mieki256's diary



2022/03/12() [n年前の日記]

#1 [cg_tools] QCADを試用

LibreCAD 2.1.3 を試用していたけれど、動作が不安定という話を見かけて。

_LibreCADという罠 | Bill Hatesの日記 | スラド

LibreCAD の元になった QCAD なら安定動作しているという話を目にして、なんだかQCADも気になってきた。試しに触ってみようかなと。

_QCAD - QCAD: 2D CAD

環境は、Windows10 x64 21H2。

Windows用 QCAD の実行バイナリは、有償版の QCAD Professional の体験版しか公開されていないらしい。qcad-3.27.1-trial-win64-installer.msi をDLしてインストール。

QCAD は有償版(QCAD Professional)と無償版(QCAD Community Edition)があるようで、違いはアドオンにあるらしい。以下のページを参考にして、アドオンを提供している *.dll を削除すると、体験版ではなく無償版として動作する状態になるそうで。

_無料Qcad : はじめての使い方(インストールから)

QCAD 3.27.1 の場合、インストールフォルダ\plugins\ 内の、以下のファイルを削除することで無償版になった。

LibreCADとの違い。 :

LibreCAD と比べて、QCAD はスナップ(吸着)の機能実装具合がちょっと違うようだなと…。LibreCAD の場合、端点・中間点・交点に吸着させるには、ツールバー上の各アイコンをユーザーが意識してクリックしてそれぞれ有効にしないといけないけれど、QCAD の場合、AUTO さえ有効にしておけば、端点・中間点・交点のそれぞれに自動でイイ感じにスナップしてくれる。

また、QCAD の場合、線コマンド等の描画ツールアイコンをクリックすると、図形の種類を選んだ後、最後にスナップのアイコン群が表示される。図形を描くという操作に関して、作業の流れと言うか、手順を整理して提供しているように思えた。

更に、QCAD は印刷プレビューを表示した際、用紙の縦横を切り替えるアイコンがツールバー上に表示されて、その場で縦横を変更できる。LibreCADの場合、図面の設定ダイアログを表示して変更しないといけない。

そんなわけで、QCAD のほうが色々な場面でより使い易くなっている印象を受けた。LibreCAD は QCAD 2.0.5.0 の fork らしいけど、本家はバージョンが上がってるだけあって、より気が利く仕様になっているようだなと。

寸法を書き込む際に悩んだ。 :

LibreCAD も、QCAD も、寸法を書き込む操作でちょっと悩んでしまった。例えば、以下のような寸法を書きたい場合、どうすればいいのか…。

example_1.png


AR_CAD なら上のような図もスンナリ描けるのだけど…。しかし、LibreCAD や QCAD では、下のような図になってしまう。

example_2.png


一応、寸法を選択して、プロパティエディタ上で「拡張点1」「拡張点2」の座標値を変更すれば、それらしい見た目にできることが分かったけれど…。

example_3.png

でも、一々こんなことをしなきゃいけないの? という疑問は残るなと…。

以上です。

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