2013/12/01(日) [n年前の日記]
#1 [anime][prog][neta] 声優さんの演技と3回繰り返しとemacsのdmacro
物語シリーズを見ていたら、カイキ?なるおじさんが、鏡の前で自問自答するシーンがありまして。
「〜はどうだ?」「ノーだ」「〜はどうだ?」「ノーだ」…コレを延々繰り返す、というシーンだったのですけど。
おそらく脚本には、 「ノーだ」「ノーだ」としか書いてないと思うんですけど。声優さんの演じるソレは、同じ 「ノーだ」なのに微妙にバリエーションがついていて。たぶん即興で、次々に引き出しを開けていくんだろうなと。声優さんってスゲーと感心してしまったのでした。
いや、もしかすると、どれも同じ 「ノーだ」で聞こえるように演技してたのかもしれないけど。だったらゴメンナサイ。
さておき。そのシーンを見ていて、「おや?」と思った部分があって。1回目と2回目は、似た感じの 「ノーだ」だったのですが、3回目からちょっと演技が変わってきて。…たしかそうだったと思うけど。
なるほど、これは「3回繰り返しの技」だなと。1回目と2回目は似たようなソレで、3回目から飛躍するアレ。こういうところでも使えるのかと…。
そこでふと唐突に。「この、3回繰り返しって、プログラミングにも利用できないのかなー」と思ってしまったり。でもまあ、「お前何言ってんだ。バカじゃねえのか」と言われそうな話ですわな。全然ジャンルが違うだろ。何考えてんだ俺。
が、そこで、「アレ? もしかして?」と思い出した。emacs の dmacro って、ソレじゃないのかと。
1回目では、そのキー操作を人間が繰り返したいと思っているのか、emacs側では判断しようがない。しかし2回目なら、そこでキー操作が繰り返されていると判断できる。なので、3回目からは、dmacroのショートカットキーを叩くだけで、今まで繰り返してたキー操作が再生される。
なるほど、それで3回繰り返すのかと、なんとなく分かったようなな気分になってきたのでした。dmacroの処理内容と同じことを、娯楽コンテンツを見ているときの人間の脳も行っているのだろうと。2回目で、繰り返しが認知されるから、3回目で変化があれば面白く感じる…。そういう仕組みかー。
「それがなんなの?」「今頃そんなことに気付いたの? バカじゃないの?」と言われそうですね。スイマセン。自分、バカなんで…。今頃気がつきました…。
しかしコレ、ゲーム仕様にも利用できたりもするのかしら。二段ジャンプより三段ジャンプのほうが感覚的に気持ちいいとか。パンチを、ビシバシ、ビシバシ、より、ビシバシパーンのほうが気持ちいいとか。爆発音が、ボンボーン、より、ボンボンボーンのほうが気持ちいいとか。
いやー、ソレ、どうなんだろ。短い時間で行われるソレは、繰り返しが行われてると認知しにくいから、少し違ってくるのかな。もしかすると、同じ「魔力を持った数字」でも、7とか12のほうが効果があったりするのかしら。ボボボ、ボボボ、ボーン、とか。…いやいや。短い時間内に行われるソレは、どちらかというと音楽的なリズムのほうが絡んできそうな予感。
おそらく脚本には、 「ノーだ」「ノーだ」としか書いてないと思うんですけど。声優さんの演じるソレは、同じ 「ノーだ」なのに微妙にバリエーションがついていて。たぶん即興で、次々に引き出しを開けていくんだろうなと。声優さんってスゲーと感心してしまったのでした。
いや、もしかすると、どれも同じ 「ノーだ」で聞こえるように演技してたのかもしれないけど。だったらゴメンナサイ。
さておき。そのシーンを見ていて、「おや?」と思った部分があって。1回目と2回目は、似た感じの 「ノーだ」だったのですが、3回目からちょっと演技が変わってきて。…たしかそうだったと思うけど。
なるほど、これは「3回繰り返しの技」だなと。1回目と2回目は似たようなソレで、3回目から飛躍するアレ。こういうところでも使えるのかと…。
そこでふと唐突に。「この、3回繰り返しって、プログラミングにも利用できないのかなー」と思ってしまったり。でもまあ、「お前何言ってんだ。バカじゃねえのか」と言われそうな話ですわな。全然ジャンルが違うだろ。何考えてんだ俺。
が、そこで、「アレ? もしかして?」と思い出した。emacs の dmacro って、ソレじゃないのかと。
1回目では、そのキー操作を人間が繰り返したいと思っているのか、emacs側では判断しようがない。しかし2回目なら、そこでキー操作が繰り返されていると判断できる。なので、3回目からは、dmacroのショートカットキーを叩くだけで、今まで繰り返してたキー操作が再生される。
なるほど、それで3回繰り返すのかと、なんとなく分かったようなな気分になってきたのでした。dmacroの処理内容と同じことを、娯楽コンテンツを見ているときの人間の脳も行っているのだろうと。2回目で、繰り返しが認知されるから、3回目で変化があれば面白く感じる…。そういう仕組みかー。
「それがなんなの?」「今頃そんなことに気付いたの? バカじゃないの?」と言われそうですね。スイマセン。自分、バカなんで…。今頃気がつきました…。
しかしコレ、ゲーム仕様にも利用できたりもするのかしら。二段ジャンプより三段ジャンプのほうが感覚的に気持ちいいとか。パンチを、ビシバシ、ビシバシ、より、ビシバシパーンのほうが気持ちいいとか。爆発音が、ボンボーン、より、ボンボンボーンのほうが気持ちいいとか。
いやー、ソレ、どうなんだろ。短い時間で行われるソレは、繰り返しが行われてると認知しにくいから、少し違ってくるのかな。もしかすると、同じ「魔力を持った数字」でも、7とか12のほうが効果があったりするのかしら。ボボボ、ボボボ、ボーン、とか。…いやいや。短い時間内に行われるソレは、どちらかというと音楽的なリズムのほうが絡んできそうな予感。
◎ ちなみにdmacroってのは。 :
dmacro ってのは、キー操作の繰り返しを動的に行える拡張機能…という説明でいいのかどうか…。
_Dynamic Macro
コンピュータ上で動く各種入力システムに関して次々に成果を上げている Toshiyuki Masui 氏が作ったシステム、という説明でいいのかしらん。
本家は、emacs用の拡張として公開されてますが。自分は、連番にも対応した、 _ndmacro.l を、xyzzy 上で使わせてもらっていたり。ちなみに、emacs 用にも、 _ndmacro.el があります。
一応ざっくりと「売り」を説明。
一般的なエディタ上で、キー操作を繰り返したい場合は、えてして「キーボードマクロ機能」を使うのですが。
でも、人間って、頭が悪いわけですよ。「さあ、これから、このキー操作を何度も繰り返すぞー」と、あらかじめ気づけない時がある。カタカタ打ち込んでる最中に、「アレ? なんか俺、さっきから同じキー操作を繰り返してるぞ?」と、繰り返しのキー操作を始めちゃってから、ようやく気付く時が多い。
そんな時でも、dmacro なら大丈夫。dmacro を割り当てたショートカットキーを押すだけで、自分がソレとは知らずにやっていたキー操作の繰り返しを再生してくれるわけです。
さらに。「キーボードマクロ機能」は、3つのショートカットキーを使い分けないといけませんが、dmacro なら、覚えておくべきショートカットキーは、たったの1つ。それだけで、全く同じことができちゃう。
この dmacro に慣れてしまうと、一般的なキーボードマクロ機能は、ツラくてツラくて…。 *1
他のエディタも、dmacro 相当を実装すればいいのに…。
_Dynamic Macro
コンピュータ上で動く各種入力システムに関して次々に成果を上げている Toshiyuki Masui 氏が作ったシステム、という説明でいいのかしらん。
本家は、emacs用の拡張として公開されてますが。自分は、連番にも対応した、 _ndmacro.l を、xyzzy 上で使わせてもらっていたり。ちなみに、emacs 用にも、 _ndmacro.el があります。
一応ざっくりと「売り」を説明。
一般的なエディタ上で、キー操作を繰り返したい場合は、えてして「キーボードマクロ機能」を使うのですが。
- 「キーボードマクロ記録開始」のショートカットキーを押す。
- 繰り返したいキー操作をする。
- 「キーボードマクロ記録終了」のショートカットキーを押す。
- 「キーボードマクロ再生」のショートカットキーを押す。記録した操作が再生される。
でも、人間って、頭が悪いわけですよ。「さあ、これから、このキー操作を何度も繰り返すぞー」と、あらかじめ気づけない時がある。カタカタ打ち込んでる最中に、「アレ? なんか俺、さっきから同じキー操作を繰り返してるぞ?」と、繰り返しのキー操作を始めちゃってから、ようやく気付く時が多い。
そんな時でも、dmacro なら大丈夫。dmacro を割り当てたショートカットキーを押すだけで、自分がソレとは知らずにやっていたキー操作の繰り返しを再生してくれるわけです。
さらに。「キーボードマクロ機能」は、3つのショートカットキーを使い分けないといけませんが、dmacro なら、覚えておくべきショートカットキーは、たったの1つ。それだけで、全く同じことができちゃう。
この dmacro に慣れてしまうと、一般的なキーボードマクロ機能は、ツラくてツラくて…。 *1
他のエディタも、dmacro 相当を実装すればいいのに…。
*1: まあ、一般的なキーボードマクロ機能は、マクロをファイルとして保存して、後で使いまわすことができるというメリットもあるんですけど。フツー、そこまでしなきゃいけない場面ってあまり無いので。
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以上です。