、「止め絵をスライドさせてるだけ」「紙芝居アニメ」と揶揄してる人をどこぞで見かけてしまったのだけど。
その感想を眺めて、「それは仕方ないんじゃないか…? そういう原作だし」と自分は思ってしまった。のでメモ。思考メモ。
スポーツ漫画やバトル漫画には、ほんの一瞬の間に、キャラが頭の中であれやこれやと色んなことを考えまくって、その結果「今だ!」と何かしらのアクションを繰り出す、てなシーンが山ほどあったりするわけだけど。
漫画として読む分には、そういったシーンも読者は何の違和感もなくすらすらと読んでるだろうけど。これをアニメ化しようとすると、ちょっと面倒なことになる…。
アニメの場合、キャラが頭の中で考えてるアレコレを、全部台詞(モノローグ?)にして、声優さんに喋ってもらわないといけない。台詞として喋ってもらうということは、台詞を喋り終わるまで、一定の時間/尺が必要になる。
「声優さんがこれから10秒20秒喋り続けますよ」「でも傍から見ると、その時間はコンマ何秒の出来事です」「そういうシーンを映像化してくださいね」と言われたら、さて、君ならどうする?
時間止めるしかないじゃんよ…。止めると言うか、時間の進み方をその時だけはめっちゃゆっくりにするしかないじゃんよ。
だから「鬼滅の刃」はやたらとスローモーションのシーンが出てくるし、「ブルーロック」は止め絵をスライドさせるカットだらけになるわけで。これはもう仕方ないでしょう。だって原作がそうなってるんだから。原作に忠実に映像化しようとしたら、あちこちで時間を止めておくしかないし、そりゃもう紙芝居っぽくなっちゃうのは仕方ないじゃんよ。と思うわけで。
まあ、その手のモノローグを全部バッサリカットして、体感時間的なシーンを皆無にして、全てを実時間だけで見せていく方法もあるだろうけど。もしそういう作りにしたら、それはそれで「このキャラが何を考えてるのか分からない」「どうしてこのキャラがいきなりこんな動きをするのか分からない」「原作レ〇プだ!」と難癖つける人達が絶対出てくるだろうし…。どないせーちゅーねん。
このあたり、どこかで誰かが新しい見せ方を発明しないものかなあ、とも…。「なるほど、その手があったか!」と感動してみたい気もする…。いやまあ、そんな見せ方、自分もさっぱり思いつかないですけど…。
◎ スローモーションも色々 :
さておき。時間をゆっくりにすると言っても、結構色々な方法があるんだろうなと思っていたりもするのです。
「鬼滅の刃」は、律儀に生真面目にスローモーションで見せてるけれど、アレは動画枚数/中割りが膨大な量に増えてしまうからフツーはやらない…。他のスタジオでもたまにやってたりするけど、「鬼滅」ほど何度も何度もやってない。だって大変だから。アニメーターさん死んじゃうから。
あの手のシーンを、海外のアニメスタジオに動画をブン投げて低賃金で中割りさせてるとしたらブラックにもほどがあるだろうから、おそらく自動中割りができるツールか動画フレーム補間技術を導入して作業効率を少しは上げてるんじゃないのかと想像しながら眺めてますけど、それらのツールの導入も面倒だろうし、そもそも服の模様を手描きでやってるという話も聞いたから実はやっぱりブラックなことしてるんじゃないのかとドキドキしてきたりもして…。どっちにしてもよくやるよなあと…。
「ブルーロック」は、まだちょっとは安心して(?)見れるなと…。キャラは止め絵でスライドさせてるだけなので、それだけでもホッとする。まだ比較的ホワイトなのでは。アニメーターさんがブルーにならずに済むね! しかし、それだけではおそらくスローモーション感が出ないと踏んだのか、髪の毛だけはループのなびき動画にしてあって、それだけでも結構印象が違ってくるなと…。
加えて、撮影処理で謎パーティクルや謎オーラ等々、とにかく色んなものを付加して動かしてる。何せ画面分割カットの『枠線』までシャカシャカと動いていて、「いやはや、そこまでやるか…」と感心した記憶が。「キャラは動かさないけどキャラ以外は全部どうにかして動かしたるわい」「動いてはいないんだけどなんだか動いてるっぽい感をあの手この手で醸し出したるでえ」みたいな方針を感じます。こっちもこっちで、別のベクトル/手口でよくやってるよなあと…。
そんな感じで、どうやって時間をゆっくりにするのか、あるいは、動いてないものをどうやって動いてるように見せるのか、そのあたりのテクニックってスタジオやスタッフ毎にちょこちょこ違っているだろうから、そういうところに着目してみれば紙芝居アニメも全然面白く見れそうな気もするなと…。
例えば有名な出崎演出もそういうアレだと思うし。3回PANとか。あるいは、エヴァの演出家さんも、「動いてないものを動いてるように見せるのがエヴァの演出(だから新劇でホントに動かしちゃってた○○君の演出ってアレ全然エヴァじゃねえんだよナァ)」てな感じの発言をしてたし。アニメってそのあたり色々なテクニックがあるっぽいなあ、と…。
「鬼滅の刃」は、律儀に生真面目にスローモーションで見せてるけれど、アレは動画枚数/中割りが膨大な量に増えてしまうからフツーはやらない…。他のスタジオでもたまにやってたりするけど、「鬼滅」ほど何度も何度もやってない。だって大変だから。アニメーターさん死んじゃうから。
あの手のシーンを、海外のアニメスタジオに動画をブン投げて低賃金で中割りさせてるとしたらブラックにもほどがあるだろうから、おそらく自動中割りができるツールか動画フレーム補間技術を導入して作業効率を少しは上げてるんじゃないのかと想像しながら眺めてますけど、それらのツールの導入も面倒だろうし、そもそも服の模様を手描きでやってるという話も聞いたから実はやっぱりブラックなことしてるんじゃないのかとドキドキしてきたりもして…。どっちにしてもよくやるよなあと…。
「ブルーロック」は、まだちょっとは安心して(?)見れるなと…。キャラは止め絵でスライドさせてるだけなので、それだけでもホッとする。まだ比較的ホワイトなのでは。アニメーターさんがブルーにならずに済むね! しかし、それだけではおそらくスローモーション感が出ないと踏んだのか、髪の毛だけはループのなびき動画にしてあって、それだけでも結構印象が違ってくるなと…。
加えて、撮影処理で謎パーティクルや謎オーラ等々、とにかく色んなものを付加して動かしてる。何せ画面分割カットの『枠線』までシャカシャカと動いていて、「いやはや、そこまでやるか…」と感心した記憶が。「キャラは動かさないけどキャラ以外は全部どうにかして動かしたるわい」「動いてはいないんだけどなんだか動いてるっぽい感をあの手この手で醸し出したるでえ」みたいな方針を感じます。こっちもこっちで、別のベクトル/手口でよくやってるよなあと…。
そんな感じで、どうやって時間をゆっくりにするのか、あるいは、動いてないものをどうやって動いてるように見せるのか、そのあたりのテクニックってスタジオやスタッフ毎にちょこちょこ違っているだろうから、そういうところに着目してみれば紙芝居アニメも全然面白く見れそうな気もするなと…。
例えば有名な出崎演出もそういうアレだと思うし。3回PANとか。あるいは、エヴァの演出家さんも、「動いてないものを動いてるように見せるのがエヴァの演出(だから新劇でホントに動かしちゃってた○○君の演出ってアレ全然エヴァじゃねえんだよナァ)」てな感じの発言をしてたし。アニメってそのあたり色々なテクニックがあるっぽいなあ、と…。
◎ 余談。時間をゆっくりにできない場合 :
昔、「ジョジョの奇妙な冒険」というアニメを見ていたら、ジョジョと敵の人が崖から落ちながら戦うシーンがあって。しかもこれがまた、お互いが延々喋って煽り合戦をしながら戦うシーンで…。
実際に喋らないでくれ…。こんな状況で会話しないでくれよ…。時間をゆっくりにする手管が何も使えない…。頭の中でアレコレ考えるだけにしてくれ…!
結果、何分間も崖から延々と落ち続けている二人、という映像になっていて「これもうギャグじゃん!」と見ていて笑ってしまいました。でも仕方ないじゃんよ。だって原作がそうなってるんだもの。原作に忠実に作ったら、そりゃこうなるよ。こういう見せ方しかできないよ。
漫画ってそういうシーンを平気で描けるから、つくづくズルイよなあ…。アニメにすると大変なことに…。まあ、その代わり、アニメは動きを見せたり音楽流したりできるのだろうけど。いやはや、メディアの違いって難しいなと…。
てなことを思ったのでメモ。思考メモです。オチは無いです。
実際に喋らないでくれ…。こんな状況で会話しないでくれよ…。時間をゆっくりにする手管が何も使えない…。頭の中でアレコレ考えるだけにしてくれ…!
結果、何分間も崖から延々と落ち続けている二人、という映像になっていて「これもうギャグじゃん!」と見ていて笑ってしまいました。でも仕方ないじゃんよ。だって原作がそうなってるんだもの。原作に忠実に作ったら、そりゃこうなるよ。こういう見せ方しかできないよ。
漫画ってそういうシーンを平気で描けるから、つくづくズルイよなあ…。アニメにすると大変なことに…。まあ、その代わり、アニメは動きを見せたり音楽流したりできるのだろうけど。いやはや、メディアの違いって難しいなと…。
てなことを思ったのでメモ。思考メモです。オチは無いです。
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以上、1 日分です。