mieki256's diary



2017/09/08(金) [n年前の日記]

#1 [raspberrypi] Raspberry Pi Zero W が届いた

マルツオンラインさんに注文してた Raspberry Pi Zero W スターターキットが届いた。

昨日注文したはずなのに、もう届いたよ…。早いなあ…。迅速な対応ありがとうございます。素晴らしい。

ちっちゃくなくないよ! :

届いた現物を見てビックリ。小さい。マジ小さい。小さい小さいとは聞いてたけど、まさかここまで小さいとは。

いやまあ、頑張ればFRISKのケースに入るかも、ぐらいなサイズと聞いてたから、そりゃ小さいわけだけど。コレで Debian Linux (raspbian) が動いちゃうのか…。スゲエ。

中身を確認。 :

中身を確認してみたけど、ちゃんと全部入ってた。と思う。
  • 本体
  • 公式ケース + カメラ変換ケーブル
  • ACアダプタ + USB - microUSBケーブル
  • miniHDMI - HDMi変換コネクタ
  • microUSB - USB変換ケーブル
  • GPIO用2x20ピンヘッダ
  • 8GB microSDHC
だったはず。たぶん。

microSDHC は Team製だった。また、ACアダプタの横には「KSY」の文字が。…どこの店もKSYさんから仕入れて売ってるのだろうか。

NOOBSを入れ替え。 :

届いた microSDHC には、NOOBS 2.4.2 が入ってた。 _Download NOOBS for Raspberry Pi で公開されてるのは 2.4.3 なので、入れ替えることに。 _SDメモリカードフォーマッタ 5.0 を使ってフォーマットしてから、NOOBS_v2_4_3.zip を解凍して、中身を microSDHC にコピー。

ちなみに、microSDカードリーダは、 _BUFFALO BSCRMSDCWH を使用、だったと思う。たぶん。

後でググってみたら、NOOBS 2.4.2 は raspbian jessie が入ってるから日本語フォント等も表示されるけど、NOOBS 2.4.3 は raspbian stretch なので日本語フォント等が入ってないのだな。そりゃ 2.4.2 のほうを入れとくわな…。

ケースに入れる。 :

本体を公式ケースに入れる前に microSDHC を刺しておく。ケースに入れちゃってからでは microSDHC の抜き差しができないので。

microSDHC は、印刷面が上になるようにして挿入。

公式ケースに入れる際は、GPIO側をケースに引っ掛けてから全体を、てな感じで入れる。

蓋を閉める前に、変換コネクタの類を刺してみて、ちゃんと刺さってそうか見た目でも確認。OKっぽいなら蓋を閉める。

OSをインストール。 :

HDMIでディスプレイと接続して、USBキーボードを刺して、ACアダプタを繋いで電源投入。

Raspberry Piシリーズおなじみの、グラデーションの四角が表示されて、NOOBSの起動画面が出てきた。日本語表示に切り替えて、raspbian をインストール。

Wi-Fi(無線LAN)で接続したいけど、MACアドレスが分からん…。ウチのルータはMACアドレスを登録しておかないと接続できないわけで…。raspbian のインストール後に確認するしかないかな…。

蓋を閉めると、結構熱くなるな…。空気が入るところが全くないもんなあ…。開けとくか…。

microSDにアクセスする際はLEDが光るようだけど、ケースの蓋を閉めてしまうとLEDが見えなくなってしまう。やっぱり透明な蓋のほうがいいよなあ…。 *1 子供さんには、透明で中が見えるほうがウケると思うんですけどねえ。 _クリスタルボーイ とか _ミクロマン とか _変身サイボーグ とか好きじゃん。でもないか。

それはともかく、インストールは無事終了。raspbian が起動…するんだけど、rc.local.service とやらのところで随分と待たされる。が、一応デスクトップ画面が出てきた。

日本語フォントが入ってなかった。豆腐(四角い何か)だらけ。

MACアドレスを調べる。 :

ターミナルを起動して以下を打つ。
LANG=C
ifconfig
wlan0 のところにMACアドレスが出てるはず。

ルータに登録した。これで、LANやインターネットに接続できるようになった。

パッケージを更新。 :

ネット接続が可能になったので、パッケージを更新。かつ、日本語フォントを入れて、再起動。
LANG=C
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install fonts-ipafont
sudo reboot

カーネル(?)を更新。
sudo rpi-update

他にも色々設定。 :

スタートボタン → 設定 → Raspberry Piの設定、で色々変更。
  • システム、で、パスワード変更、ホスト名変更、解像度を設定、オーバースキャンを無効に。
  • インターフェイス、で、SSHとVNCを有効に。
  • ローカライゼーション、で、ロケールの設定を確認、タイムゾーンを Asia/Tokyo に、キーボードの設定を、日本語(OADG 109A) にしたり、無線LANの国設定をJP Japan にしたり。

ユーザも追加。以下を参考に作業。

_RaspberryPiをRaspbianで使う場合の初期設定メモ(ユーザ追加) - Qiita
_raspberrypi3に独自のユーザを設定する | Hornet|静岡拠点のWeb、ホームページ制作

日本語入力を可能にする。

_日本語入力メソッドは、fcitx-mozcで決まり! - FABSHOP.JP -デジタルでものづくり! ファブショップ !

sudo apt install fcitx-mozc

IPv6を無効に。かつ、固定IPアドレスに。

_Raspberry Pi 2で遊ぶ(Ver.2.0):ipv6の無効化 | cozy attic
_Raspberry Pi 3 (Raspbian Jessie)の無線LANに固定IPアドレスを設定する - Qiita

動作速度が遅い。 :

Raspberry Pi3 との速度差が気になってたけど。予想より遅い…。どうもファイルアクセスがとにかく遅いというか。体感で3倍ぐらい遅い。

デスクトップ画面が出てくるまで1分15秒〜1分40秒かかるあたりも気になる。

これはアレかな。microSDHC が遅いのかな。それともストレージへのアクセスコントローラが省電力や小型化を優先したことで遅くなった、とかなのかな。

OSをインストールする前に、microSDHC のベンチマークを取っておくべきだったな…。今からやるか…。でも面倒臭いな…。

microSDHCの速度を測ってみた。 :

とりあえず、簡易ではあるけど測ってみた。
$ sudo apt install hdparm
$ sudo hdparm -t /dev/mmcblk0

/dev/mmcblk0:
 Timing buffered disk reads:  32 MB in  3.15 seconds =  10.17 MB/sec

Team製 microSDHC のパッケージには、class10マークだの、Read 20MB/s だの書いてあるけど…。実際は半分の速度しか出てないな…。

Raspberry Piシリーズはどれだけ速い microSD を使っても最高で20MB/s前後しか出ないという話があるけれど。

_microSD Card Benchmarks | Raspberry Pi Dramble
_RPi SD cards - eLinux.org
Please bear in mind that the maximum throughput of the card reader of the Raspberry Pi is 25 MB/s and that most likely read and write speed won't exceed 22 MB/s.

RPi SD cards - eLinux.org より

手元のソレは、最高速度の半分、ということか…。

コレ、パッケージとは違う製品が入ってた、てなオチだったりしないのかな。それとも、ロットによってばらつきが、とかなのかな。microSDは、よく分からん…。

*1: もしくは、LEDが見えそうなあたりに穴を開けておくとか。

#2 [web][neta] 個人webサイトって何だろう

思考メモ。

Yahooさんにサイトを消されてしまって、ちょっと困ってしまったわけだけど。考えてみたら、今時個人Webサイトを公開ってのもスタイルとしてなんかアレなんだよなーと思えてきたり。

昔は、個人がWebで何かを公開するとなったら、HTMLを書いてWebサーバにアップロードするしか手段が無かったわけだけど。

「考えてみたら俺達って文章ばかり公開してるよね」「文章を公開するたびに毎回HTMLを書くのって面倒臭いよね」てなことに気づいた人達が、ほぼ文章だけを書けば公開できてしまうWeb日記システムを作ってくれて。それと同時期に海外でもブログシステムが作られて。舶来品をありがたがる日本人は、一気にブログに飛びついて、Web日記代わりに使い始めて。そして、個人が文章を書いて公開するならブログでいいんじゃね、htmlを書くより面倒臭くないし、という時期が存在して。

それはつまり、「何でも公開できるよ。ただしHTMLを覚えろや」的システムで済ませるのではなく、「何を公開したいのか」に着目して、その公開したい何かに合わせて最適化したシステムを作る、という流れがそこにあったと言えるわけで。

同様に、その流れで色々出てきて…。「○○をしたい」という需要に最適化されて、○○が作られる、ということが当たり前になっていった。 まあ、最適化が甘いサービスも混ざってる気もするけど…。それはさておき。

つまり、個人が「公開したい」と思ったそれぞれについては、分類され、細分化され、最適化されて、その需要に特化した専門サービスが登場しているし、多くの人はソレを使って欲求を満たしてる、という状況があって。

となると…。「個人サイトを設置できますよ」と謳う、無料Webスペースサービス・ホームページサービスの類は、一体何を公開できるのでしょうか、という話になってくるなと。

かつて公開していたアレやソレは、商売人が全てバラバラに切り刻んで、専門サービスとして提供してしまったわけだから…。文章を公開したいならブログでいいし、自作画像を公開したいなら pixiv でいいし、時々愚痴りたいなら Twitter でいいし、自作ソフトウェアを公開したいなら GitHub でいい。

すると、何が残ってるのか。何を公開するなら、「やっぱりホームページサービスがないとね…」という話になってくるのか。

これがまだ、CGIが動くから自分好みのWeb関連システムを設置して使えます、てな話なら使い道もあるだろうけど。巷の無料ホームページサービスって、CGIなんか一切動かなくて、HTMLしか置けないわけで。その条件下で一体何が公開できるのか、という気分にも…。

HTML5 の実験ページぐらいしか置けないよな。ってマニアックだな…。JavaScript の実験成果公開は jsdo.it で出来ちゃうし…。

HTMLじゃないと置けないものって何ですか? 何がありますか?

そのあたりが見えてない人ばかりだから、次々にその手のサービスが消滅してるのだろうけど…。

アーカイブとしての役割。 :

妹とこのあたりを少し話してたのだけど。妹から、「ホームページサービスは、アーカイブとしての役割ぐらいしか残ってないんじゃないか」という意見が出て、なるほど、と。

インターネット黎明期に作られたコンテンツは HTML ばかりなのだから、それらをアーカイブとして公開できる場所としては、これはもうホームページサービスしかないよなと。だって、TwitterにHTMLをアップロードなんてできないわけだし。

が、しかし、それら無料ホームページサービスは、数年前〜数十年前のコンテンツを「更新してないから」という理由で削除しちゃったりするわけで…。ダメじゃん。自分達しかできないことを、自分達から「それはやっちゃダメ」と言い出してる。そこは本来逆だよなあ。「貴方の黒歴史を公開できるのは我々だけ!」「他のサービスじゃ無理!」とか言い出すのが正しい、って黒歴史を公開したい奇特な人なんて居るのかよっていう。ていうかその頃HTMLを書いてた人達の数なんて今と比べたらたかが知れてるから、ユーザ数がたいして見込めないっていう…。

「インターネットの神保町」になるのは無理かな無理だろうな。 :

東京神田神保町には古本屋さんが軒を連ね、昔の珍しい情報を探しにきたお客さんの姿がチラホラ見える、てな話があるけれど。Web上でもそういうソレを作れないか。ホームページスペースが目指すのはそこじゃないか。

無理か。古本屋さんってどういう形で商売になってるのかちょっと分からんけど…収集したものを「売ってる」から商売になってるわけで。無料で、誰でも見れる状態で成立してるわけではないのだよな。

誰でも見れる状態で、となると、図書館や博物館のような存在になりそうだけど、それはもう商売じゃないし。

とは言え、歴史を残す、記録を残すという需要に最適化すれば、それはそれで専門サービスとして成立する…可能性はあるのかな。どうかな。ソースコード管理ツールの Subverson や git は履歴を残せるけど、公開されたHTMLだって履歴を残してみてもいいんやで、みたいな。

「そんなの既に Internet Archiveがあるじゃん」という気にもなったけど、Internet Archive は、HTMLの形で公開されたものを収集・再閲覧することは可能だけど、Internet Archive で自分が書いたHTMLをアップロードして公開できるわけじゃないから、ちょっと違う気がする。一旦どこかのWebサーバで公開しないと Internet Archive に取り込まれないという…。

あ。そうか。ホームページサービスを、マイInternet Archiveに変化させちゃう、という道もあるか…。他人様のサイトの魚拓を自分専用で残すサービスというか。これで万が一リンク先が消えても(自分だけは)閲覧できる、みたいな。って無料ホームページサービスは「倉庫として使ったら消すぞ」と言ってるわけだからソレもダメなんだけど。

リソースを共有できないのかな。 :

どうも不思議なんだけど、ホームページスペースだの、ブログだの、メールだの、画像アップロードだの、その手のサービスで使うファイルの保存場所・リソースを全部同じところにするのは難しいのかな…。いや、Googleはソレをやってる気配があるけど、日本のWeb関連企業ってソレをやらないよなと。

「無料でブログが使えます。容量は10GB!」とか言いながら、系列グループが提供する無料ホームページスペースは数十MBのままだったりして、なんでコレ一緒にせんのやろと。一緒にすれば、「ホームページサービスは流行らないのでやめます…」「なんだかブログもオワコンっぽいのでやめます…」なんて展開にはならんよなと。「ブログだろうと共有フォルダだろうと何に使ってもいいですよ。ただし全部で10GBまで!」のほうがいいよなと。まあ、Google はソレをやってるわけだけど、Google は Googleで、いきなりHTMLを置いたりできないし…。

そもそもサービスを提供してる会社が違うとか、部署が違うとかで、無理なんだろうな。ほとんどは、他所のサービスを買収して、てな展開だし…。技術的にも、それまで運用してたアレコレを統合するなんて結構難しい、てなところもあるのかな。分からんけど。

そういや、昔のシャープなんて、3つの部署からそれぞれ別系列の8bit PCを出してたっけ。 *1 日本って、そういうところがあるよなあ。太平洋戦争中の、陸軍と海軍の乖離・敵対状態とか…。と思ったけど日本に限らないか。Microsoftも部署同士の足の引っ張り合い、潰し合い、社内政治が酷いらしいし。

ある意味、まだ全然余裕があるんだろうな。共闘して事態を乗り越えるぞ、おー、みたいなことをしなくてもなんとかなるさ、大丈夫大丈夫、てな見込みがあるから、それぞれが、てんでバラバラなことをしてるのだろう…。

まあ、そんなことをぼんやり考えました。只の思考メモです。

*1: さすがにある時期「これはアホだ」とようやく気が付いて、同じ部署にまとめたらしいけど…。

以上、1 日分です。

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