mieki256's diary



2023/05/01(月) [n年前の日記]

#2 [cg_tools][gimp][krita] Paint.NET、GIMP、CLIP STUDIO PAINT、Kritaについて調べてた

Paint.NET、GIMP、CLIP STUDIO PAINT、Krita について、色々調べてた。

Paint.NET + G'MICプラグインの設定について :

Paint.NET + G'MICプラグインで、複数レイヤーを出力するフィルタを利用した際、複数の画像ファイルを保存させられるあたりが気になった。設定で回避できないのかなと調べていたのだけど、現状では無理らしい。

Paint.NETは、複数の入力レイヤーをフィルタに渡すことも、フィルタから複数の出力レイヤーを受け取ることも ―― フィルタが新規レイヤーを作成することすら許さない仕様だそうで。

_G'MIC (2023-04-28) - Page 3 - Plugins - Publishing ONLY! - paint.net Forum

そんな制限が付いて回るものだから、Paint.NET + G'MIC で、上と下の2つのレイヤーを渡して処理させる場合、アクティブレイヤーを下のレイヤー、クリップボード内のデータを上のレイヤーとして扱って処理をするらしい。

一々手作業で、クリップボードにレイヤーをコピーして、アクティブレイヤーを変更してからG'MICを呼ばないといけないなんて、不便過ぎる…。Paint.NETは、どうしてそんなストイックなフィルタ仕様にしてしまったのだろう…。

GIMPのスレッド数設定 :

GIMP 2.10.34 Portable を導入したものの、画像ファイルを開く際になんだか数秒待たされる感じがして、改善できないのかなと調べていたところ、GIMPが使用するスレッド数の指定を1にすると改善する時期もあった、という話を見かけた。

_RyzenのSMTを無効化したらGIMPの動作が良くなった。 | 迷惑堂本舗
_GIMP:フリーズする場合の設定 | うっかりやっちゃうブログ
_GIMP slow and unrespsonsive when working with AMD CPU (#4979) - Issues - GNOME / GIMP - GitLab
_Slow import times on CPUs with high core/thread count (on Windows) (#8358) - Issues - GNOME / GIMP - GitLab

全体的なパフォーマンスは悪くなるけれど、例えば色調補正フィルタ等を利用した際にフリーズする症状も改善されるのだとか。

ただ、GIMP 2.10.34 では改善されたとか、GIMP起動直後はフリーズしないが長時間起動しっぱなしにして作業しているとフリーズしやすくなる、という話もあるようで…。

GIMP 2.10.34 で改善されてるなら、特に設定を変えなくてもいいかな…。

ちなみに、自分の環境は、CPU が AMD Ryzen 5 5600X (6コア12スレッド)。GIMPが使用するスレッド数は、12にしてある状態。

余談。昔はスレッド数じゃなくてCPUの個数を指定する仕様だったっぽい…。CPUコア数じゃなくてCPUの数、というのがややこしい…。

_tangram_pieces: GIMPの環境設定でのプロセッサ数について(2015-Dec-8: 追記)

CLIP STUDIO PAINTの自動着色機能 :

GIMP 2.10.34 + G'MICプラグインで、Colorize [Interactive] を使って色の塗り分け作業をしていた際、「そういえば CLIP STUDIO PAINT にはこういった機能は無いのだろうか」と気になった。ググってみたら、そもそも自動着色機能があるそうで、気になったので試用してみた。CLIP STUDIO PAINT PRO 1.13.2 で動作確認。

_クリスタ自動彩色機能の使い方解説!メリットやデメリットについて - イラスト・マンガ教室なび|おすすめ専門学校一覧
_クリップスタジオ自動彩色やり方とコツ!面白いから試してみよう | コンテアニメ工房
_自動彩色を活用した着色 by iroha_ - お絵かきのコツ | CLIP STUDIO TIPS

AIで自動着色してくれるらしい。スゴイな…。

ただ、データをセルシスのサーバに送信して、サーバ側で着色処理をして返してくるそうで。インターネット接続環境が無いと使えないし、セルシスが倒産しても使えなくなるなと…。いやまあ、会社が無くなったら、そもそもアクティベーションできない状態になって、CLIP STUDIO PAINT自体が使えなくなるのだから、そのあたりを気にしてみても無意味か…。

感想としては…。期待した塗りには程遠い結果が出てきて、なんというか、うーん。 *1 あらかじめ指定色(ヒント画像)を置いておく方法もあるけれど、それでも…。うーん。

パーツ毎の塗り分け領域を自動生成してくれるだけでも助かりそうな気もするのだけど、それよりレベルの高い処理をして、しかし今一つな結果になって、これではなんだかもったいない気もする。一歩手前の状態で止めておけば、十分ありがたいのに…。もっとも、この自動着色機能も、見た目はグラデーションがかかってるけど、魔法の杖でクリックすればパーツ毎の選択領域を得られるようだから、この状態でも結構助かるところがあるのかもしれない。

Kritaの自動塗り分けマスク機能を試用 :

Windows10 x64 22H2 + Krita 5.1.5 64bit版で、自動塗り分けマスク編集ツールを試用してみた。結構長い間、Krita を使ってなくて知らなかったのだけど、こんな機能を持っていたのね…。

_Krita 4: 自動塗り分けマスクの使い方 - Kritaでぐるぐるお絵かきブログ

G'MICプラグインや CLIP STUDIO PAINT と同様、指定色を線画の上に描き込んでいくことで、領域を判定して塗り分けてくれた。更に、領域毎に別レイヤーに分割してくれる機能もありがたい。サクサク作業が出来そう。さすがKrita。お絵描き用を意識して機能を揃えているなあ、と…。

*1: もっとも、絵描きさん達の色塗りを超える結果をポンと出したら炎上必至だろうし、あえて本気を出してないのかも。絵描きさんのプライドを傷つけない程度の出力結果に抑えるというのも面倒臭い話だなと…。

以上です。

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