mieki256's diary



2017/09/09() [n年前の日記]

#2 [raspberrypi] Raspberry Pi Zero W でサンプル等を動かしたり

Raspberry Pi は、/opt/vc/src/hello_pi/ 以下に、OpenGL ES を使ったサンプルソース等が入ってるので試しに動かしてみたり。

cd /opt/vc/src/hello_pi
sh rebuild.sh
色々コンパイルされる。ということは、この手のビルドに必要なプログラム群は既にインストールされてるらしい。

各フォルダに入ってる hello_*.bin が実行ファイル。
cd hello_triangle
./hello_triangle.bin
キューブが表示された。

描画速度は Raspberry Pi3 とほとんど違いが見られなかった。GPUに頑張ってもらう分には、Pi3 も Zero W も速度的には同じようなものらしい。

ただ、hello_teapot を実行したらテクスチャが反映されず。hello_teapot は、動画をテクスチャにして描画するサンプルなのだけど。

Zero W はRAMが512MBしかないから、デフォルトではGPUに64MBしかメモリが割り当てられてない。故に、メモリ不足で動画をテクスチャにできない。128MBまで増やせば、テクスチャも描画されるようになる。

GPUへのメモリ割り当て量は、以下で変更。

pi3dも動かしてみた。 :

Python から OpenGL ES を扱える、 _pi3d もインストールして動作確認してみたり。

pi3d の動作には Pillow と numpy も必要らしい。raspbian stretch では既にインストール済みだった。別途インストールしたい場合は以下。
sudo aptitude install python-pillow python3-pillow
sudo aptitude install python-numpy python3-numpy

pi3d は pip でインストール。
sudo -H pip2 install pi3d
sudo -H pip3 install pi3d
pip2 が、Python 2.7用のpip。pip3 が、Python3.x用のpip。

サンプルスクリプト群の _pi3d_demos を git で持ってくる。
git clone https://github.com/pi3d/pi3d_demos.git

フォルダに入って何か実行してみる。
cd pi3d_demos
python Earth.py
画面が出てくるまで、何故か結構かなり時間がかかったけど、それでも一応、地球と月と謎の球体がくるくると回ってくれた。

pi3d も、GPUに頑張ってもらう系のスクリプトなら Pi3 と似たような速度で動いてくれる模様。ただ、CPUに頑張ってもらう系のスクリプトは、ちょっとフレームレートが低いような…気がする。

それはともかく、pip list と打つとインストール済みのPythonモジュールが一覧表示されるけど、25秒ほど、無反応で待たされる…。ストレージへのアクセスが遅いのか、CPUが遅いのか、メモリが少ないのか…。

以上です。

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