mieki256's diary



2009/02/28() [n年前の日記]

#1 [anime] ミニチュア撮影と比較した際の3DCGのメリットはカメラが映り込まないこと

ということに今頃気がついた。や、「今頃気づいたのかよ」と言われそうではあるけど。

レスキューフォースのメカ発進準備シーンを見ていて、「なんでこんなにテカテカさせてるのかな…」と、ぼんやり不思議に思った瞬間にハッと気づいたのです。これをミニチュア撮影でやろうとしたら、実現が非常に難しいシーンだよなと。ミニチュアの表面をテカテカにして撮影することも不可能ではないだろうけど、それではカメラや撮影スタッフが映り込んでしまって大変なことになる。そう考えると件のシーンの映像は、特撮に詳しい人にとってはまるで夢のような映像なのかもしれないと。3DCGだからこそ実現できるシーンなのだから、そのメリットをここぞとばかりにアピールした映像に ―― きらびやかな反射が目立つシーンにしたのかもしれない、と想像したわけで。

そういえば、昔、友人から、「最近の車のCMは、ほとんど3DCGになってるけど、何故だか判るか?」と問いを出されて、答えが判らなかったことがあったっけ。ひょっとするとその答えは、「カメラやスタッフが映り込まないから」だったのかな、と今頃思ったりもして。現実世界の車ってのは、表面を綺麗に掃除して、映り込みするぐらいになってる状態が良い状態とされているわけだけど。実車をそういう状態にしてCM撮影に使うと、映り込んだらマズイものまで一緒に撮影してしまう。そのあたりの手間暇を考えると、必然的にCM映像制作も3DCGになっていく、のかもしれんなと。いや、判らないですけど。

とりあえずそのように考えていくと、特殊な車両が登場する特撮映像が出てきた際に、「3DCGはダメだな。やっぱりミニチュアじゃないと」的な言を述べる人は、どうもミニチュア脳?に侵されているのではないか、という気がしてくるわけで。現実世界の車はテカテカしてるのだから、特撮で現存しない車を映像としてでっちあげる場合も、車の表面はテカテカしてるほうが本来の特撮としては正しい ―― 現実には存在していないのにまるで本当に存在してるかのように見える映像を作ってみせるのが特撮だと思うわけで。となると、そこはミニチュア撮影を選ぶべき場面じゃなくて、3DCGを選んだほうがヨサゲな場面なんだろうなと。数ある手法の中から、そのシーンを実現するのにもっとも適してると思われる方法を選んでいけるのが、特撮の知識がある人ではないのかなと思うのだけど。なんでもかんでも「ミニチュアじゃないと」と望んでしまう人は、これは特撮マニアじゃなくて、ミニチュアマニアだよなと…。

などと考えてるうちに、ゴーオンジャーの主役メカのことを連想したり。アレは、車でありながら、ミニチュア撮影がメインに使われてたけど。最終的に出来あがる映像の品質を最優先で考えた場合、手法選択を誤ってしまった代表例なのかもしれないと。表面がくすんでると言うか、マットな表面質感で、現実世界に存在する車の表面質感とは真逆になってたわけで。もっとも、東映戦隊シリーズはTVシリーズなので、撮影スケジュールがギリギリだろうから、目の前にある物体を撮影すればとりあえず映像になってくれるミニチュア撮影を選択せざるをえない事情があるのかもしれないのでアレなんだけど。要するに、映像のクオリティ云々よりはるかに優先しなければならない要素が他にあるのだ、みたいな。

まあ、自分は3DCG大好き派なので、どうしても3DCGのメリットのほうを考えてしまうのだけど。3DCGのデメリット、あるいは、ミニチュア撮影のメリットというと、どんなところがあるのだろう…?

#2 [anime] レスキューフォースのロボットメカのデザインはいいなあ

いや、メカデザインというか、3DCGで実現したあたりがいいよなと。着ぐるみじゃ動かせないし。デザイナーが紙の上に描いた本来のデザインを、ようやく映像化できる時代になってきたのだなと。着ぐるみにしちゃうとどうしてもデザイン的に妥協せざるを得ない部分が出てきちゃうし。かといって操演ではガンヘッドみたいになっちゃうし。<オイ。

以上、1 日分です。

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