mieki256's diary



2020/01/23(木) [n年前の日記]

#2 [cg_tools][neta] アニメ制作ソフトについてなんとなく思ってることをメモ

思考メモ。

昨日、blender 2.81a を使って、ボールが弾むだけの2Dアニメを作ってみたのだけれど。

考えてみたら、画像の位置・大きさ・角度を変えてキーフレームを打って、補間でアニメを作れて、しかも無料で使える系のツール・アプリって、それほど思いつかないなと…。

もちろん、 _OpenToonz_Synfig Studio_AnimeEffects 等が思い浮かんだりもするのだけど。機能豊富な分、操作はちと複雑な印象もあって。例えば、子供さんがちょっと試しに、というノリで使えるだろうかと想像すると…。

ということで、そういうことができるツールって他に何があったかな、そういえば AviUtl 等はどうだろう、簡単に作業できたりするのかな、と気になり始めて、試してみた次第で…。

これが、1コマずつ手で描いていく系のツールなら色々思いつくのだけど…。 _Krita_GIMP_Pencil2D_FireAlpaca_AzDrawing2_EasyToon 等々。先日試用した _Clipnote Studio もそうだし。

でも、せっかくコンピュータを使ってアニメを作るなら、補間機能が欲しいよなと…。

有償ソフトなら、いくつか思いつくのだけど。 _Adobe Animate (旧称 Adobe Flash)_Moho_OPTPiX SpriteStudio 等々。 _Adobe After Effects も該当するのかな…。

ただ、そういったソフトは、子供さんがお小遣いで買えるお値段ではないわけで。そもそも、最初は何ができるのかも分からないだろうから購入意欲も湧くはずないし。

まずは、ちょっとぐらい低機能だとしても、無料で気軽に使えるツールを触ってみて、「一枚絵を動かすのって楽しいな」と感じてもらって…。その体験をキッカケにして本格的にやりたくなった人は、有償ソフトを購入して作業効率改善と高機能を得てその道に、という流れが妥当では、と。

だから、例えば、「カットアウトアニメ、楽しいよ」「みんなもやってみようよ」と宣伝(?)するには、まずは気軽に試せるツールがあるかどうかが大事だろうなと。未体験の人に、いきなり、「毎月 Adobe にお布施を払って After Effects を使え。覚悟を決めろ」とか言えないし…。 *1 入口のハードルは、低ければ低いほど良いのだろうなあ。みたいな。

てなわけで、アニメ制作だの、ゲーム制作だの、DTMだの、何でもそうなんだけど、お試し感覚で触れて、楽しさをなんとなく体験できるツールって一体何があるのだろう、どのへんが入門ソフトとしてオススメできるのかな ―― てなあたりを自分はずっと気にしているのでした。

もっとも、アニメに関しては、今なら、まずは blender で、というのは全然アリかもしれない…。

blenderなら、3Dアニメも作れるから、そっち方向で目覚める人だって居るかもしれないし…。3次元的にカメラをグリグリ動かせるあたりも、セル+フィルム時代のPANとズームしか思いつきません的感覚から脱する機会にもなりそうな。UIも劇的に変わって、以前と比べたら分かり易くなったし。絵描きさんなら、グリースペンシルでガリガリ描いて動かす使い方もできるし。自分は使い方を把握できてないけれど、 _AEっぽい使い方もできる とも聞くし。チュートリアル動画もたくさんあるから、ゆっくりじっくりと、投げ出さずに真似すれば、ほぼ間違いなく、「ぼくにもできた!」と思ってもらえるだろうし。

改めて列挙してみると、blenderってスゴイな…。現状では、これほどまでに入門向けとしてバッチリなソフトは無いような気がしてきた。まあ、だからこそ、解説記事・動画が結構な勢いで増えているのだろうけど。
*1: もちろん、相手がプロ or プロ志望なら、最終的には使うことになるのだろうし、だったら最初から使ってみるのが近道なのだろうけど。

以上です。

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