2012/10/01(月) [n年前の日記]
#3 [anime] アニメにおける幼馴染設定ってわけがわからない状態になってる気がする
先日、「だから僕は、Hができない」というアニメを見ていたら。主人公の幼なじみという設定のヒロインが、「幼馴染だから」という理由だけでふられていて。もはやわけがわからない! 意味が分からん! 納得できん! と思ってしまったり。アレは、荒川稔久脚本ならではの、アニメ・漫画文化全体を意識したメタなギャグのつもりなんでしょうか…? アニメ・漫画における幼馴染設定って、今現在、一体どんなところまで行っちゃってるんだ…?
てなあたりから、そのへんもやもやと考えてしまったりして。
てなあたりから、そのへんもやもやと考えてしまったりして。
◎ 幼馴染設定とメジャーとマイナー。 :
元々、アニメや漫画における幼馴染設定というのは、「現実にはそんな設定・状況はありえないよね」「こんな状況だったら夢のようだねえ」という前提を元にして普及したものだろうと自分は思っていて。美少女が毎朝起こしに来るとかありえない。ある日空から美少女が降ってくる、的な設定に限りなく近い。まずありえないであろう願望・夢・寝言レベルのシチュエーションを見せてくれるパターンの一つが、幼馴染設定。
しかし、あまりに皆がこぞってやり過ぎてしまったものだから、ある種その反動で、幼馴染設定は取るに足らないものとして扱われるようになった。その結果、「幼馴染ヒロインは必ず主人公にふられる・邪険にされる」という結末が、ここ最近流行してきたのかなあ、と。…いや、ここ最近と言うわけでもないか。「うる星やつら」の頃からずっとやってたか。随分長いよな。自分は間違ってた。結構昔からの話か。
「うる星」を思い返すと、そこにあったのは、周囲の作品を見渡した上で、「メジャー」な展開を茶化してしまうノリ、だったのかなと。王道に対する邪道。メジャーに対抗するマイナーの反発。皆がやってるから、こっちはあえて逆を行くぜ。それが、「幼馴染がふられる」展開。なのかなと。
「幼馴染と結ばれる」のが「メジャー」だったはずの展開であり、「幼馴染がふられる」のが、「メジャー」を茶化した「マイナー」な作品のノリ、だったと仮定すると。現状では多くの作品が、「幼馴染がふられる」展開ばかり見せてしまっているわけで。もはや「メジャー」と「マイナー」は逆転してしまった、そんな気もする。
となると、作り手は、その展開にどんな意味を込めて、一体何を狙って、見せているつもりなんだろうかと。少なくとも、「他の作品がこんなことばかりしてるのだから、ちょっと裏をかいてやるか」という思考じゃなさそうだなと。そういう思考ができるなら、こんなにも同じ展開ばかりになるはずがない。
「幼馴染」という設定一つ考えても、スタート地点から改変する事だってできそうな気もするのだけど。「そんなのありえないよね」という状態から、「それは下手するとありえるかもしれん」「随分リアルな描写だな」と思える設定に変えていくこともできそうな。そういう方向で工夫しようとする作り手は、もはや居ないのだろうか。
延々と、ありえない幼馴染設定を見せ続けて、延々と、幼馴染がふられる展開を見せ続けて、それで一体何が面白くなるというのだろうか。てなことを少し思ってしまったりもして。
ここまで書いといてなんだけど。そもそも「幼馴染と結ばれる」展開は、本当にメジャーだったのかなあ、という疑問が。昔のアニメ・漫画では、そのへんどうだったんでしょうか? 1stガンダムは、そうなってないよねえ…。キャシャーンは、どうだったかな…。「幼馴染と結ばれる」展開は、本当にメジャーなのかな? それとも、元々マイナーなのかな?
しかし、あまりに皆がこぞってやり過ぎてしまったものだから、ある種その反動で、幼馴染設定は取るに足らないものとして扱われるようになった。その結果、「幼馴染ヒロインは必ず主人公にふられる・邪険にされる」という結末が、ここ最近流行してきたのかなあ、と。…いや、ここ最近と言うわけでもないか。「うる星やつら」の頃からずっとやってたか。随分長いよな。自分は間違ってた。結構昔からの話か。
「うる星」を思い返すと、そこにあったのは、周囲の作品を見渡した上で、「メジャー」な展開を茶化してしまうノリ、だったのかなと。王道に対する邪道。メジャーに対抗するマイナーの反発。皆がやってるから、こっちはあえて逆を行くぜ。それが、「幼馴染がふられる」展開。なのかなと。
「幼馴染と結ばれる」のが「メジャー」だったはずの展開であり、「幼馴染がふられる」のが、「メジャー」を茶化した「マイナー」な作品のノリ、だったと仮定すると。現状では多くの作品が、「幼馴染がふられる」展開ばかり見せてしまっているわけで。もはや「メジャー」と「マイナー」は逆転してしまった、そんな気もする。
となると、作り手は、その展開にどんな意味を込めて、一体何を狙って、見せているつもりなんだろうかと。少なくとも、「他の作品がこんなことばかりしてるのだから、ちょっと裏をかいてやるか」という思考じゃなさそうだなと。そういう思考ができるなら、こんなにも同じ展開ばかりになるはずがない。
「幼馴染」という設定一つ考えても、スタート地点から改変する事だってできそうな気もするのだけど。「そんなのありえないよね」という状態から、「それは下手するとありえるかもしれん」「随分リアルな描写だな」と思える設定に変えていくこともできそうな。そういう方向で工夫しようとする作り手は、もはや居ないのだろうか。
延々と、ありえない幼馴染設定を見せ続けて、延々と、幼馴染がふられる展開を見せ続けて、それで一体何が面白くなるというのだろうか。てなことを少し思ってしまったりもして。
ここまで書いといてなんだけど。そもそも「幼馴染と結ばれる」展開は、本当にメジャーだったのかなあ、という疑問が。昔のアニメ・漫画では、そのへんどうだったんでしょうか? 1stガンダムは、そうなってないよねえ…。キャシャーンは、どうだったかな…。「幼馴染と結ばれる」展開は、本当にメジャーなのかな? それとも、元々マイナーなのかな?
◎ 男女を逆転したら印象が変わるんだろうか。 :
美少女主人公の周りにイケメンがたくさん居て逆ハーレム状態で。性格もよくてイケメンの幼馴染が告白したら、主人公が「ゴメン。幼馴染だから付き合えない」と。…見ていて納得できるのかな、その展開。よくわからん。
この記事へのツッコミ
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以上です。
がお約束です。やっぱりだいたい結ばれません。
だいたい幼馴染はいい子どまりで1回もミスでフイになります。
ツンデレ彼氏には叶わないのです。
しかし男向け漫画と違って残念賞があります。他のキャラとくっつきます。
これが男向けならビッチ扱いです。