mieki256's diary



2007/06/14(木) [n年前の日記]

#2 [comic] 百鬼夜行抄、文庫版9巻を読んだ

妹が買ってきたので(以下略。

一読しただけではさっぱり話が判らんなぁ。2〜3回読むと、おぼろげに判る。が、それでもまだ判らない・何が起きてるのか把握できない話が。意図的にこういう作りにしてあるのか、単に作者が判りやすく描く技術を持ってないだけなのか。代数読みとかそういう次元じゃなくて、各部分が繋がってるのか繋がってないのか、それすら判らんのが困る。 *1

キャラの描き分けに関しても、ちと問題が。人物を見間違えるよう、意図的に描くことが必要になる場面と、単に画力?の問題で判りづらくなってる場面があって。あるいは、キャラの表情がいつもと違うだけなのか、そもそも別の人物を描いてるのかがわからなかったりとか。そのあたりが明確に描ききれてないので、展開が認識しづらい。このあたりは、各キャラの視覚的な記号 ―― アニメで言えば髪の毛が緑だとかメガネをかけてるとかネコミミだとか額に肉と書いてあるとか ―― を増やすことである程度解決できるとは思うんだけど、そういうわざとらしさは排除してる・排除することで奇怪なエピソードを描きやすくなる作品だったりするので、なんとも難しい。

総じて、意図的にやってるのか、技術が足りてないだけなのか、その判断すらできない箇所が多くて、なんというか…。まあ、そこも含めて独自性が見られる作品、と捉えればいいのかもしれんけど。
*1: そもそも、幽霊がどうとか妖怪がどうとかなんてのは、代数読みをする以外に手はないわけで。故に、それについては何ら問題はないと思うのだけど。

以上です。

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