2014/12/30(火) [n年前の日記]
#3 [game][neta] MEGA-CD版シルフィードの背景動画を再生
_mieki256's diary - MEGA-CD版シルフィードの謎技術についてもうちょっと想像
のツッコミ欄で、「MEGA-CD版シルフィードの背景動画を再生できるツールがありますぜ」と教えてもらえたので試してみたり。
_TRASYS/FSW_List
おそらくは、HIDOGA20.LZH てのがソレらしい。PC-98/PCAT用のプログラム。解凍すると、HIDOGA.COM と HIDOGA.DOC が入ってる。
Windows7 x64 上でDOS窓を開いて実行してみたら、「いくらなんでもこんなに古いプログラムには対応してねえよ!」と怒られた。DOS時代のプログラムだもんな…。
なので、仮想PCを起動できる VMware Player + Windows98 を起動して、そちらで試してみたり。 *1
仮想PC上の Win98 にファイルを持っていく方法で悩んだけれど、Win98 側で共有フォルダを作成して、Windows7 x64側からネットワークコンピュータ経由で Win98 側の共有フォルダを開き、ファイルをコピーしてみた。
MEGA-CD版シルフィードのCD-ROMを部屋の中から発掘。BDドライブに入れる。
VMware Player 側でBDドライブを握らせる。VMware Player の左上のメニューから、取外し可能デバイス → CD/DVD → 設定 → 物理ドライブを使用 → ドライブレターを選ぶ。Win98上ではDドライブに割り当てられた。
Win98上でDOS窓(コマンドプロンプト)を開き、hidoga.com -? を実行。ヘルプが表示された。
hidoga.com -M1 d:a00 を実行。
全画面表示で、MEGA-CD版シルフィードの背景動画が再生された。おお…動いてるわ…。これは面白いモノを教えていただけた…。感謝です。
ちなみに全画面表示と言っても、VMware Player 上で動かしてるから、VMware Player の画面ウインドウが小さくなるだけです。ホストOSが全画面になるわけではないので安心を。
_TRASYS/FSW_List
おそらくは、HIDOGA20.LZH てのがソレらしい。PC-98/PCAT用のプログラム。解凍すると、HIDOGA.COM と HIDOGA.DOC が入ってる。
Windows7 x64 上でDOS窓を開いて実行してみたら、「いくらなんでもこんなに古いプログラムには対応してねえよ!」と怒られた。DOS時代のプログラムだもんな…。
なので、仮想PCを起動できる VMware Player + Windows98 を起動して、そちらで試してみたり。 *1
仮想PC上の Win98 にファイルを持っていく方法で悩んだけれど、Win98 側で共有フォルダを作成して、Windows7 x64側からネットワークコンピュータ経由で Win98 側の共有フォルダを開き、ファイルをコピーしてみた。
MEGA-CD版シルフィードのCD-ROMを部屋の中から発掘。BDドライブに入れる。
VMware Player 側でBDドライブを握らせる。VMware Player の左上のメニューから、取外し可能デバイス → CD/DVD → 設定 → 物理ドライブを使用 → ドライブレターを選ぶ。Win98上ではDドライブに割り当てられた。
Win98上でDOS窓(コマンドプロンプト)を開き、hidoga.com -? を実行。ヘルプが表示された。
hidoga.com -M1 d:a00 を実行。
全画面表示で、MEGA-CD版シルフィードの背景動画が再生された。おお…動いてるわ…。これは面白いモノを教えていただけた…。感謝です。
ちなみに全画面表示と言っても、VMware Player 上で動かしてるから、VMware Player の画面ウインドウが小さくなるだけです。ホストOSが全画面になるわけではないので安心を。
◎ 感想。 :
改めて見てみると…。どう見ても動画ですな!
例えば、
再生してみるまでは、「内部では、実機が持ってるハードウェア的転送機能を利用していたステージも…ソレをエミュレートしている可能性も…」などと思ってたけど、いくつか動画を見ているうちに、各ステージに合わせて描画の仕組みを変えているとは思えないなと。どれも細かすぎる。どう見ても動画ですよね。
しかしそうなると、パッケージに描かれてる「リアルタイムポリゴン描画」って、一体どこで使われてるのだろう…?
ただの「ポリゴン描画」なら、「プリレンダリング中はポリゴン描画してましたよ?」と言い逃れもできるけど、「リアルタイムポリゴン描画」とまで書いちゃうと言い逃れできないよなあ…。おそらくどこかで部分的に使っているのだろうとは思うけど。嘘はついてなくても、仕組みが分かったら、「え? そこがソレ? …騙された!」みたいなことになりそうな。
さておき。パッケージをよく見てみると、
しかし、それでいて、
でもまあ、こうやって、お客さんに夢を見せてた時代もあったってことで。
当時に比べると、今は凄いよなあ。ガチでリアルタイム計算して、ゴイスな画面が次から次へと。もっとも、技術で夢を見せられる時代は既に…。でもないか。まだまだイケるか。未来の映像を思い浮かべながら、まだ全然足りてねえよ、もっとイケるよ、そう踏んでる人もたくさん居そう。
それはともかく。見ているうちに、「これはこれでスゴイ」と思えてきたり。宇宙船のモデリングや、地形のモデリング等、今の自分ですら(?)、このレベルで作れる気がしない…。しかも、手作業で各フレームにアタリをつけていったと聞いた記憶もあるし。作業量を想像すると吐きそう。よくまあ作ったもんだよなあ…。
例えば、
- 地球の表面の細かい模様
- 回転してる岩の、面の明度をディザで表現
- 宇宙船の表面の細かい凹凸
再生してみるまでは、「内部では、実機が持ってるハードウェア的転送機能を利用していたステージも…ソレをエミュレートしている可能性も…」などと思ってたけど、いくつか動画を見ているうちに、各ステージに合わせて描画の仕組みを変えているとは思えないなと。どれも細かすぎる。どう見ても動画ですよね。
しかしそうなると、パッケージに描かれてる「リアルタイムポリゴン描画」って、一体どこで使われてるのだろう…?
ただの「ポリゴン描画」なら、「プリレンダリング中はポリゴン描画してましたよ?」と言い逃れもできるけど、「リアルタイムポリゴン描画」とまで書いちゃうと言い逃れできないよなあ…。おそらくどこかで部分的に使っているのだろうとは思うけど。嘘はついてなくても、仕組みが分かったら、「え? そこがソレ? …騙された!」みたいなことになりそうな。
さておき。パッケージをよく見てみると、
- 4万画面を超える背景画像
- 独自のCG、動画技術による〜
しかし、それでいて、
- 3CPU完全並列動作による高速演算
でもまあ、こうやって、お客さんに夢を見せてた時代もあったってことで。
当時に比べると、今は凄いよなあ。ガチでリアルタイム計算して、ゴイスな画面が次から次へと。もっとも、技術で夢を見せられる時代は既に…。でもないか。まだまだイケるか。未来の映像を思い浮かべながら、まだ全然足りてねえよ、もっとイケるよ、そう踏んでる人もたくさん居そう。
それはともかく。見ているうちに、「これはこれでスゴイ」と思えてきたり。宇宙船のモデリングや、地形のモデリング等、今の自分ですら(?)、このレベルで作れる気がしない…。しかも、手作業で各フレームにアタリをつけていったと聞いた記憶もあるし。作業量を想像すると吐きそう。よくまあ作ったもんだよなあ…。
*1: 一応 VMware Player + WinXP でも試してみたのだけど、そちらだと怒られはしないものの、ヘルプメッセージが出なかった。
この記事へのツッコミ
[ ツッコミを読む(2) | ツッコむ ]
以上です。
TRASYSさんのHIDOGA.COMを個人的に解析してWin32アプリに移植したものがリンク先にあります。
動画の圧縮展開方式は、同梱のCソースを見ていただくのが早いかと思います。
ご参考まで…。
リアルタイムポリゴン描画は、自機・敵機など動くキャラクタに使用されているようですね。
背景は動画ですが、背景の当たり判定などもきっちり同期させており相当な技術となります。
動画と言っても動画再生チップが入っているわけでもないのでそのあたりの技術も自前でしょうし。
広告のキャッチコピーについては煽りも入っているでしょうけどもメガCDの中ではトップクラスの技術を持っているかと思います。
現代のプログラマに当時の開発機材だけで同じもの作れと言って作るのは相当骨が折れるでしょうね。