2017/09/27(水) [n年前の日記]
#4 [anime] 「プリンセス・プリンシパル」最終回を視聴
美少女スパイアニメ、という説明でいいのだろうか…。なんか違う気がする…。
全体の感想としては、面白かったなと…。キャラも立っていてそれぞれにファンがつきそうに見えたし。アクションもガンガン見せられる設定だし。一話完結でエピソードを提示できるから、売れればシリーズ化もできそうだし。美少女キャラで構成したルパン三世、てな印象も。
当初、ガルパンを制作したアクタスというスタジオが絡んでると知って、これは放送を落とすだろうな…と予想してたけど一度も落とさなかったので大変失礼ながらなんだか逆にビックリ。いや、一緒に名前が並んでるStudio 3Hz側が頑張ったということかもしれんけど。そういえば、メインは3Hzだったとどこかで見かけた記憶も…。
重力制御できるガジェット?がなんだか興味深かったり。魔法のようだけど魔法ではないぞ、時間制限もあるし無理すると壊れるから万能じゃねえぞ、みたいなところが実にイイ感じ。魔法だぞ、にしちゃうと何でもアリになっちゃうから…。いやまあ、それはそれで、例えばリトルウィッチアカデミアみたいにテンションだけでガーッとイケたりしてアリではあるけど。しかし、限られたリソース・制約の中で工夫して、「そう来たか。やるなあ」と思わせるソレもアリだよなと。
重力を操る少女の図と言えば、たしかそういうゲームがあったような…。プレイしたことないけど…。ああいう映像って気持ちいいよなと。実写じゃああいうのはちょっと難しい。ワイヤーで吊ってます感が隠せないし。漫画でやると動きが伝わらないから今一つ。自由に動かせるし、動きとして提示できるゲームやアニメだからこそ、堂々と気持ちよく見せることができる設定、のような気が。…あ。考えてみたらラムちゃんなのか。今頃気づいた。道理でイイ感じの映像と思ってしまったわけで。自分、おじさんだから、アレが染み込んじゃってるのだな。
個人的には、お姉さんキャラの父親が出てくる回のラストのあたりで唸ってしまったり。少女達の明るい歌声がバックで流れつつ、しかし画面では、みたいな。上手いというか黒いというかエグイというか。さすがやで…。これもまた考えてみたら、画と音と言う2つの要素を同時に扱える、映像作品という形だからこそ可能な見せ方なのだよな。小説や漫画では音を流せないから、ちと難しい。ああいう見せ方、個人的に好きですわ。
ずっと同じ脚本家さん(大河内一楼氏)が担当してたのに、最終回1話前と最終回だけは脚本が檜垣亮氏に変わったあたりはなんだか気になった。一体どんな事情が…。まあ、本編内でボスが差し替えられたあたりと重なって、なんだかちょっとメタな感じがしてそれはそれで面白かったけど。実況の類を眺めていたら、急にキャラが変わったと感じてしまった人も少なからず居たみたいで、やはり一人の脚本家さんが全話担当すると、それだけで一本筋が通るところがあるのだなと改めて思ったり。と言っても、それもそれでシンドイはずで…。
そういえば、シリーズ構成の大河内氏は、∀ガンダムでアニメ脚本家としてデビューしたのだったか…。∀ガンダムも姫様の入れ替わりがあったわけだけど。当時新人扱いだった氏の中で、∀ガンダムのソレが仕込まれて、熟成されて、こういう形で昇華・アレンジされたのだ、てのは考え過ぎだろうか。
全体の感想としては、面白かったなと…。キャラも立っていてそれぞれにファンがつきそうに見えたし。アクションもガンガン見せられる設定だし。一話完結でエピソードを提示できるから、売れればシリーズ化もできそうだし。美少女キャラで構成したルパン三世、てな印象も。
当初、ガルパンを制作したアクタスというスタジオが絡んでると知って、これは放送を落とすだろうな…と予想してたけど一度も落とさなかったので大変失礼ながらなんだか逆にビックリ。いや、一緒に名前が並んでるStudio 3Hz側が頑張ったということかもしれんけど。そういえば、メインは3Hzだったとどこかで見かけた記憶も…。
重力制御できるガジェット?がなんだか興味深かったり。魔法のようだけど魔法ではないぞ、時間制限もあるし無理すると壊れるから万能じゃねえぞ、みたいなところが実にイイ感じ。魔法だぞ、にしちゃうと何でもアリになっちゃうから…。いやまあ、それはそれで、例えばリトルウィッチアカデミアみたいにテンションだけでガーッとイケたりしてアリではあるけど。しかし、限られたリソース・制約の中で工夫して、「そう来たか。やるなあ」と思わせるソレもアリだよなと。
重力を操る少女の図と言えば、たしかそういうゲームがあったような…。プレイしたことないけど…。ああいう映像って気持ちいいよなと。実写じゃああいうのはちょっと難しい。ワイヤーで吊ってます感が隠せないし。漫画でやると動きが伝わらないから今一つ。自由に動かせるし、動きとして提示できるゲームやアニメだからこそ、堂々と気持ちよく見せることができる設定、のような気が。…あ。考えてみたらラムちゃんなのか。今頃気づいた。道理でイイ感じの映像と思ってしまったわけで。自分、おじさんだから、アレが染み込んじゃってるのだな。
個人的には、お姉さんキャラの父親が出てくる回のラストのあたりで唸ってしまったり。少女達の明るい歌声がバックで流れつつ、しかし画面では、みたいな。上手いというか黒いというかエグイというか。さすがやで…。これもまた考えてみたら、画と音と言う2つの要素を同時に扱える、映像作品という形だからこそ可能な見せ方なのだよな。小説や漫画では音を流せないから、ちと難しい。ああいう見せ方、個人的に好きですわ。
ずっと同じ脚本家さん(大河内一楼氏)が担当してたのに、最終回1話前と最終回だけは脚本が檜垣亮氏に変わったあたりはなんだか気になった。一体どんな事情が…。まあ、本編内でボスが差し替えられたあたりと重なって、なんだかちょっとメタな感じがしてそれはそれで面白かったけど。実況の類を眺めていたら、急にキャラが変わったと感じてしまった人も少なからず居たみたいで、やはり一人の脚本家さんが全話担当すると、それだけで一本筋が通るところがあるのだなと改めて思ったり。と言っても、それもそれでシンドイはずで…。
そういえば、シリーズ構成の大河内氏は、∀ガンダムでアニメ脚本家としてデビューしたのだったか…。∀ガンダムも姫様の入れ替わりがあったわけだけど。当時新人扱いだった氏の中で、∀ガンダムのソレが仕込まれて、熟成されて、こういう形で昇華・アレンジされたのだ、てのは考え過ぎだろうか。
◎ 時系列のシャッフルについて。 :
このアニメ、一話単位で、時系列がシャッフルされていて。巷のソレを眺めると、そこに文句を言ってる人も若干見かけたのだけど。
時系列のシャッフルは…。色んな作品が果敢に挑戦してたりするけど、えてして視聴者をある程度振り落とすからなあ…。どうなんだろうなあ…。
昔、EVAの2話を視聴した際、回想シーン使って戦闘の様子を見せてるあたりで、自分は「カッケー」「なんだこの見せ方。イカス!」とシビレタのだけど。後になって友人が「あの回、EVAが2回出撃して戦ってるよね」と言い出して愕然とした記憶が。時間軸の前後を入れ替えると、ついてこれる視聴者とついてこれない視聴者に別れちゃうのだと、その時初めて認識したというか。
かといって、きっちり順々に並べて見せるのが絶対に正解というわけでもないだろうし。だって、EVAのアレを見た自分は「カッケー」と思ってしまったわけだから…。あの見せ方が無かったら、そこで受けた感動も無かったことになっちゃう。分かればそれでいいってもんでもないよな。加えて感動までさせなきゃ商品価値は生まれない。
だから、時系列のシャッフルは難しい。「あ、コレって過去の話か」と気付いて、ある種の感動を受けてる視聴者も居れば、「???」となってる視聴者も居る。前者に合わせると後者が振り落とされるし、後者に合わせると前者はつまらないと感じちゃう。
テクニックを見つけるしかないのだろうなと。例えば仮面ライダーキバは、父と息子の時間軸を並列・交互に見せていくという凝った作りをしていて、プロデューサーはそういう作りってホントにできるのかと不安だったらしいけど。脚本を担当した井上敏樹氏は「手口は色々あるんだよ。俺にまかせろ」みたいなことを言ってたそうで。つまり、テクニックを知ってるかどうか、駆使するかどうかで、どうとでもなるところがあるんだろう。と思いたいなあ。みたいな。
時系列のシャッフルは…。色んな作品が果敢に挑戦してたりするけど、えてして視聴者をある程度振り落とすからなあ…。どうなんだろうなあ…。
昔、EVAの2話を視聴した際、回想シーン使って戦闘の様子を見せてるあたりで、自分は「カッケー」「なんだこの見せ方。イカス!」とシビレタのだけど。後になって友人が「あの回、EVAが2回出撃して戦ってるよね」と言い出して愕然とした記憶が。時間軸の前後を入れ替えると、ついてこれる視聴者とついてこれない視聴者に別れちゃうのだと、その時初めて認識したというか。
かといって、きっちり順々に並べて見せるのが絶対に正解というわけでもないだろうし。だって、EVAのアレを見た自分は「カッケー」と思ってしまったわけだから…。あの見せ方が無かったら、そこで受けた感動も無かったことになっちゃう。分かればそれでいいってもんでもないよな。加えて感動までさせなきゃ商品価値は生まれない。
だから、時系列のシャッフルは難しい。「あ、コレって過去の話か」と気付いて、ある種の感動を受けてる視聴者も居れば、「???」となってる視聴者も居る。前者に合わせると後者が振り落とされるし、後者に合わせると前者はつまらないと感じちゃう。
テクニックを見つけるしかないのだろうなと。例えば仮面ライダーキバは、父と息子の時間軸を並列・交互に見せていくという凝った作りをしていて、プロデューサーはそういう作りってホントにできるのかと不安だったらしいけど。脚本を担当した井上敏樹氏は「手口は色々あるんだよ。俺にまかせろ」みたいなことを言ってたそうで。つまり、テクニックを知ってるかどうか、駆使するかどうかで、どうとでもなるところがあるんだろう。と思いたいなあ。みたいな。
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以上です。