mieki256's diary



2020/01/23(木) [n年前の日記]

#1 [cg_tools] ボールが弾むだけの簡単な2Dアニメをいくつかのツールで作ってみた

ボールが弾むだけの簡単な2Dアニメを ―― 要するにカットアウトアニメ(切り絵アニメ)の類を、AviUtl、NiVE2、DragonBones を使って作れそうか試してみた。環境は Windows10 x64 1909。

ここ数日、作業してみて思ったのだけど。ボールが弾むだけのアニメを作ると、以下のことが分かるなと。


なので、最初にコレを作ってみるのは結構いいのかもしれないなと思えてきたというか。

何でもそうだけど、新しい道具を入手したら、まずはいつものコレをやってみる・作ってみる、てのはアリと言うか…。日頃からお題を決めておくと、そのへん楽になるよね。みたいな。

AviUtlを使用。 :

AviUtl 1.10 + 拡張編集プラグインを使って作業してみた。

_AviUtlのお部屋



AviUtl は動画編集ソフトだけど、拡張編集プラグインを追加することで、モーショングラフィックス(?)っぽい動画を作ることもできる。

とりあえず、画像を読み込んで、キーフレーム相当を指定して、キーフレーム間を補間で動かす、ということはフツーにできるなと…。

ただ、ボールの上昇、下降で、オブジェクト(クリップ?)を分割して作業しないといけないあたりでハマった。1つのオブジェクトに対して加減速運動を指定した際、前半は減速、後半は加速、という動きは指定できなくて、最初から終わりまで減速のみ、あるいは加速のみ、という指定になってしまうので…。ボールが一番上まで移動したあたりでオブジェクトを分割して作業しないと、期待した動きを作れない。

また、標準の加減速運動は、動き方がちょっとアレで…。ユーザさんが作ったスクリプトを ―― 加減速TRA(トラックバー変化方法スクリプト)を追加させてもらって、そちらを指定した場合はそれらしく動いた。

_【AviUtl】イージング(加減速)まとめ:さつきのブロマガ - ブロマガ

それと、作業中にループ再生させる方法が分からなくて、ちょっと作業効率が…。何か解決方法がありそうな気もするのだけど。

NiVE2を使用。 :

NiVE2 (NicoVisualEffects2) 2.14 を使用。

_NiVE2 Wiki - NiVE2 Wiki



補間で動かすだけなら、それらしくできた。しかし、加減速のさせ方が分からない…。そんなこと、できるのかな。

※ 2020/01/24追記。エクスプレッションとやらを使えば加減速運動もつけられるらしい。

DragonBonesを使用。 :

DragonBones 5.6 を使用。

_DragonBones Offical Website



DragonBones は、本来はスプライトエディタとして分類されるのかもしれないけれど。新規プロジェクト作成時に「MovieClip」を選べば、画像の位置・大きさ・角度をキーフレームで指定して、補間で動かせるモードになる。もちろん、ボーンを仕込んで動かすやり方で作業しちゃってもいいと思うけど。

ただ、MovieClip 作成モード時は、ソフトの本体側にプレビュー再生機能が見当たらず。一応、ツールバー上の Preview アイコンをクリックすると、Webブラウザが起動して、そちらでプレビュー再生されるけど…。まあ、タイムライン上で現在フレームを変更すれば、位置その他の確認はできるので、さほど困らないかもしれない。

また、MovieClip は、24FPSで固定されているように見えた。タイムラインの一番下の「Event」を選べば、プロパティウインドウにFPS値が表示されるのだけど、変更方法が分からない…。

#2 [cg_tools][neta] アニメ制作ソフトについてなんとなく思ってることをメモ

思考メモ。

昨日、blender 2.81a を使って、ボールが弾むだけの2Dアニメを作ってみたのだけれど。

考えてみたら、画像の位置・大きさ・角度を変えてキーフレームを打って、補間でアニメを作れて、しかも無料で使える系のツール・アプリって、それほど思いつかないなと…。

もちろん、 _OpenToonz_Synfig Studio_AnimeEffects 等が思い浮かんだりもするのだけど。機能豊富な分、操作はちと複雑な印象もあって。例えば、子供さんがちょっと試しに、というノリで使えるだろうかと想像すると…。

ということで、そういうことができるツールって他に何があったかな、そういえば AviUtl 等はどうだろう、簡単に作業できたりするのかな、と気になり始めて、試してみた次第で…。

これが、1コマずつ手で描いていく系のツールなら色々思いつくのだけど…。 _Krita_GIMP_Pencil2D_FireAlpaca_AzDrawing2_EasyToon 等々。先日試用した _Clipnote Studio もそうだし。

でも、せっかくコンピュータを使ってアニメを作るなら、補間機能が欲しいよなと…。

有償ソフトなら、いくつか思いつくのだけど。 _Adobe Animate (旧称 Adobe Flash)_Moho_OPTPiX SpriteStudio 等々。 _Adobe After Effects も該当するのかな…。

ただ、そういったソフトは、子供さんがお小遣いで買えるお値段ではないわけで。そもそも、最初は何ができるのかも分からないだろうから購入意欲も湧くはずないし。

まずは、ちょっとぐらい低機能だとしても、無料で気軽に使えるツールを触ってみて、「一枚絵を動かすのって楽しいな」と感じてもらって…。その体験をキッカケにして本格的にやりたくなった人は、有償ソフトを購入して作業効率改善と高機能を得てその道に、という流れが妥当では、と。

だから、例えば、「カットアウトアニメ、楽しいよ」「みんなもやってみようよ」と宣伝(?)するには、まずは気軽に試せるツールがあるかどうかが大事だろうなと。未体験の人に、いきなり、「毎月 Adobe にお布施を払って After Effects を使え。覚悟を決めろ」とか言えないし…。 *1 入口のハードルは、低ければ低いほど良いのだろうなあ。みたいな。

てなわけで、アニメ制作だの、ゲーム制作だの、DTMだの、何でもそうなんだけど、お試し感覚で触れて、楽しさをなんとなく体験できるツールって一体何があるのだろう、どのへんが入門ソフトとしてオススメできるのかな ―― てなあたりを自分はずっと気にしているのでした。

もっとも、アニメに関しては、今なら、まずは blender で、というのは全然アリかもしれない…。

blenderなら、3Dアニメも作れるから、そっち方向で目覚める人だって居るかもしれないし…。3次元的にカメラをグリグリ動かせるあたりも、セル+フィルム時代のPANとズームしか思いつきません的感覚から脱する機会にもなりそうな。UIも劇的に変わって、以前と比べたら分かり易くなったし。絵描きさんなら、グリースペンシルでガリガリ描いて動かす使い方もできるし。自分は使い方を把握できてないけれど、 _AEっぽい使い方もできる とも聞くし。チュートリアル動画もたくさんあるから、ゆっくりじっくりと、投げ出さずに真似すれば、ほぼ間違いなく、「ぼくにもできた!」と思ってもらえるだろうし。

改めて列挙してみると、blenderってスゴイな…。現状では、これほどまでに入門向けとしてバッチリなソフトは無いような気がしてきた。まあ、だからこそ、解説記事・動画が結構な勢いで増えているのだろうけど。
*1: もちろん、相手がプロ or プロ志望なら、最終的には使うことになるのだろうし、だったら最初から使ってみるのが近道なのだろうけど。

以上、1 日分です。

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