mieki256's diary



2017/09/09() [n年前の日記]

#1 [raspberrypi] Raspberry Pi Zero WのmicroSDHCを交換してみたり

Raspberry Pi Zero W の、microSDHC へのアクセス速度が遅いあたりが気になるわけで。

手元に、昔購入した microSDHC、Transcend TS16GUSDC4 16GB Class4 があったので、交換してみようかなと。

Transcend TS16GUSDC4 16GB Class4 のベンチマークは、 _2016/06/25の日記 にメモしてあった。

Team製 8GB の microSDHC のベンチマークもメモ。 :

せっかくだから、Raspberry Pi Zero W スターターキットについてきた Team製 microSDHC 8GB Class10 (KSY008G0MC28PI) のベンチマークもとってみたり。SDカードフォーマッタでクイックフォーマットをした直後の状態で測定。

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CrystalDiskMark 5.1.2 x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
                           Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

   Sequential Read (Q= 32,T= 1) :    19.793 MB/s
  Sequential Write (Q= 32,T= 1) :    14.131 MB/s
  Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :     2.117 MB/s [   516.8 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :     0.414 MB/s [   101.1 IOPS]
         Sequential Read (T= 1) :    19.714 MB/s
        Sequential Write (T= 1) :    12.792 MB/s
   Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) :     2.052 MB/s [   501.0 IOPS]
  Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) :     0.284 MB/s [    69.3 IOPS]

  Test : 100 MiB [E: 0.0% (0.1/7536.0 MiB)] (x3)  [Interval=5 sec]
  Date : 2017/09/09 8:02:00
    OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 15063] (x64)
    microSDHC Team 8GB CLASS10 (KSY008G0MC28PI) + BUFFALO BSCRMSDCBK(USB2.0)

microsdhc_team8gb_class10_20170909.png

Transcend製 microSDHC と、そんなに変わらんなあ…。あっちは Class4 で、こっちは Class10 なのだけど…。

いや待て。結構違うか。
  • Team製は、Transcend製に比べて、シーケンシャルライト(書き込み)速度が倍。
  • その代わり、ランダムライトは、1/2〜1/3。
  • ランダムリードも微妙に遅い。
シーケンシャルライトが速いあたりが、Class10 らしさ、なのだろうか。でも、リード(読み込み)は、さほど変わらんよな…。それに Raspberry Pi は、どうせ20MB/s前後で頭打ちになるのだし…。

ちなみに、Raspberry Pi3 購入時に一緒に買った Team製 microSDHC 16GB は、 _2016/07/13の日記 にベンチマークがメモしてあった。16GBのほうが微妙に速いのだな…。

起動時間は変わらなかった。 :

Transcend製も、起動時間は Team製とさほど変わらなかった。デスクトップ画面が出てくるまで1分20秒ほど。

hdparmの結果は違った。 :

hdparm も同じかなと思ったら、これは違った。
$ sudo hdparm -t /dev/mmcblk0

/dev/mmcblk0:
 Timing buffered disk reads:  62 MB in  3.09 seconds =  20.05 MB/sec
Transcend製のソレは、20MBぐらい出てる。Team製は10MBぐらいだったのに…。なんでやろ。まさか、Team製を使ってた時は、接触不良だったとか…? それとも、アクセスしてる領域によっては遅いとか。microSDHC については詳しくないから分からん…。

とりあえず、Transcend製を使うことにするか…。

#2 [raspberrypi] Raspberry Pi Zero W でサンプル等を動かしたり

Raspberry Pi は、/opt/vc/src/hello_pi/ 以下に、OpenGL ES を使ったサンプルソース等が入ってるので試しに動かしてみたり。

cd /opt/vc/src/hello_pi
sh rebuild.sh
色々コンパイルされる。ということは、この手のビルドに必要なプログラム群は既にインストールされてるらしい。

各フォルダに入ってる hello_*.bin が実行ファイル。
cd hello_triangle
./hello_triangle.bin
キューブが表示された。

描画速度は Raspberry Pi3 とほとんど違いが見られなかった。GPUに頑張ってもらう分には、Pi3 も Zero W も速度的には同じようなものらしい。

ただ、hello_teapot を実行したらテクスチャが反映されず。hello_teapot は、動画をテクスチャにして描画するサンプルなのだけど。

Zero W はRAMが512MBしかないから、デフォルトではGPUに64MBしかメモリが割り当てられてない。故に、メモリ不足で動画をテクスチャにできない。128MBまで増やせば、テクスチャも描画されるようになる。

GPUへのメモリ割り当て量は、以下で変更。

pi3dも動かしてみた。 :

Python から OpenGL ES を扱える、 _pi3d もインストールして動作確認してみたり。

pi3d の動作には Pillow と numpy も必要らしい。raspbian stretch では既にインストール済みだった。別途インストールしたい場合は以下。
sudo aptitude install python-pillow python3-pillow
sudo aptitude install python-numpy python3-numpy

pi3d は pip でインストール。
sudo -H pip2 install pi3d
sudo -H pip3 install pi3d
pip2 が、Python 2.7用のpip。pip3 が、Python3.x用のpip。

サンプルスクリプト群の _pi3d_demos を git で持ってくる。
git clone https://github.com/pi3d/pi3d_demos.git

フォルダに入って何か実行してみる。
cd pi3d_demos
python Earth.py
画面が出てくるまで、何故か結構かなり時間がかかったけど、それでも一応、地球と月と謎の球体がくるくると回ってくれた。

pi3d も、GPUに頑張ってもらう系のスクリプトなら Pi3 と似たような速度で動いてくれる模様。ただ、CPUに頑張ってもらう系のスクリプトは、ちょっとフレームレートが低いような…気がする。

それはともかく、pip list と打つとインストール済みのPythonモジュールが一覧表示されるけど、25秒ほど、無反応で待たされる…。ストレージへのアクセスが遅いのか、CPUが遅いのか、メモリが少ないのか…。

以上、1 日分です。

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