mieki256's diary



2016/06/05() [n年前の日記]

#1 [ubuntu][pc] 元サブPCをWOLで起動できるように設定

元サブPCを、WOL(Wake On Lan)で起動できるように設定した。

WOLてのは、LANを使って遠隔操作してPCの電源を入れることができる機能。マジックパケットてのをLANに流すと、該当するPCが、「あ。起きろって言ってる。俺、起きなきゃ」と電源ONになる、みたいな感じらしい。

まあ、元サブPCは足元に置いてあるので、手で電源スイッチを押せばええやんって状態なのだけど。ケースの電源スイッチが妙に固い個体なので、あまり押したくないというか…。もちろん、誤操作する可能性を考えると、固いほうが良かったりもするのだけど。ちょっと触っただけで反応しちゃうのもちょっと。

M/BのBIOS設定を変更。 :

積んである M/B は、 _ASRock M3A785GMH/128M 。ASRock製M/BでWOLを使いたい場合は、BIOS設定で PCI Device Power On を有効にするらしい。

_ASRock > サポートとサービス > よくあるご質問と回答
Q : I'm using an add-on LAN card on my ASRock motherboard. The LAN card provides a "Wake On LAN" connector with a cable. Is there a connector on the motherboard so that I can plug this cable? (12/12/2003)

A : There's no need to connect this cable to the motherboard and you are still able to use the "Wake On LAN" feature with the add-on LAN card. To use it, please remember to enable the "PCI Device Power On" option in BIOS.

Q : How could I use Wake on LAN function? (7/9/2003)

A : All of ASRock motherboards support Wake on LAN. Please enable the "PCI Device Power On" in the Power menu of BIOS. After saving the changes and exit the BIOS, please boot into the Windows OS then shut down the system. Now, the system is ready to be woken up through LAN by other computers.

ASRock > サポートとサービス > よくあるご質問と回答 より

英語はさっぱり分からんけど、その項目を enable にしなしゃんせ、と言ってるっぽい気がする。たぶん。

ちなみに、BIOS設定画面は、電源投入直後にF2キーかDELキーを叩いてれば入れる。

ethtoolをインストール。 :

インストールしてあるOSは、Ubuntu 14.04 LTS。WOLが有効かどうかを調べるには、ethtool とやらを使うらしい。

_Wake On Lanで遠隔PCの起動 - adragoonaの日記
_Ubuntu サーバの初期設定 Wake-on-LAN: プログラマの歩き方

sudo apt-get install ethtool
sudo ethtool eth0
Wake On:g と表示されてたらWOLが有効になってる。今回は、有効になってた。

有効になってない場合は、sudo ethtool eth0 -s wol g と打ち込めば有効にできる。だけど、このままだと再起動した時に元に戻ってしまうので、OS起動時に設定し直すようにする。

設定するためのファイルを作成。
sudo vi /etc/init.d/wakeonlanconfig

以下の内容を記述。
#!/bin/bash
ethtool -s eth0 wol g
exit

実行権限を設定、かつ、OS起動時に実行されるようにする。
$ sudo chmod 755 /etc/init.d/wakeonlanconfig
$ sudo update-rc.d -f wakeonlanconfig defaults

OSを再起動して、sudo ethtool eth0 で状態を確認。WOLが有効になってた。

Windowsから起こしてみる。 :

Windows10 x64上から、元サブPCを起こしてみる。 _Wake on LAN for Windows を使って、元サブPCのMACアドレス等を指定。マジックパケットを送ってみた。

電源が入った。上手くいってるみたい。

#2 [ubuntu] 元サブPCに対してリモートデスクトップ接続を試す

元サブPC上で、GUIを使って何かしらの操作をする際に、一々ディスプレイの入力を切り替えたり、キーボードやマウスを配置し直したりするのが面倒くさくなってきたわけで。できれば、メインPCからリモート操作というか遠隔操作して済ませたい。

たしか、Windows7/8/8.1/10 には、「リモートデスクトップ接続」(mstsc.exe)という、他のPCを遠隔操作できるソフトが入ってる。コレを使って、元サブPCに入ってる Ubuntu 14.04 LTS の画面を操作してみたいなと。

Ubuntu に LXDE 等をインストール。 :

Ubuntu 標準のデスクトップ環境(?)である Unity は、2D表示に制限して動かすモードが省かれてしまって、その手の操作ができないらしいので、LXDE だか lubuntu-desktop だかをインストールすることにした。
sudo aptitude install lubuntu-desktop lxde
ついでに今回、xubuntu-desktop や xfce4 も入れてみたけど、そっちはほとんど使わないと思う。LXDE のほうが軽いので。

さらに、Windowsのリモートデスクトップ接続でアクセスできるようにするためには、xrdp なるものが必要らしいのでインストール…
sudo aptitude install xrdp
…してみたけど、公式リポジトリの xrdp は 0.6.0 と古いらしいので、最新版をビルドしてインストールすることにした。
cd ~ 
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install git libxrandr-dev libtool autoconf automake libjpeg-dev tightvncserver
mkdir package
cd package
git clone https://github.com/scarygliders/X11RDP-o-Matic.git
cd X11RDP-o-Matic
sudo ./X11rdp-o-matic.sh --justdoit
(または sudo ./X11rdp-o-matic.sh --justdoit --withsound --withjpeg --branch master)

100個以上の何かをコンパイルするようで、2コア、3.0GHzのCPU + 8GBのRAMでも、ビルドに1時間ぐらいかかった。また、途中で時々止まったように見えたけど、別の ssh でアクセスして top で確認したら、どうも xz とやらが圧縮するところで随分と時間がかかってた模様。とにかくひたすら待つしかないらしい。

dpkg -l xrdp x11rdp
0.9.x が表示されればOK。念のためにOS再起動。

~/.xsession を作成。LXDEを起動するようにしてみる。
echo "lxsession -s LXDE -e LXDE" > ~/.xsession

Windowsからアクセスして動作確認。 :

Windows10上でリモートデスクトップ接続を起動。Ubuntuのホスト名を入力して接続。ログイン画面っぽいものが表示された。

sesman-Xvnc を選んでユーザ名とパスワードを入力したら…

落ちた。リモートデスクトップ接続が落ちた。不正終了した。異常終了した。クラッシュした。なんでや。何度試しても落ちる。なんでや。

原因は、DTMソフト、FL Studio が、C:\Windows\System32\ 以下にインストールしてしまった vorbis.acm だった。コイツが入ってると、リモートデスクトップ接続が落ちたり、Windowsに標準でインストールされてるトランプゲームの類(ソリティア?)が落ちる。すっかり忘れてた。

vorbis.acm をアンインストールできればいいのだけど…。アンインストールしてしまうと FL Studio についてくる wav がほとんど鳴らなくなる。というのも、FL Studio 同梱の wav は、拡張子が wav になってるけど中身は vorbis なので。

とりあえず、リモートデスクトップ接続を起動した時のオプション画面で、ローカルリソース → リモートオーディオ → 設定 → 「再生しない」「録音しない」を選択。これなら落ちずに済んだ。

しかし、リモートデスクトップ接続利用時に音を出したいときは困るわけで。

リモートデスクトップ接続は諦めてVNCを使うことにした。 :

どうせ音が出ないなら、リモートデスクトップ接続を使う意味も無いのかもしれないよなと。

てなわけで、Windows上では UltraVNC Viewer を起動して、つまりは VNC だけでアクセスすることにした。こんなことになると分かってたら…。xrdp をビルドしなくてもよかったのでは…。

常に vnc を使いたいわけでもないので、Ubuntu 14.04 LTSに ssh でアクセスした際に、手動でvnc有効・無効を切り替えることにする。

~/.bashrc に以下を追加。
alias vncstart='vncserver :1 -geometry 1280x800 -depth 24'
alias vncstop='vncserver -kill :1'
vncstart で vncが使えるようになって、vncstop でプロセスを kill する。のだと思う。-geometry 1280x800 で画面解像度を指定。-depth で色深度を指定。

~/.vnc/xstartup は以下のような内容にした。
#!/bin/sh

# unset SESSION_MANAGER

unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export QT_IM_MODULE=ibus
/usr/bin/ibus-daemon -dxr

xrdb $HOME/.Xresources
xsetroot -solid grey

#x-terminal-emulator -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
#x-window-manager &
# Fix to make GNOME work
export XKL_XMODMAP_DISABLE=1
/etc/X11/Xsession
最初、vnc利用時に日本語入力ができなくて悩んだけど、巷の解説ページからコピペしたらibusとやらが動いて入力できるようになった。

参考ページ。 :


以上、1 日分です。

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