mieki256's diary



2019/11/26(火) [n年前の日記]

#1 [gimp] autotoolsについて勉強中

GNU関係のプロジェクトでは、Makefile をプログラマーが手打ちで作ったりはしないらしい。「あんなのは人間が書くもんじゃねえ」という空気になっているそうで。

そこで、autotools と呼ばれる自動化ツールがあるようで。最低限の記述を ―― Makefile.am を作って簡素な記述をしておけば、ツールを走らせて、最終的には Makefile を自動生成するらしい。ついでに、どうせ自動生成するならば、てなノリで、どの環境にも対応できそうな関連ファイルも作成してくれる模様。

ということで、その autotools とやらの使い方を勉強中。msys2 上で、実際にディレクトリその他を作成して、順に動かして作業手順を把握しようとしているところ。

_Autotools ( automake, autoconf, libtool ) 使い方まとめ - たまにゃんのメモ帳
_よくわからない現代魔法 atuoconfの使い方
_Makefile.am - ふとしのブログ
_autotoolsを使ってみよう - サイバートラスト株式会社
_configureスクリプトとは何なのか - OTOBANK Engineering Blog
_Automakeでmakeする

autoscan を修正。 :

msys2 上で autoscan を使ったら、なんだか妙なメッセージが表示されてしまった。

_perl - autoscan Unescaped left brace in regex is deprecated, passed through in regex; marked by <-- HERE in m/\${ <-- HERE [^\}]*}/ - Stack Overflow

/usr/bin/autoscan は、Perlスクリプトだけど。特定行の記述が、今の Perl の仕様に合ってないらしい。該当ファイルを直接開いて修正してみたところ、メッセージは出なくなった。

#2 [pc] 筆王 Ver.24 を入手

気づいたらソースネクスト・マイレージとやらが溜まっていたので、前々から微妙に気になっていた年賀状作成ソフト、筆王 Ver.24 と交換してみたり。

もっとも、自分、年賀状作成ソフトは、既に筆まめ Ver.21 を持っているし、使っているので…。たぶん筆王は使わないだろうという予感もあるけれど。

筆まめは、ラベル印刷だの、団扇の印刷だの、色々な機能を持っているのだけれど。ソレと比べると、筆王は完全に年賀状作成に特化しているというか、年賀状作成以外はできない仕様になっていて。筆まめに対して値段が安く設定されているのも、なんだか納得。

機能拡張。 :

公式ページを眺めたら、「ペタット ラベル印刷2」なるソフトも同梱されてる、と書いてあったのだけど…。一体どこから入手するのやら。

ウインドウの左下に「機能拡張」という項目があることに気づいた。コレをクリックすると、セットアップファイルをDLしてインストールできるらしい。フォント等もここからインストールする模様。

一度インストールしたら、その後、機能拡張をクリックしても、インストール画面が出てこなくなった。何かしらの理由で関連ファイルが壊れて再インストールしたくなったらどうするんだろう…。筆王自体をアンインストール・再インストールすることになるのかしらん。

#3 [pc][neta] 謎の画像素材群

筆王のユーザ登録をすると、ソースネクストのサイトから画像素材ファイル群が入手できるようになるので、一応、それら素材群をDLしてみたりして。

まあ、「その素材、使うのか?」と問われたら、「ライセンスの問題で、どうせ使えない」と答えるのだけど…。というのも、この手の素材は、はがき印刷以外には使えないライセンスになってるのが当たり前なので、使い道が全くない。

とは言え、どんな素材を用意してるのか、PCオタクとしてはそのへんちょっと気になるわけで。

各ファイルは、自己解凍書庫になっていた。470MBのexeファイルを実行して解凍したら、700MB前後になった。他のファイルもいくつか解凍したけれど、1.5〜2倍に展開される印象。

使えない気配。 :

解凍結果を眺めてみて、驚いた。

  • 270 x 399 ドット等、QVGA前後の低解像度 jpg が、数万ファイル。
  • 圧縮をかけすぎたようで、jpeg特有の例のノイズが盛大に載ってる。
  • 画像1枚を、単に色替えしただけの画像が、9ファイルずつ並んで、枚数を水増ししてる。

これは…。ライセンスの問題だけではなく、低解像度、かつ、jpegノイズの面からも、画像素材としては、ほとんど使えない予感…。 *1

しかし、コレ、アプリ側で、貼り付けた画像の色相を変更する機能がついてたら、1/9のファイル数で済んだのでは…? *2

絵柄からして、wmf, emf 等のベクターデータで済みそうなシンプルな画像も多数見受けられた。コレをあえてjpgにして、ノイズだらけにしてしまう意味はあったのか…? アプリ側がベクターデータを扱えないのだろうか…? *3

画像によっては、せめて、pngにしたほうが圧縮が効く上に可逆圧縮になって画像も荒れなかったのでは。いや、色数的に、gifでも全然イケる画像が結構あるような…。

不安になったので、念のため一応書いとくけど。既にjpgになった画像を、pngやgifで保存し直しても意味ないですよ。jpgになった時点で、もう画質は劣化しちゃってるから。jpgにする前の元画像を、pngやgifで保存してあったらマシだったかもね、という話で。

謎の市松模様。 :

眺めているうちに、首を捻った。jpg画像の中に、例の市松模様が ―― Photoshop等でその部分が透明であることを示す、あの模様が入ってる。なんだコレ。

fudeou_sozai_ss01.png

fudeou_sozai_ss02.png

jpgって、アルファチャンネルを持てないよな…。どうなってるんだ…。

ちなみに、各jpg の exif を調べたら、Mac + Adobe Photoshop CC で、2014年頃に保存された画像らしい。ひょっとして、Photoshop CC なら jpg にアルファチャンネルを含ませられるのだろうか?

それとも…。実は、筆王には、市松模様を自動判別して透明にしてくれる機能でもあるのだろうか。だとしたら、スゴイな、筆王。

淡い期待を持ちながら、筆王にそれら画像を貼り付けてみた。

市松模様がそのまま表示された。ですよねー。

fudeou_sozai_ss03.png

うむ。意味が分からない。えーっと…なんでコレ、jpgにしたの?

おそらくだけど、発注側も、発注を受けた側も、画像フォーマットについて知識が無いのではないか…。jpgは透明度の情報を持てない、ということすら知らないとか…。更に、もしかして、画像が異様に荒れてるのも、jpgが不可逆圧縮だと知らずに何度も何度も保存し直したからこうなっている可能性がありそうな…。

よく考えてみたら、例の市松模様をわざわざ含めた状態で、jpgとしてエクスポートする、その作業手順もかなり謎だなと…。かえって面倒臭いことをしてるのでは…。市松模様のレイヤーを作って奥に置いてからエクスポートしたのかなあ。

それとも、まさか、スクリーンショットを取って…。しかし、そんな作業を数万ファイル分、繰り返すものであろうか…。

バッチ処理で、市松模様画像と合成して保存し直した、とか…。いやいや、しかし、わざわざそんなことをする意味が、一体どこにあるのか…。

何にせよ、素材ファイルを置いた担当者も、「どうせこんなデータ今時誰も使わねえよ」と思いながら置いたのだろうなあ。たぶん誰も中身をチェックしていない予感。もはや無法地帯。

とは言え、年賀状という風習が消滅しかけている昨今でもあるし、たしかに誰も使わないだろうから、このままでも何ら問題無さそうではある…。

まあ、ソースネクストだから…。

アルファチャンネル付きjpegは存在するらしい。 :

不安になってググってみたら、一応、アルファチャンネルつきのjpeg、というブツも存在するらしい。いや、JPEG 2000 とか JPEG-XR とかじゃなくて。基本的にはフツーのjpegで。

_楓 software: JPEG の中にアルファチャンネルデータを詰め込む
_楓 software: アルファチャンネル付きJPEG
_transparency - JPEG image with alpha channel on website - Stack Overflow
_corns blog: アルファチャンネル付きJPEG

ただ、極一部のアプリやライブラリが、jpegファイル内に収められた特定のデータ部分に対して、「 ここをキャンプ地とする! ここをアルファチャンネルとする!」的に独自ルールを決めて対応することが多いようで。

一般的なアプリは、「アルファチャンネルつきjpeg? おいおい、jpegがアルファチャンネル持ってるわけねーだろ」「そんな仕様は聞いたことねえよ」で処理をする模様。

そして…。仮に、そこが透明部分だったとしても、考えてみたら市松模様で見えるわけがないんだよなあ…。市松模様は、巷の画像編集ソフトがそう見えるように気を利かせて表示してくれてるだけなので…。「市松模様=透明」ではないのだよなあ…。

ソースネクストが配布してる素材群は、やはり何か盛大に勘違いしてるのではないか…。

それとも、勘違いしてるのは自分なのだろうか…。だって、作業内容を勘違いしたまま、数万ファイル、数GBにもなるデータを、こうして平然と作ったあげく、あまつさえDLできるようにしてある、というのも妙な話だし…。いや、でも、筆王用の素材と謳ってながら、筆王に渡すと透明にはなってないわけだから…。

とにかく、なんとも首を捻る素材群でした。いやはや、これは謎だ。どうしてこうなった。現場では一体何が起きていたのか。発注側と作業側で、どんなやり取りをしていたのか。

でもまあ、ソースネクストだから…。

*1: もっとも、はがきサイズへの印刷のみを念頭に置けば、この程度でも使えるのかな…。巷のサイトで計算してみたら 68dpi 前後の画像ということになったけれど。さて、どうなんだろ。
*2: 確認してみたら、筆王にも、画像の色相変更機能、あるじゃんよ…。
*3: 確認してみたら、筆王も、wmf, emf を開けるじゃんよ…。

以上、1 日分です。

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