mieki256's diary



2020/04/19() [n年前の日記]

#1 [linux] FreeBSD 12.1 を Core i5-2500機にインストールした

サブPCの Core i5-2500機に、Ubuntu Linux 18.04 LTS を入れて動かしていたのだけど。HDDの最後のほうに FreeBSD 10.2 がインストールされているのが気になって。今は FreeBSD 12.1 が出てるみたいだし、せっかくだから現行版をインストールし直しておこうかなと。

ひとまず、Ubuntu を起動。GParted を使って、今まで FreeBSD 10.2 が入ってたパーティションを削除して空き領域にしておいた。

インストールするOSは、FreeBSD 12.1。以下を参考にしつつ作業。

_2.3. インストール前に行う作業

今回はUSBメモリを使ってインストールした。FreeBSD-12.1-RELEASE-amd64-mini-memstick.img をDLして、 _Win32 Disk Imager を使って8GBのUSBメモリに書き込み。そのUSBメモリで起動して、OSインストール作業をする。インストール中はネット経由で色々DLするので、有線LANケーブルでネットに接続。

以前の日記も参考にしながら作業。パーティションはufsにしてインストール。途中で、disk全体に入れるのか、パーティションに入れるのかを尋ねてくるので、パーティションのほうを選んで Ubuntu とデュアルブートできるようにする。

_mieki256's diary - 元サブPC上のUbuntuとFreeBSDをインストールし直し

grubを設定。 :

FreeBSDインストール後、そのままだと Ubuntu しか起動しないので、Ubuntu側の grub で FreeBSD を起動できるように指定。
sudo vi /etc/grub.d/40_custom

以下の記述を追加。
menuentry "FreeBSD 12.1" {
    insmod ufs2
    set root=(hd0,3)
    kfreebsd /boot/loader
}

grubに反映。
sudo update-grub2

再起動後、grubのメニューの最後に「FreeBSD 12.1」が表示されて、それを選ぶと FreeBSD が起動してくれた。

ネットに繋がらない。 :

ネットに接続できなくて悩んだり。/etc/resolv.conf 内の nameserver指定がおかしかったので修正。
vi /etc/resolv.conf
# nameserver 192.168.x.x
nameserver 127.0.0.1

↓

nameserver 192.168.x.x
# nameserver 127.0.0.1

以下参考ページ。

_FreeBSD をインストールしたらpkgやporstnapを使おうとしてもError Fetchingとなる - Qiita

無線LAN子機を使う。 :

インストール作業や初期設定中は有線LANケーブルで繋いでたけど、普段(?)は、無線LAN子機、ELECOM WDC-150SU2MBK を利用して無線LAN接続したい。以下を参考にして作業。

_【FreeBSD】無線LAN(Wi-Fi)に接続したい - HacoLab
_FreeBSDのWiFiドライバー - Qiita

無線LAN子機の種類を確認。
> sysctl net.wlan.devices
net.wlan.devices: rtwn0

ネットワークI/Fを作成。
> ifconfig wlan0 create wlandev rtwn0 country JP

ネットワークI/Fを起動。確認。
> ifconfig wlan0
> ifconfig wlan0 up

アクセスポイントをスキャン。
> ifconfig wlan0 scan

無線LANルータへの認証用ファイルを作成。
> wpa_passphrase SSID KEY > wpa_supplicant.conf

アクセスポイントに接続。
> wpa_supplicant -B -i wlan0 -c wpa_supplicant.conf
Successfully initialized wpa_supplicant

> ifconfig wlan0

DHCPでIPアドレスを取得。
> dhclient wlan0

接続確認。
> ifconfig wlan0
> ping www.google.com

OS起動時に有効になるように設定していく。
> mv wpa_supplicant.conf /etc/wpa_supplicant.conf
> chown root:wheel /etc/wpa_supplicant.conf
> chmod 640 /etc/wpa_supplicant.conf

/etc/rc.conf に記述を追加。
> vi /etc/rc.conf
wlans_rtwn0="wlan0"  
ifconfig_wlan0="WPA DHCP"  
create_args_wlan0="country JP regdomain ETSI"  

OS再起動。
> shutdown -r now

avahiをインストール。 :

他のPCから、FreeBSDをインストールPCに対して、ホスト名を指定してアクセスできるようにしたい。avahi (mDNS?)とやらをインストールするとできるようになるらしいので試したり。

avahiのインストール。FreeBSD は pkg なるツールを使うとネット経由でバイナリのパッケージをインストールできるっぽい。
pkg install avahi

vi /etc/nsswitch.conf
hosts: files dns
↓
hosts: files mdns dns

service dbus enable
service avahi-daemon enable
service avahi-dnsconfd enable

service dbus start
service avahi-daemon start
service avahi-dnsconfd start

これで、ホスト名.local でアクセスできるようになった。

参考ページ。

_mDNS(avahi)導入 - いるねすのブログ

タイムゾーン変更。 :

sudoをインストール。 :

FreeBSD はデフォルトで sudo が入ってないっぽい。インストールする。
pkg install sudo
which sudo
which visudo

wheelグループに所属してるユーザは sudo が使えるようにする。
visudo
# %wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
↓
%wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
上記は、パスワード無しで sudo が使えてしまう設定なので注意。

任意のユーザをwheelグループに追加
pw groupmod wheel -m USERNAME

_FB:FreeBSDではいきなりsuが使えない - 電子タンク
_メモ: FreeBSDでsuを使うにはユーザをwheelグループに所属させる - 虎塚

vimをインストール。 :

vi を使うのはツライ。せめて vim が欲しい。
pkg install vim

aliasを設定。 :

FreeBSDはデフォルトだと csh を使うらしい。設定ファイルは以下。
vi ~/.cshrc
alias vi vim

雑感。 :

BSDは*NIX系だけど、Linuxとは細かいところで色々違うのだなと…。いやまあ、BSDのほうが本来の*NIXに近いのだろうけど。

デスクトップ用途であれば、Linuxを選んだほうが良さそうな気もする。

以上です。

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