mieki256's diary



2023/01/29() [n年前の日記]

#1 [debian][linux] LinuxからWindowsの共有プリンタを使いたかった

Linux Mint 21.1 から、Windows10 x64 22H2 にUSB接続された共有プリンタ Canon iP4600 を使って印刷したい。試してみた。

Windows10側のネットワークプロファイル :

まず、Windows10側のネットワークプロファイルは、今までパブリックになっていたけどプライベートにした。
  • パブリックにすると、そのPCが持っている共有リソースを他のPCから検索できなくなる。
  • プライベートにすると、そのPCはLANに参加してるPC扱いになって、そのPCが持っている共有リソースを他のPCが検索できるようになる。
パブリックという名前からして他のPCにリソースを開放してくれるのだろうと勝手に思い込んで、今までパブリックにしていたけれど、そのせいで他のPC(Windows10機)から共有プリンタが見えない状態になっていた…。プライベートにしたらすんなり見えるようになった。

このあたり、そのPC自身がパブリックな状態になるか、プライベートな状態になるか、ということで呼び分けているわけではなくて…。「お前はこのPCをパブリックな場所に持ち込んでいるのか? それともプライベートな場所に持ち込んでいるのか?」という意味で呼び分けているようだなと…。ちょっと気をつけないといけない。

Linux側でプリンタを追加 :

Linux側では、CUPS の管理ページをWebブラウザで開いて、そこからプリンタを追加してみた。
  1. http://localhost:631/ をWebブラウザで開く。
  2. 管理 → プリンターの追加。
  3. 「Windows Printer via SAMBA」を選択して、「続ける」をクリック。
  4. 「smb://〜」を指定。記述内容については後述。
  5. 次の画面でプリンタ名を入力。iP4600にした。
  6. 次の画面で、メーカー名("Canon")を選んで「続ける」をクリック。
  7. 次の画面でプリンタ型番("Canon iP4600 series - CUPS+Gutenprint v5.3.3 (en)")を選んで、下のほうにある「プリンターの追加」をクリック。

Gutenprint なるドライバを使って対応するということらしい。元は GIMP が絡んでたドライバらしいけど…。

_Gutenprint Features

sudo apt install printer-driver-gutenprint gutenprint-locales

「smb://〜」については、以下の構文(?)を指定。
smb://workspace/username:password@hostname/printername

smb://ワークスペース名/ユーザ名:パスワード@Windows機ホスト名/プリンタ名

例えば、Windows側のワークスペース名がworkspace、ユーザ名がyamada、パスワードがpass、ホスト名(マシン名)がwindowspc、共有プリンタ名がiP4600なら、以下の記述になる。
smb://workspace/yamada:pass@windowspc/iP4600

「プリンター iP4600 は正しく追加されました。」と表示されたので、「iP4600」のリンクをクリック。「メンテナンス」を「テストページの印刷」にすると、テスト印刷が実行された。

一応印刷はできたのけど、問題が…。色が滅茶苦茶になってる…。

今回、gutenprint とやらを通して印刷用のデータを作っているのだろうけど、gutenprint は色んなプリンタに対応してるものの、あくまで、モノクロ印刷だけなら一応できますよ、みたいな状態なのかもしれない。

iP4600のプロパティ → プリンターオプション、で、Color Model を RGB Color から CMYK にすると色がまともになるという話も見かけた。

_Ubuntu11.10でCanon iP4500プリンターを設定する

試してみたら、色が全く出てこない状態になった…。RGB Color に戻しても、モノクロのまま…。何故…。Windows10 と Linux Mint 21.1 を再起動したけど変わらない…。

以下のページでも、iP4600 で CMYK にしたら色が出なくなったという不具合報告があった模様。2017年頃のやり取り。どうやら iP4500 と iP4600 は何かちょっと違う仕様っぽいなと…。

_[SOLVED] Gutenprint Canon iP4600 driver will not print CMYK

公式ドライバをインストールできないか試したけどダメだった :

Canonが配布しているiP4600のLinux用ドライバをインストールできたら印刷結果の色味も違ってくるのかもしれないけれど。

_キヤノン:ダウンロード|IJ Printer Driver Ver.3.00 for Linux

Canonのサイトで入手できるドライバは Ubuntu 8.04 対応のドライバなので、今の Ubuntu 22.04 や Debian 11 ではパッケージの依存関係で問題が起きてインストールできない。具体的には libcupsys2 というパッケージが今のDebian系では無くなったので、そこでエラーを出してしまう。

以下のやり取りを見ると、回避策がありそうな感じに見えるのだけど…。

_Bug #480903 “canon iP4600 does not print; cnijfilter-common inst...” : Bugs : linux package : Ubuntu

Debian Linux 11 bullseye 上で以下を試してみた。
sudo dpkg -i --ignore-depends=libcupsys2 --force-architecture cnijfilter-common_3.00-1_i386.deb
sudo dpkg -i --ignore-depends=libcupsys2 --force-architecture cnijfilter-ip4600series_3.00-1_i386.deb
おそらく --ignore-depends=libcupsys2 の指定で、該当パッケージの依存関係チェックは無視するのだろう。たぶん。

cnijfilter-common_3.00-1_i386.deb はインストールできたように見えたけど、cnijfilter-ip4600series_3.00-1_i386.deb のインストールには、libpng12-0 と libtiff4 が必要らしくてエラーになった。Ubuntu には該当パッケージがあったらしいけど、Debian には無い…。どうして Debian系用として作らずに Ubuntu に特化したのか…。

とりあえずアンインストールしておいた。
sudo dpkg -r cnijfilter-ip4600series
sudo dpkg -r cnijfilter-common

ソースファイル一式、cnijfilter-common-3.00-1.tar.gz も同じページから入手できるから、どうにかしたい人は自力で頑張ってくれ、健闘を祈る、ということなんだろうなと。知識がある人なら自分でビルドできるのかもしれない。

中を覗いたら Makefile があったので、一応ダメ元で、Debian 11 bullseye 上で make と打ってみたけど、なんだかよく分からないエラーが出てきて全く先に進まなかった。

他の構文 :

CUPSのページでプリンターを追加する際、以下の指定でも行けないかと思ったけれど、どちらもテスト印刷時に "NT_STATUS_ACCESS_DENIED'" エラーが出てダメだった…。

smb://guest@HostName/iP4600
smb://Workspace/guest@HostName/iP4600

「LPD/LPRホストまたはプリンター」を選んで、lpd:// で指定できないかと思ったけど、これも上手く行かなかった。 lpd:// を使う時はWindows10側で機能の追加が必要らしい。そのあたりは以下のページで解説されてた。

_CUPS/プリンター共有 - ArchWiki

Debianはちょっと不便 :

Linux Mint 21.1 上では、前述の手順でプリンタを追加できたけど、Debian Linux 11 bullseye 上で同じことをしてみたら、そもそも「Windows Printer via SAMBA」という項目が出てこなかった。何かのパッケージが足りてないのだろうか…。Linux Mint (or Ubuntu?)はこのあたりも色々整備してあるのだろう。たぶん。

#2 [nitijyou] 新しい冷凍庫が届いた

今まで使ってた冷凍庫、MITSUBISHI MF-U12Y-S が壊れてしまったので、妹がヨドバシカメラの通販サイトで新しい冷凍庫を注文した。「お取り寄せ」状態だったけど、1週間ぐらいで、今日届いた。

型番は、Panasonic NR-FZ120D (NR-FZ120D-SS)。容量 121L。41,770円(10%ポイント還元 4,177ポイント)。購入日は、2023/01/29。

_ホームフリーザー NR-FZ120D | 商品一覧 | 冷蔵庫 | Panasonic

運んできた方の話だと、冷凍庫は大体5年ぐらいで壊れる場合が多いそうで。つまりこの冷凍庫も、5年後、2028年頃には壊れてしまう可能性が高そう。

リサイクル回収について :

冷凍庫や冷凍庫の回収にはリサイクル料金がかかる。旧冷凍庫も料金を払って回収してもらった。容量によって額は違うようで、今回は170L以下なので3,740円。この額は、回収にきた方に直接払う。それとは別に、ヨドバシカメラにリサイクル搬送費550円も払わないといけない。

リサイクル搬送費だか配送料だかは家電店によって違う。例えばケーズデンキだと2,200円かかるので、新品購入時はリサイクル料金その他も含めて、本体価格 + 6,000円ぐらいを見ておいたほうがいいのかもしれない。

また、今回は新品購入と同時にリサイクル回収を申し込んだからこの額で済んだけど、リサイクル回収だけを申し込むと、更に出張費として3,300円以上払わないといけない模様。

#3 [nitijyou] FAXつき電話のワイヤレス子機の電池を交換

メモするのを忘れてたのでメモ。FAXつき電話機 Panasonic KX-PW606DL (KX-PW606-W) の、ワイヤレス子機 KX-FKN514-W の充電池が怪しくなってきたので、2023/01月末に、ワイヤレス子機の充電池を交換した。純正品ではなく互換電池を購入。オーム電機 OHM TEL-B82。ヨドバシカメラで1,490円。

ちなみに、親父さんが購入して交換した。子機の電池の蓋を開けるのにめちゃくちゃ苦労したらしい…。ドライバーをツッコんでどうにか開けたのだとか。子機の裏面が傷だらけ。まあ、仕方ない。

以上、1 日分です。

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