mieki256's diary



2018/07/27(金) [n年前の日記]

#1 [pc] キャラ文字パターンエディタ IORI を試用

かつて8bitPC上で「ハイドライド」を作ったスーパープログラマー内藤時浩氏が、PC-8001の画面を再現できる、キャラ文字パターンエディタ IORI を開発中、という情報を見かけて。興味が湧いたので試用してみようかと。

_キャラ文字パターンエディタ IORI v1.0.10.2 公開 https://t.co/MnUiBgwQwb

感想。 :

少し触ってみた感じでは、レイヤー機能があるとたしかに便利だなと…。8bitPCのキャラグラ画面と言うと、ついつい昔の感覚で、ただ升目を埋めていくだけでもええやん、と思考停止してしまいそうになるけれど。そこはもうちょっと頑張ってレイヤーは実装すべき、なのかもしれず。これは便利、というか快適だ…。

色選択をショートカットキーで行うあたりがちょっと厳しい感じもしたり。まあ、8色しかないからショートカットキーで選べなくもないけれど。一般的なCGツールは、色一覧を表示してそこから色を選ぶことが多いので違和感が…。しかし逆に、こういう仕様が、8bitPCライク・レトロPCらしさを感じさせたりもして。

キャンバス内で右クリックをするとキャラ選択ウインドウが開く仕様について考え込んでしまったり。こういう仕様も快適に操作できるのだけど、右ボタンを使ってしまうから、右ボタンをスポイト機能にしたり、あるいは右ボタンドラッグで矩形選択して選択範囲を即座にブラシにする、といった仕様は盛り込めなくなる…。どっちが便利なんだろう…。利用頻度が高いのはキャラ選択だろうか、それともスポイト相当だろうか…。判断が難しい…。

フォントのライセンスが気になる。 :

そういえば、PC-8001のフォントのライセンスってどうなってるんだろう…。

例えば、MZ-700のエミュレータ等は、MZ-80K/C/1200/700のフォントのライセンスが不明だからフォントデータを同梱することができず…。
  • 「実機のCG-ROM(キャラジェネROM)から吸い出すなりして独自に用意してくれ」
  • 「あるいは、Windows標準添付のフォントを加工して代替フォントを生成するツールを同梱してるからそれでどうにか」
といった状況になってるわけで。

_MZ-700WIN フォントデータの作成

以前、自分が Ruby + DXRuby で自作したキャラグラエディタも、フォントのライセンスが不明だったから自分でドットを打って、ビミョーに形の違うフォント画像を同梱していたのだよなあ…。

NEC PC-8001 は、そのあたりの自由度が高いのだろうか…。

フォントの権利関係は面倒臭い…。

_書体関係 Wiki - stolenbitmap - 32 ドットビットマップフォントの無断複製について
_mieki256's diary - レトロPCのフォントの著作権って一体どうなっているんでしょうね
_諸外国におけるタイプフェイスの保護の現状と問題点に関する調査研究報告書(PDF)

この手のツールを昔メモしたような。 :


以上、1 日分です。

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