2024/11/12(火) [n年前の日記]
#2 [movie] 「バズ・ライトイヤー」を視聴
随分前(2024/09/27?)に金曜ロードショーで放送されていたソレを録画したままだったので視聴。ディズニー配給、ピクサー制作の3DCGアニメ。
たしか本放送時は何か作業をしながらチラ見してた気がする…。これは後でちゃんと正座して見ないとダメなやつだ、と思って録画したソレを今まで残してた。
面白かった。実に良くできたSFアクションアニメなのでは。素晴らしい。SFと言っても「攻殻機動隊」みたいな小難しいソレじゃなくて、藤子F作品のようなSFと言うか。ドラえもん劇場版に近い印象。そういえばこのアニメにも猫型ロボットが出てたな…。まさかオマージュ? なわけないか。
トイ・ストーリーシリーズに登場する玩具の元ネタの映画、という設定がなんだか面白いなと。考えてみたらスタジオジブリの「猫の恩返し」と同じか…。アレも、「耳をすませば」のヒロインが書いた小説、という設定だった気がするし。
ウラシマ効果というワードが出てきて驚いた。常にファミリー向けを強く意識することを要求されそうな、ディズニー+ピクサーのアニメなのに、その設定、使うんだ? と。そして、ソレを利用したシチュエーションにも感心。 時間の進み方が異なる同僚同士の人生を断片的に見せていくあたりは「カールじいさんの空飛ぶ家」を連想した。キャラの人生の全体をざっくり見せていくなら、こういう見せ方がベストな気がする。そしてやっぱり、このシチュエーションは泣ける…。
女性同士が夫婦になって、しかも妊娠までするというシチュが出てきて、「おお…SFだ!」と感じた。劇場版アニメ「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」のゼントラーディとメルトランディ、あるいはTVアニメ「ヴァンドレッド」や「セイバーマリオネットJ」の設定に近い気がするけど、あの手の設定をまさかディズニー+ピクサーで見れるとは…。いやー、時代は変わったなあ…。この映画の件のシーンについてはポリコレ云々で叩く人種を見かけるけれど、SF作品ではちょくちょく出現する設定なので、そんな反応されちゃってもなあ、と…。まあ、どうせあの手の人達は何を見せてもそう見えちゃうんだろうけど。いやまあ、こっちはこっちで何を見ても「むっ。これもSFだなッ…?」と言い出すから似たようなものかも…。
伏線の量には脱帽。さりげなくちょこっと出てきたシーンが後でしっかり役に立つ、みたいなソレがてんこ盛り。一つ一つをリストアップしたら結構な数になるのではなかろうか…。
台詞の繰り返しも上手いなと感じた。色々な台詞が繰り返し使われていたけれど、特に、トイ・ストーリー1で使われてた「無限の彼方へ! さあ行くぞ!」の使い方が良い。指を差し出すアクションも付加することで変な誤解をされたあたりでも笑えたし、しかし最後には、というのもベタだけど良い。
随分昔、ジョン・ラセター監督がまだピクサーに在籍していた頃、「私達はミヤザキサンからコントラストを学んだ」と来日インタビューで発言してたけど、ピクサー全体にその学びがすっかり浸透してる気配も感じた。 激しいカーチェイス(?)の合間に挿入される転送装置による「ポトン…」的カットとか。 発進前にカッコよく決めた直後に触手で攫われてどこか間抜けな悲鳴を上げてるソレとか。 懐かしいスーツを着込んでテンション上がって「ハッ!」「ハッ!」とポーズ取りまくってたら他者にじーっと見られてたとか。動と静。静と動。とにかく各所でコントラストを意識してる。まあ、人によっては真面目に見ればいいのか笑って見ればいいのか分からんと文句を言い出したりもするようだけど…。このほうが飽きさせない作りになっているのではないかと。
無重力空間でのアクションや、天地が分からないほどグルグル回ってる状態でのアクション等、アニメならではのアクションシーンが盛り込まれていた気もする。実写でやろうとしたらちょっと難しいのではないか、全部CGでカットを作ることになりそうだなと…。
各所の細かい動きにも唸ってしまった。例えば、左手をブンと振ると反動で通信機の蓋がパチャッと閉まる動きとか。カッコいい…。ああいうのはアニメーターさんが手付けでモーションをつけてるんだろうけど、そういうちょっとしたアクションをわざわざさせようと考えるあたりが敵わないなと…。いや、初代プリキュアでも変身アイテムをブンと振って蓋をパカッと開ける動きはやってたから、日本のアニメだってその気になればやれるよな。たぶん。
あらゆるシーンで「上手いな…」と呟いてしまうアニメだったなと。作り込みも凄いし、隙が無い。素晴らしい。 *1
たしか本放送時は何か作業をしながらチラ見してた気がする…。これは後でちゃんと正座して見ないとダメなやつだ、と思って録画したソレを今まで残してた。
面白かった。実に良くできたSFアクションアニメなのでは。素晴らしい。SFと言っても「攻殻機動隊」みたいな小難しいソレじゃなくて、藤子F作品のようなSFと言うか。ドラえもん劇場版に近い印象。そういえばこのアニメにも猫型ロボットが出てたな…。まさかオマージュ? なわけないか。
トイ・ストーリーシリーズに登場する玩具の元ネタの映画、という設定がなんだか面白いなと。考えてみたらスタジオジブリの「猫の恩返し」と同じか…。アレも、「耳をすませば」のヒロインが書いた小説、という設定だった気がするし。
ウラシマ効果というワードが出てきて驚いた。常にファミリー向けを強く意識することを要求されそうな、ディズニー+ピクサーのアニメなのに、その設定、使うんだ? と。そして、ソレを利用したシチュエーションにも感心。 時間の進み方が異なる同僚同士の人生を断片的に見せていくあたりは「カールじいさんの空飛ぶ家」を連想した。キャラの人生の全体をざっくり見せていくなら、こういう見せ方がベストな気がする。そしてやっぱり、このシチュエーションは泣ける…。
女性同士が夫婦になって、しかも妊娠までするというシチュが出てきて、「おお…SFだ!」と感じた。劇場版アニメ「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」のゼントラーディとメルトランディ、あるいはTVアニメ「ヴァンドレッド」や「セイバーマリオネットJ」の設定に近い気がするけど、あの手の設定をまさかディズニー+ピクサーで見れるとは…。いやー、時代は変わったなあ…。この映画の件のシーンについてはポリコレ云々で叩く人種を見かけるけれど、SF作品ではちょくちょく出現する設定なので、そんな反応されちゃってもなあ、と…。まあ、どうせあの手の人達は何を見せてもそう見えちゃうんだろうけど。いやまあ、こっちはこっちで何を見ても「むっ。これもSFだなッ…?」と言い出すから似たようなものかも…。
伏線の量には脱帽。さりげなくちょこっと出てきたシーンが後でしっかり役に立つ、みたいなソレがてんこ盛り。一つ一つをリストアップしたら結構な数になるのではなかろうか…。
台詞の繰り返しも上手いなと感じた。色々な台詞が繰り返し使われていたけれど、特に、トイ・ストーリー1で使われてた「無限の彼方へ! さあ行くぞ!」の使い方が良い。指を差し出すアクションも付加することで変な誤解をされたあたりでも笑えたし、しかし最後には、というのもベタだけど良い。
随分昔、ジョン・ラセター監督がまだピクサーに在籍していた頃、「私達はミヤザキサンからコントラストを学んだ」と来日インタビューで発言してたけど、ピクサー全体にその学びがすっかり浸透してる気配も感じた。 激しいカーチェイス(?)の合間に挿入される転送装置による「ポトン…」的カットとか。 発進前にカッコよく決めた直後に触手で攫われてどこか間抜けな悲鳴を上げてるソレとか。 懐かしいスーツを着込んでテンション上がって「ハッ!」「ハッ!」とポーズ取りまくってたら他者にじーっと見られてたとか。動と静。静と動。とにかく各所でコントラストを意識してる。まあ、人によっては真面目に見ればいいのか笑って見ればいいのか分からんと文句を言い出したりもするようだけど…。このほうが飽きさせない作りになっているのではないかと。
無重力空間でのアクションや、天地が分からないほどグルグル回ってる状態でのアクション等、アニメならではのアクションシーンが盛り込まれていた気もする。実写でやろうとしたらちょっと難しいのではないか、全部CGでカットを作ることになりそうだなと…。
各所の細かい動きにも唸ってしまった。例えば、左手をブンと振ると反動で通信機の蓋がパチャッと閉まる動きとか。カッコいい…。ああいうのはアニメーターさんが手付けでモーションをつけてるんだろうけど、そういうちょっとしたアクションをわざわざさせようと考えるあたりが敵わないなと…。いや、初代プリキュアでも変身アイテムをブンと振って蓋をパカッと開ける動きはやってたから、日本のアニメだってその気になればやれるよな。たぶん。
あらゆるシーンで「上手いな…」と呟いてしまうアニメだったなと。作り込みも凄いし、隙が無い。素晴らしい。 *1
*1: いやまあ、ラストのあたりは「いやいやいや。そうはならんやろ」と思ったりもしたけど、「逆シャア」を思い返すとアレもアリかなあ、とも…。彼のスーツはサイコフレームで作られている、という設定にしておきたい…。
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以上です。